このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。
- facebook
- facebook share
- twitter
- google plus
- line
平成21年02月10日
栽培管理の工夫
(1)摘採
- ほ場毎に整枝の高さと方向を記録しましょう。
- 整枝の高さを確認後、摘採高を調整しましょう。また、1メートルほど摘採して、高さを再確認しましょう。
- 摘採する方向は、整枝の方向に従いましょう。
- 茶園毎に定めた方向に、摘採を行うと芽のそろいが良く、摘採精度も向上します。また、摘採・整枝のための進入は、真っ直ぐ行いましょう。
- 摘採導線には、隣の畦に順番に入っていく方法のほか一畦飛ばす方法等があります。一畦飛ばしは旋回を大きくできるので、進入角度を真っ直ぐにしやすいのが特長です。回転式は、復路が比較的揃うので、茶葉搬出が容易にできます。
ほ場名
作業日
作業名
高さ
方向
1号
3月15日
化粧均し
60.5
北
1号
5月5日
一茶摘採
62
北
2号
3月16日
化粧均し
60
南
2号
5月6日
一茶摘採
63
南
ほ場別摘採せん枝高さ表(例)
一畦飛ばし
一畦飛ばし
回転式
回転式
- 摘採速度は、茶芽の伸び具合にあわせて決定します。刈り急ぎは摘採面が乱れ、詰まりの原因になります。
- 新しい収容方式として、コンテナ式乗用摘採機が登場しました。茶葉の収容に茶袋を使わず、箱(コンテナ)に収容するタイプです。
- 摘採時における茶袋の交換、搬出は時間がかかり、労働強度の高い作業でしたが、コンテナ式乗用摘採機により袋替え作業が省略できるため、さらに摘採能率が向上しました。
- コンテナ式乗用摘採機の場合、茶葉の搬送方法、茶工場の荷開け方法を変更する必要があります。具体的には、ダンプ式のトラックや茶工場での地下生葉ピットがあると便利です。
(2)防除
- 乗用防除機は、3畦を同時に防除できます。
- 防霜ファン柱等に注意して作業を行いましょう。また、300〜500リットルのタンクを左右に搭載しますので傾斜地での作業には十分注意しましょう。特に急停車は、タンクの溶液の揺れで転倒する危険があります。また、防除機とは別に、薬液調合を行うサブタンクを用意すると効率的です。乗用摘採機では、作業能率の向上により適期に防除でき、付着精度も高まるため、薬液を2〜3割削減できるという事例(平成9年 四日市鈴鹿地域農業改良普及センター調べ)もあります。環境にやさしいコスト削減を目指しましょう。
[
画像:薬液を調合したサブタンクから乗用防除機へ投入]
薬液を調合したサブタンクから乗用防除機へ投入
(3)深耕
- 乗用式の茶園管理機による踏圧の影響が懸念される場合もありますので、深耕により土の物理性改善を行いましょう。サブソイラー方式は、地面の凹凸を抑えつつ、地面より30センチメートル程度(通常のカルチでは、10センチメートル程度までが限度)までを柔らかくします。よって、地面の凹凸による次の作業への影響は少ないようです。
<<戻る 次へ>>
ページID:000052631