町長室から

むかわ町長写真

新年度を迎えて

少しずつ暖かさも増して、春の訪れを感じる中、新年度がスタートしました。

昨今、日本国内においては自然災害が頻発化しており、特に気候変動の影響は甚大で、夏は記録的な暑さや大雨が頻発し、冬は局地的な豪雪の危険性が高まるなど、地球規模で非常に危機的な環境悪化を引き起こしております。

また、山地災害では、今年の2月に岩手県、3月には愛媛県・岡山県において大規模な山火事が発生しております。被災された方々に対しお見舞いを申し上げます。

さて、我が国の社会情勢に目を向けますと、経済情勢では度重なる物価高騰に賃金上昇が追いつかず、人口減少や少子高齢化は止まる気配がなく、いわゆる「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となる、「2025年問題」の年を迎える中で、今後の社会保障制度等のあり方が大きな課題となります。

このような状況を踏まえ、令和7年度は次の3つを重要な視点と捉え、町政運営に臨んでまいります。

まず1点目は、まちの最上位計画である「第2次むかわ町まちづくり計画」の後期計画の策定についてです。前期計画の着実な実施と検証、そして今後の社会・経済情勢等を踏まえ、効果的・効率的で持続可能なまちづくりへ、つなげることが重要になります。

また、自然災害の頻発化や激甚(げきじん)化を想定した、北海道で初めての策定となる「むかわ町事前復興計画」は、未来のまちづくりを先取りした計画でもあり、本町で策定している各種計画に関連させ、様々な分野において災害に強いまちづくりを進めてまいります。

2点目は、温室効果ガス削減を目指す、「GX(グリーントランスフォーメーション)」と、デジタル技術を活用して町民皆さんの利便性向上を目指す、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」への対応についてであります。
これらの社会課題への対応は、一人ひとりから始める意識と、理解の浸透が何より大事なことから、まち全体で更なる啓発と、気運の醸成を図ってまいります。

3点目は、共に創るまちづくりについてであります。官民連携による地域課題や社会課題の解決を目指し、様々な民間事業者や大学などとの、包括連携協定を活かしながら、新たな官民連携ネットワークを構築することで、全国的なモデルケースとなるよう、先進的な取組の創出に努めてまいります。

結びに
むかわ町は今年度で誕生20周年の節目の年を迎えることとなります。先人たちの夢や努力に思いを巡らせるとともに、まちの理念「人と自然が輝く清流と健康のまち」を基本に、まちの将来像「人とつながる、笑顔でつながる、未来につながるまち むかわ」の実現に向け、これまで結んできている様々な「つながり」と、多くの皆さんとの「関わりしろ」を大切にしながら、中長期的な視点を持って、地域の実情にあった施策を進めてまいります。

合併から20年、コロナ禍を経験し、震災から7年目の春を迎えようとしている今、社会課題が複雑化する中、まちの宝である子どもたちの未来の扉を開くために、創意工夫を欠かすことなく、歴史や伝統の継承と創造的復興、新たな価値づくりへの地方創生を目指し、全力を尽くしてまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

令和7年(2025年)4月
むかわ町長 竹 中 喜 之

ようこそ むかわ町へ

ようこそ むかわ町へ

“人と自然が輝く清流と健康のまち むかわ” へようこそ

<むかわ町を訪れる皆様へ>

むかわ町は、道央圏の南方に位置し、札幌市や空の玄関・千歳市、海の玄関・苫小牧市にも近く、東西及び北部は日高山脈系に囲まれ、南は雄大な太平洋に面し、全国でも屈指の清流度を誇る一級河川鵡川がまちの中心を縦走しており、豊かな自然環境に恵まれた風光明媚なまちです。また、清流として名高い鵡川の水は、米どころとしても有名なむかわの米づくりをはじめ、メロン、ししゃもなど様々な特産品を生み出しています。

さらに時代を遡ると、中生代後期白亜紀に生息し、北海道の天然記念物に指定された首長竜「ホベツアラキリュウ」の化石をはじめ、海と陸の古生物化石が多く発見されています。中でも、穂別地区で発見されたハドロサウルス科恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス(通称:むかわ竜)」の化石は、日本最大の恐竜全身骨格化石として大きな話題を呼んでおり、本町ではこれらの貴重な化石を活かしたまちづくりを進めております。

観光では、春に鵡川橋上流の河川敷にたんぽぽの花が咲き誇る「たんぽぽ公園」や、秋には山の紅葉と水面に映り込んだコントラストが美しい穂別ダムなど、四季折々に彩る名所をお楽しみいただけます。また、かつて森林造材が盛んだった頃の原木流送を再現した競技や花火大会で賑わう「流送まつり」や高品質の地元食材や旬のグルメなどを堪能できる「むかわグルメフェスタ」など、豊かな自然や多彩な食のイベントも多く開催されます。

このような歴史、文化、観光など、むかわ町の魅力に触れていただき、一度ならず二度三度と足を運んでいただくことで、訪れる皆様と関わりを深め、関係・関心人口に着目してむかわ町の「ファン」を増やしたいと思います。そのために、まちの魅力とおもてなしの心に磨きをかけながら、皆様のお越しを楽しみにしております。

<むかわ町民の皆様へ>

平成30年北海道胆振東部地震の甚大な被害に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大など、本町を取り巻く社会経済情勢は大きく変化する中、令和3年度から第2次むかわ町まちづくり計画に基づき、震災にもコロナ禍にも負けない防災を起点としたまちづくりが始まっています。

同計画では、「人と自然が輝く清流と健康のまち」を普遍の理念として、10年後に目指すまちの将来像を「人とつながる、笑顔でつながる、未来につながるまち」と定め、多様な「つながり」を大切にしたまちづくりを推進しています。

「人とつながる、笑顔でつながる、未来につながるまち」の実現に向け、町民の皆さんと共に創りあげる「共創」の視点で、同計画で設定した5つの基本方針、重点プロジェクトを着実に進め、「ヒト・モノ・コト・トキ」のつながりを力に変え、新しい時代の流れを掴み、人口減少社会においても賑わいと豊かさを実感できるまちづくりに全力で取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。



むかわ町長 竹中 喜之


主な略歴等

年月 略歴
昭和28年6月 大分県別府市で出生
昭和51年3月 北見工業大学卒業
昭和51年4月
〜平成11年1月
鵡川町役場勤務
平成11年5月 鵡川町議会議員初当選(以来4期連続当選)
平成18年5月
〜平成25年12月
むかわ町議会議長
平成26年3月 むかわ町長就任(現在、3期目)
任期 令和4年3月23日から令和8年3月22日
趣味
ノルディックウォーキング、笑いヨガ
好きな言葉 ありがとう


コラム-笑顔の窓-

町長スケジュール

(注記) 令和7年11月25日現在のスケジュールです。
(注記) スケジュールは変更・キャンセルとなる場合があります。詳細は総務財政課総務グループまで。

月日 曜日 時間 行事(11月末〜12月末) 場所
11/25 火

11:00
16:00

来客対応(苫小牧民報取材)
日本総合研究所 藻谷浩介主席研究員講演会 庁舎内
26 水 13:30
18:30 来客対応(日本国土開発株式会社)
復興拠点施設等整備事業II 町民説明会 庁舎内
27 木 16:00 総合教育会議
28 金 10:30
13:30 来客対応(日本旅行株式会社)
令和7年度演芸発表会 庁舎内
町 内
29 土 11:00 勝部けんじ国政報告会 札幌市
30 日
12/1 月 13:00 情報通信基盤利用促進協議会総会 札幌市
2 火 11:00
13:00 来客対応(NTT東日本北海道事業部ほか)
来客対応(NEXCO東日本帯広管理事務所長) 庁舎内
3 水 13:30 定例課長等会議 庁舎内
4 木
5 金
6 土
7 日
8 月
9 火
10 水 10:30 入札会
11 木
12 金 10:00
14:00 議会運営委員会
臨時課長等会議
13 土
14 日 13:00 東胆振1市4町によるレッドイーグルス北海道応援企画 苫小牧市
15 月
16 火
17 水
18 木 10:00 町議会定例会
19 金 10:00 町議会定例会
20 土
21 日
22 月
23 火 10:00 衛生組合議会
24 水
25 木
26 金 17:30 令和7年度歳末警戒(防犯・交通安全)鵡川地区街頭啓発 庁 内
27 土
28 日
29 月
30 火
31 水
1/1 木
2 金
3 土
4 日

交際費

お問合わせ先

総務財政課 総務グループ
所在地/〒054-8660 北海道勇払郡むかわ町美幸2丁目88番地
電話番号/0145-42-2411 FAX/0145-42-2711 E-mail/soumu@town.mukawa.lg.jp

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