くらしが育んだ「里」を未来へ
人々のくらしに育まれてきた健やかで美しい「にほんの里」100選。
各地のニュースや活動、特色や所在地――里からの発信をお届けします。
ナベヅルのねぐら整備、子どもとのホタル増殖、独居老人の安全確認ポストなど、人と生き物を大切にする地域づくりを進める。
※(注記) 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。
※(注記) 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。
2017年04月10日
「米川ゆずの会」のメンバーらによってユズの苗木が植えられた(朝日新聞)
特産品づくりや自然再生
下松市の最も北に位置する中山間地だ。米川地域づくり連絡協議会を設けて、独居老人の安全確認に代表される支え合い・助け合いのコミュニティ運営が進む。眺望の良い大将軍山(486m)の元日登山や、打ち上げ花火などを楽しめる米泉湖(べいせんこ)のサマージャンボリーなどのイベントは、地域ボランティアの力で続けられている。
新しい農産物を育てようと、休耕田を活用してユズの苗木を100 本以上植え付けてきた。そろそろ本格的な収穫の時期を迎えるため、これを使った特産品づくりを目指す。たくさんの水生昆虫がくらすビオトープや、ナベヅルが休むねぐらの整備といった自然再生の取り組みも盛んだ。