古利根川水循環センター

施設の紹介

下水管を通って水循環センターに流れてきた下水は、汚水ポンプで沈砂池へ汲み上げられ、最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池、消毒設備を通り、安全できれいな水にして川に放流します。

名称主要設備能力

沈砂池汚水沈砂池 3池 -

汚水ポンプ汚水ポンプ 4台 ×ばつ80k×ばつ3台
×ばつ100kw

送風機送風機 4台 ×ばつ250k×ばつ3台
×ばつ210kw

水処理施設 1,2系列標準活性汚泥法
3系列凝集剤添加ステップ流入式多段硝化脱窒法 75,000m3/日

▲さんかく沈砂池
下水管ではこばれてきた下水は、一番はじめにこの池に入り、下水中に含まれる砂や大きなゴミを取り除きます。
▲さんかく汚水ポンプ
地下深くまで流れてきた下水を汲み上げます。ポンプ4台最大で7,620m3/hの下水を汲み上げます。

▲さんかく最初沈殿池
汚れた水を約2時間程度かけて静かに流し、小さなゴミやドロを沈めて、沈殿物とうわ水に分けます。 ▲さんかく反応タンク
微生物(びせいぶつ)がたくさんいるドロ(活性汚泥(かっせいおでい))と最初沈殿池から送られたうわ水を混ぜて、約7時間かけて汚れを沈みやすいかたまりにします。

▲さんかく最終沈殿池
反応タンクから送られた水を、約2.5時間かけてゆっくり流し、活性汚泥を沈めて、きれいな水を取出します。 ▲さんかく送風機
微生物の働きを活発にするため、反応タンクにたくさんの空気を送っています。

▲さんかく高速繊維ろ過設備
処理水をろ過して、キレイにした水を処理場内で再利用しています。 ▲さんかく放流口
消毒設備で、滅菌された処理水を河川(中落堀川)へ放流しています。

この施設では、水処理の過程で発生した汚泥を、濃縮、脱水して水分を取り除いた後、焼却炉で燃やして灰にします。

名称主要設備能力

汚泥濃縮機ベルト型濃縮機 3台 ×ばつ3台

汚泥脱水機遠心脱水機 3台 ×ばつ3台

汚泥焼却炉循環式流動焼却炉 50t/日(灯油)

▲さんかく汚泥濃縮機
水処理施設からでる汚泥は水分が99%以上も
あるため、濃縮して水分を97%程度まで減ら
します。
▲さんかく汚泥脱水機
さらに汚泥を絞って、水分を75%程度まで減らします。このような状態の汚泥を脱水ケーキと呼びます。

▲さんかく汚泥搬送設備
脱水された汚泥ケーキを、搬送設備(ベルトコンベヤ)により焼却炉まで運びます。 ▲さんかく汚泥焼却炉
汚泥ケーキを、焼却炉で約850度の高温で焼却し、焼却灰にします。焼却灰は、セメント原料等に有効利用されます。

下水の流れる管で、地中に埋設されています。一部は、圧送管になっています。

幹線名全体計画

菖蒲第一幹線管径:500〜1,500mm 延長:9,840m

菖蒲第二幹線管径:600mm 延長:1,770m

鷲宮幹線管径:700〜1,800mm 延長:4,910m

栗橋・大利根幹線管径:450〜1,200mm 延長:13,600m

古利根川水循環センターでは、下水処理水が流れる水循環センター内の水路「せせらぎ」にてホタルを飼育しています。毎年7月には「ホタル観賞会」を開催しています。

▲さんかくホタル舎 ▲さんかく管理本館から望むホタル舎