崎山(さきやま)長崎県

生物育む畑地の生け垣

草地が広がる鬼岳東麓(ろく)の畑作地帯。現在も葉タバコ栽培が続く。防風のため畑を囲う石垣と生け垣は、生き物の暮らしの場にも。

  • 交通:長崎道長崎ICから長崎港まで車5分、JR長崎駅から長崎港まで車5分、長崎港から福江港までフェリー205分・ジェットフォイル85分、港から車で20分
  • 特産:五島牛、五島茶、ツバキ油
  • 直売:いきいき五島(魚介類も充実)0959-74-1900
  • 宿問い合わせ:五島市観光協会 0959-72-2963
  • 車ナビ:1016525728*31(崎山出張所)
  • 関連ウェブサイト:五島市観光協会

※(注記) 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※(注記) 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2016年10月03日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2016年10月号から

早春彩る奇祭とツバキ

五島(ごとう)列島西端の福江島は、韓国の済州島までわずか200kmほど。崎山地区は、福江島の東側にある鬼岳(標高315m)のふもとの里だ。

早春の福江島はツバキ一色となる(朝日新聞)

早春の福江島はツバキ一色となる(朝日新聞)



崎山では1月に「ヘトマト」と呼ばれる奇祭、2月には特産のツバキの開花期に合わせた「五島椿まつり」があり、早春を迎える島がにぎやかに彩られる。

「ヘトマト」の語源は不明だが、大漁・豊作と子孫繁栄を願う行事で、国の重要無形民俗文化財。祭りの圧巻は、体にススを塗った締め込み姿の若者たちが全長3mもある大わらじを担いで練り歩き、未婚の女性を見つけると上に乗せて胴上げする場面だ。かつては住民だけの祭りだったが、最近はこれを目当てに訪れる観光客も増えているという。

(グリーンパワー2016年10月号から転載)

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