南日本新聞のウェブサイト373news.comです

メニューをとばして本文へ移動します

鹿児島県警隠ぺい疑惑...枕崎署員の盗撮事件は21日初公判 「異例の捜査経緯」元幹部が本部長を"告発"

2024年08月10日 06:03
鹿児島地裁は9日までに、トイレに侵入して女性を盗撮したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの罪で起訴された元枕崎署巡査部長の被告男(32)=枕崎市=の初公判を21日に開くと決めた。

起訴状などによると、被告は2023年3月から12月ごろまでの間、盗撮目的で県内の女性用トイレに侵入し、自身のスマートフォンを個室の隙間に差し込むなどして、同じ女性を計12回撮影したとされる。

県警によると、同年12月15日の盗撮容疑で、24年5月13日に逮捕した。捜査の中で19年9月から23年12月に起訴内容の12回を含め少なくとも80回盗撮していたことが判明した。枕崎署在任中は37回あり、うち9回は勤務中で捜査車両を使ったこともあったとされる。

この盗撮事件は、国家公務員法(守秘義務)違反の罪で起訴された前生活安全部長の被告男(60)が、24年6月5日に鹿児島簡裁であった勾留理由開示手続きで「野川明輝本部長が職員の犯罪行為を隠蔽(いんぺい)しようとした」と主張している事件の一つ。野川本部長は否定している。
  • [裁判] 記事一覧(最新 15 件)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /