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スギヒラタケ

更新日:平成26年9月25日

スギヒラタケは、キシメジ科スギヒラタケ属のきのこで、栽培は行われておらず、スギ等の切り株・倒木に夏から秋にかけて発生します。
平成16年と19年にスギヒラタケ摂取者に急性脳症を疑う事例が発生したことなどから、スギヒラタケと急性脳炎の関係について研究を進めてきたところ、スギヒラタケの成分が急性脳症発生の原因となる可能性を示唆する成果が得られました。このため、スギヒラタケを摂取しないようお願いします。

(「スギヒラタケは食べないで!」(消費・安全局)をご参照ください)

URL:https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/sugihira_take.html

スギヒラタケ1
(写真提供:菌蕈研究所)
スギヒラタケ2
(写真提供:菌蕈研究所)
スギヒラタケ3
(写真提供:新潟県森林研究所)

スギヒラタケ4
(写真提供:新潟県森林研究所)

スギヒラタケの特徴

  • 夏から秋にかけてスギ、アカマツ等の針葉樹、とくにスギの古い切り株・倒木に多数重なり合って生えます。
  • スギヒラタケが生える木は、かなり腐朽が進んだ木が多く、表面は、コケや藻類で覆われていることが普通です。このため、発生した木を見てもスギかどうかわからないこともあります。
  • 色は白色、傘はほとんど無柄で、初めはほぼ円形であるが、次第に生長して耳形〜扇形、あるいはへら形となり、径2〜6cm、基部に毛があり、ふちは内側に巻く。肉は質薄く白色。ひだは幅狭く、極めて密、しばしば分枝します。
  • スギヒラタケは、スギの古い切り株や倒木に、秋、白色、耳形・扇形(ひらたけ型)、多数重なり合って発生するきのこです。

主な関係機関の連絡先

独立行政法人森林総合研究所(つくば市) 029-873-3211
(一財)日本きのこセンター菌じん研究所(鳥取市) 0857-51-8111
(一財)日本きのこ研究所(群馬県桐生市) 0277-22-8165
北海道立総合研究機構林産試験場 0166-75-4233
青森県産業技術センター林業研究所 017-755-3257
岩手県林業技術センター 019-697-1536
宮城県林業技術総合センター 022-345-2816
秋田県農林水産技術センター森林技術センター 018-882-4511
山形県森林研究研修センター 0237-84-4301
福島県林業研究センター 024-945-2160
公益社団法人福島県森林・林業・緑化協会 024-947-2188
茨城県きのこ博士館 029-297-0198
茨城県県北農林事務所常陸太田林業指導所 0294-80-3370
茨城県県北農林事務所大子林業指導所 0295-72-1565
茨城県県央農林事務所水戸林業指導所 029-231-2079
茨城県県央農林事務所笠間林業指導所 0296-72-1174
茨城県鹿行農林事務所鉾田林業指導所 0291-33-4123
茨城県県南農林事務所土浦林業指導所 029-822-7087
茨城県県西農林事務所筑西林業指導所 0296-24-9176
栃木県林業センター 028-669-2211
群馬県林業試験場 027-373-2300
千葉県農林総合研究センター森林研究所 0475-88-0505
東京都農林水産振興財団 042-528-0538
新潟県森林研究所きのこ・特産課 0254-72-1173
富山県農林水産総合技術センター森林研究所 076-483-1511
石川県林業試験場 076-272-0673
福井県総合グリーンセンター林業試験部 0776-67-0002
山梨県森林総合研究所 0556-22-8001
長野県林業総合センター 特産部 0263-52-0600
岐阜県森林研究所 0575-33-2585
静岡県農林技術研究所 森林・林業研究センター 053-583-3121
静岡県東部農林事務所きのこ総合センター 0558-72-1135
愛知県森林・林業技術センター 0536-34-0321

きのこアドバイザー(全国に登録者280人事務局は日本特用林産振興会[03-3293-1197])等

スギヒラタケQ&A

スギヒラタケについては、平成16年と19年にスギヒラタケ摂取者に急性脳症を疑う事例が発生したことなどから、スギヒラタケと急性脳炎の関係について研究を進めてきたところ、スギヒラタケの成分が急性脳症発生の原因となる可能性を示唆する成果が得られました。このため、スギヒラタケを摂取しないようお願いします。
スギヒラタケについて質問が寄せられていますので、Q&Aをまとめました。

Q1 スーパーできのこがたくさん販売されていますが、スギヒラタケと間違うことはありませんか。

しいたけ、なめこ、えのきたけ、ひらたけ、ぶなしめじ、まいたけ、エリンギやまつたけなど数多くの種類のきのこが、スーパー等で販売されています。
これらのきのこがスーパー等で販売される場合は、しいたけやひらたけ等の一般的な名称が必ず表示されていますので、表示を確認すれば、間違うことはありません。
また、これらのきのことスギヒラタケは、次のとおり、しいたけとえのきたけが違うように、属が異なる全く違うきのこです。

主な食用きのこの分類

主な食用きのこの分類

Q2 ひらたけは、スギヒラタケと名前が似ているので食べるのを控えた方が良いのでしょうか。

ひらたけとスギヒラタケは、科が異なる全く別なきのこです。
スギヒラタケは栽培できないのに対し、ひらたけは世界各地で栽培され、最もポピュラーでおいしいきのこの一つとして大量に生産され食されていますので、安心して食べて下さい。
また、ひらたけは、スーパー等の店頭で一般的に販売されており、傘が小さいものと大きいものがあり、傘の色は小さいものは暗灰褐色で、傘が大きくなるにつれ灰褐色、灰色などと薄くなります。
なお、スーパー等店頭での販売に際しては「ひらたけ」、「ヒラタケ」と表示されていますので安心して購入できます。

ヒラタケ(ヒラタケ科-ヒラタケ属)

ヒラタケ1 ヒラタケ2

スギヒラタケ(キシメジ科-スギヒラタケ属)

スギヒラタケ3

Q3 スギヒラタケは地域によってどのような呼ばれ方をしていますか。

スギヒラタケは、地域によってはスギカノカ、スギカヌカ、スギモダシ、スギナバといった名前で呼ばれています。

お問合せ先

林政部経営課特用林産対策室
担当:特用林産指導班
代表:03-3502-8111(内線6086)
ダイヤルイン:03-3502-8059

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