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一番茶を適期(出開度70%前後)に摘採した場合でも、その後に遅れ芽が発生します。この遅れ芽を放置しておくと次の二番茶摘採時期には硬葉となって二番茶芽に混入し、品質低下につながります。したがってこの遅れ芽を除去することがこの作業の目的です。
一般的に適期摘採された場合、摘採後7〜10日後に整枝を行うとその後の遅れ芽発生も少ないようです。しかし、早期に摘採(みる芽摘み)した場合は遅れ芽の発生量も多いため、出揃うまで少し遅らせた方がよいようです(経営上はこの遅れ芽を製茶して柳茶として出荷することが可能です)。
基本的には一番茶を摘採した高さ(摘採面)で整枝します。乗用型摘採機では摘採高を数値的に設定できるタイプも多いので、一番茶を摘採した高さを茶園毎に記録しておき、同じ高さで整枝できるようにしておきましょう。また、可搬式摘採機などで粗雑に整枝したため、同じ茶園でも高さが不均一になると次の二番茶芽の発生も不揃いとなりますので、均一な高さを保ってならしを行いましょう。
均一な高さを保つため、摘採時と同様丁寧に行うことが基本です。