水質調査結果

観測値別水質結果一覧

川内川水系水質状況(速報)について(令和6年9月17日時点)

調査の項目及び調査結果の速報値についてご紹介します。

観測地点一覧図

観測地点一覧


用語の解説

基準関連

環境基準

環境基準とは、大気・水・土壌・騒音について、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で、維持されることが望ましい基準です。 人の健康等の最低限度を維持するための基準(規制値)ではなく、 公害防止のための行政上の目標値となっています。

類型

水質汚濁に係る環境基準は、人の健康の保護に関する環境基準(健康項目)と生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)に分かれています。 このうち、健康項目については、全ての公共用水域で 一律の環境基準となっていますが、生活環境項目については、河川、湖沼、海域ごとに、いくつかの類型(環境基準)が設定されており、 個々の公共用水域について、その利水目的を勘案して個別に類型 が当てはめられています。川内川本川の定期的な水質調査地点では、河川の類型はAとされています。

指標関連

pH 水素イオン濃度

水の酸性・中性・アルカリ性の度合いを表します。pHが7のときに中性で、それより値が大きいとアルカリ性、値が小さいと酸性となります。 河川水では通常7付近ですが、海水や温泉水の混入、流域の地質、人為的な汚染、植物プランクトンの光合成などにより、酸性あるいはアルカリ性になることがあります。 河川では、通常pH6.5〜8.5が生物の生育に適しており、環境基準の値とされています。

BOD 生物化学的酸素要求量

水中の有機物が微生物の働きによって分解されるときに消費される酸素の量のことで、河川の有機汚濁を測る代表的な指標です。 通常は、20°Cで5日間、暗所で消費される量を指します。BODの値が少ないほど、良い水質である事の目安の一つとなり、2mg/L以下が環境基準の値とされています。

SS 浮遊物物質量

水中に浮遊または懸濁(けんだく)している直径2mm以下の粒子状物質の量のことで、沈降性の少ない粘土鉱物による微粒子、 動植物プランクトンやその死骸・分解物・付着する微生物、下水、工場排水などに由来する有機物や金属の沈殿物が含まれます。 浮遊物質が多いと透明度等の外観が悪くなるほか、魚類のえらをふさいで死なせたり、水中植物の成長を阻害するため、 SSの値が少ないほど、良い水質である事の目安の一つとなります。 25mg/L以下が環境基準の値とされています。

DO 溶存酸素

水中に溶けている酸素量のことで、河川や海域での自浄作用、魚類をはじめとする水生生物の生活には不可欠なものです。 酸素の溶解度は、気温、気圧、塩分等の条件に影響され、水温が高いと小さくなり、またきれいな水ほどその条件での飽和量に近い量が含まれます。 DOの値が多いほど、良い水質である事の目安の一つとなり、7.5mg/L以上が環境基準の値とされています。

大腸菌群数

大腸菌及び大腸菌によく似た性質の菌の多さを示す指標の一つです。水中の大腸菌群数は、糞便汚染の指標として、広く用いられています。 大腸菌群自身は、普通、病原性はなく、大腸菌群が検出されたからといって直ちにその水が危険であるとはいえません。 大腸菌群数の値は少ないほど、良い水質である事の目安の一つとなり、1,000MPN/100mL以下が環境基準の値とされています。

総窒素

水中に含まれる窒素化合物の量です。総窒素の値が高すぎると、富栄養化の原因の一つになります。総窒素の値が少ないほど、 良い水質である事の目安の一つとなります。

総リン

水中に含まれるリン化合物の量です。総リンの値が高すぎると、富栄養化の原因の一つになります。総リンの値が少ないほど、 良い水質である事の目安の一つとなります。

透視度

水がどのくらい透明かを知る目安です。透視度計を用いて測定され、値が大きいほど透明であることを示しています。 ただ、水を汚す成分には透明なものもありますので、透明だから水がきれいとは限りません。

水質

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