化学物質過敏症情報(Chime版分子モデル表示)

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資料編 ∥ シックハウスで取り上げられる化合物の有機概念図 | 悪臭防止法規制22化合物

※(注記)2005年10月10日,ICSCデータへのリンクを修正しました。

●くろまる原因化合物の例(2002年1月までに厚生労働省が規制対象としてあげた12物質)
→ シックハウス〔室内空気汚染問題〕に関する検討会中間報告書－第8回～第9回のまとめについて(2002年02月08日)参照
※(注記)総揮発性有機化合物量(TVOC)の暫定目標値は400μg/m³

《分子モデル表示には,ChemscapeChimeが必要です → MDLまたは「動く分子事典」付録CD》

化合物名
または分類分子モデル室内濃度指針値^*

ホルムアルデヒド
(アルデヒド類) [埋込みオブジェクト:../chem3/hcho.mol]
ホルムアルデヒド〈メタナール〉
参考:ICSCデータ 100μg/m³
(0.08ppm)

アセトアルデヒド
(アルデヒド類)
※(注記)接着剤・防腐剤などに使用 [埋込みオブジェクト:ethanal.mol]
アセトアルデヒド〈エタナール〉
参考:ICSCデータ 48μg/m³
(0.03ppm)
NEW!

ノナナール
(アルデヒド類) [埋込みオブジェクト:nonanal.mol]
ノナナール未定
※(注記)暫定値は41μg/m³
(7.0ppb)

テトラデカン
(脂肪族炭化水素) [埋込みオブジェクト:tetradecane.mol]
テトラデカン 330μg/m³
(0.041ppm)

トルエン
(芳香族炭化水素) [埋込みオブジェクト:toluene.mol]
トルエン
参考:ICSCデータ 260μg/m³
(0.07ppm)

キシレン
(芳香族炭化水素) [埋込みオブジェクト:o_xylene.mol]
o-キシレン
参考:ICSCデータ [埋込みオブジェクト:m_xylene.mol]
m-キシレン
参考:ICSCデータ [埋込みオブジェクト:p_xylene.mol]
p-キシレン
参考:ICSCデータ 870μg/m³
(0.20ppm)

エチルベンゼン
(芳香族炭化水素) [埋込みオブジェクト:eb.mol]
エチルベンゼン
参考:ICSCデータ 3800μg/m³
(0.88ppm)

スチレン
(芳香族炭化水素) [埋込みオブジェクト:../chem2/st1.mol]
スチレン
参考:ICSCデータ 220μg/m³
(0.05ppm)

p-ジクロロベンゼン
(防虫剤,ハロゲン類) [埋込みオブジェクト:pdcb.mol]
p-ジクロロベンゼン
参考:ICSCデータ 240μg/m³
(0.04ppm)

フタル酸エステル類
(可塑剤) [埋込みオブジェクト:../env/new/dbp.mol]
可塑剤の例:フタル酸ジ-n -ブチル(DBP)
参考:「環境ホルモンリスト/可塑剤」,ICSCデータ 220μg/m³
(0.02ppm)

[埋込みオブジェクト:../env/new/dehp.mol]
可塑剤の例:フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)
参考:「環境ホルモンリスト/可塑剤」,ICSCデータ 120μg/m³
(7.6ppb)

クロルピリホス
(防蟻剤) [埋込みオブジェクト:chlorpyrifos.mol]
クロルピリホス
参考:農薬事典,ICSCデータ 1μg/m³
(0.07ppm)
※(注記)小児の場合は,
0.1μg/m³
(0.007ppm)

ダイアジノン
(殺虫・殺ダニ剤) [埋込みオブジェクト:../nouyaku/n51-2.mol]
ダイアジノン
参考:農薬事典,ICSCデータ 0.29μg/m³
(0.02ppb)

フェノブカルブ
(殺虫剤) [埋込みオブジェクト:../nouyaku/n4-2.mol]
フェノブカルブ〈BPMC〉
参考:農薬事典,ChemFinder情報(英文) 33μg/m³
(3.8ppb)
NEW!

* シックハウス〔室内空気汚染〕問題に関する検討会中間報告書－第4回～第5回のまとめ(厚生省,2000年12月22日),第6回～第7回のまとめ(2001年07月24日)および第8回～第9回のまとめ(2002年02月08日) NEW! より。ppmは25°Cでの換算値。
今後はアセトアルデヒド,フェノブカルブの指針値を検討し,C₈-C₁₆脂肪族飽和直鎖炭化水素,C₈-C₁₂脂肪族飽和直鎖アルデヒドについても検討することになっている。 → [続報]接着剤や防腐剤に使われるアセトアルデヒドが48μg/m³(0.03ppm),殺虫剤のフェノブカルブが33μg/m³(3.8ppb)と決定(2002年02月24日,朝日新聞)。 → 第8回シックハウス〔室内空気汚染〕問題に関する検討会議事録(厚生労働省,2001年10月11日)
※(注記)居住環境中の揮発性有機化合物の全国実態調査について(厚生省,2000年12月14日),室内空気汚染に係るガイドライン〔案〕に対する意見の募集結果について(同,2000年12月15日)もご参照ください。

【参考】

NHK,朝のニュースの小特集「化学物質過敏症」,2000年02月08日(7:49頃～)

番組で取り上げられた化学物質(※(注記)ICSCデータは国立医薬品食品衛生研究所へ)
発生場所使用目的
化合物(クリックでChime版分子表示)

室内濃度指針値^*
※(注記)最新データは上表

化合物データ
(ICSCデータへ)

床接着剤ホルムアルデヒド(上図) 30分平均値0.1mg/m³(0.08ppm)以下
〔厚生省・1997年,資料〕－

畳防虫シートフェニトロチオン－データ

フェンチオン－データ

畳床ホルムアルデヒド(上図) 30分平均値0.1mg/m³(0.08ppm)以下－

スチレン(C₈H₈) －データ

土台防蟻剤ペンタクロロフェノール(C₆HCl₅O) －データ

木材保存剤トリクロロエチレン(C₂HCl₃) －データ

壁溶剤メチルイソブチルケトン(4-メチル-2-ペンタノン,C₆H₁₂O) －データ

塗料トルエン(上図) 0.07ppm以下〔厚生省案・2000年〕データ

キシレン(上図) 0.2ppm以下〔厚生省案・2000年〕 o-,m-,p-

クローゼット接着剤ホルムアルデヒド(上図) 30分平均値0.1mg/m³(0.08ppm)以下－

防虫剤 p-ジクロロベンゼン(C₆H₄Cl₂) 0.04ppm以下〔厚生省案・2000年〕データ