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愛知県は、全国に先駆けて2016年度から自動運転の実証実験を積み重ね、自動運転技術の向上とともに、ビジネスモデルの構築や社会的受容性の醸成を図ってまいりました。
本年度も、社会実装に向けた取組を更に深化させ、技術面、安全面、事業面からの検証を行うことで交通事業者等が実運行で再現可能なビジネスモデルの構築を目指し、3地域で実証実験を行います。
中部国際空港島及びその周辺地域では、中部国際空港連絡道路を含むルートで2か月に渡り一般客を乗せた定期運行(毎週日曜日)を行うほか、モリコロパーク(愛・地球博記念公園)では、将来の無人自動走行を想定し、障害物の自動回避や起伏の影響等を検証します。また、名古屋市内では、都心の道路環境に対応したスムーズな自動走行の検証を行うことで、実装に向けた取組を加速します。
以下の3地域(常滑市、長久手市、名古屋市)において実施
| モデル類型※(注記)1 | ショーケース※(注記)2 | 集客施設 | 都心 |
|---|---|---|---|
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実証地域等(予定) |
常滑市 | 長久手市 | 名古屋市 |
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イオンモール常滑〜中部国際空港(中部国際空港連絡道路含む) |
モリコロパークの外周園路 |
名古屋駅付近とイオンタウン千種を結ぶ若宮大通を中心としたルート | |
| 公道 | 閉鎖空間 | 公道 | |
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実証テーマ |
一般客向けの定期運行 | 将来の無人自動走行に向けた検証 | 都心の道路環境に対応したスムーズな自動走行 |
| 特徴 |
○しろまる一般客向けに2か月にわたり運行 ○しろまる小型バス車両の自動走行性能の向上 ○しろまる長期間の運行による風雪等への対応 |
○しろまる外周園路の自然環境等に対応した自動走行技術の検証 ○しろまる無人自動走行に向けた遠隔監視体制の構築 |
○しろまる名古屋駅とSTATION Ai(鶴舞)を自動運転車で結ぶモビリティサービスへつなげる。 ○しろまる幹線道路の車速に対応した自動走行 ○しろまる交通量の多い中での右左折等の自動化 |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社に事業委託
同社を幹事会社とする企業グループで事業実施【7社】
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参加予定企業名 |
主な役割 |
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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 (幹事) |
事業統括、車両調達等 |
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株式会社NTTドコモ |
遠隔管制システム※(注記)3の提供、AI/ネットワークソリューションの提供 |
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| 株式会社東海理化 | 遠隔管制の映像を統合するシステムの提供 | |
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先進モビリティ株式会社 |
自動運転バス車両の提供、走行調律作業の実施 |
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名鉄バス株式会社 |
遠隔管制者、交通事業者としての運行支援 |
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愛知道路コンセッション株式会社 |
中部国際空港連絡道路において磁気マーカシステムを敷設した道路環境の提供 |
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中部国際空港株式会社 |
実証実験場所の提供 |
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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社に事業委託
同社を幹事会社とする企業グループで事業実施【5社】
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参加予定企業名 |
主な役割 |
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|---|---|---|
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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 (幹事) |
事業統括、通信環境構築、ネットワークソリューションの提供、遠隔管制者、車両調達等 |
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アイサンテクノロジー株式会社 |
自動運転車両の提供、3Dマップの作成、遠隔管制者、車内保安員、走行調律作業の実施 |
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株式会社ティアフォー |
遠隔管制システムの提供 |
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岡谷鋼機株式会社 |
社会実装に向けたアドバイス |
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損害保険ジャパン株式会社 |
自動運転リスクアセスメント |
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WILLER株式会社に事業委託
同社を幹事会社とする企業グループで事業実施【4社】
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参加予定企業名 |
主な役割 |
|---|---|
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WILLER株式会社(幹事) |
事業統括、将来的なサービスモデルの検討 |
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株式会社モービルアイジャパン※(注記)4 |
自動運転車両の提供、走行調律作業の実施、車内セーフティドライバー |
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名鉄バス株式会社 |
交通事業者としての実証支援 |
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イオンタウン株式会社 |
地域事業者としての実証支援 |
PwCコンサルティング合同会社に事業委託
実証実験を行う各ルートにおいて、ビジネスモデル調査として、(1)安全性・リスクの分析、(2)事業性の分析、(3)社会的受容性の分析、(4)法的課題の分析、(5)各地域の実装主体の特性に応じたビジネススキームの具現化、(6)実装に向けてのチーム内調整、(7)実装までのロードマップの作成を行う。
以下の車両を使用する。
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実証地域等 |
車両 |
イメージ |
説明 |
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|---|---|---|---|---|
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ショーケース |
イオンモール常滑〜中部国際空港 |
小型バス車両 (1台) |
●くろまる小型バス「ポンチョ(日野自動車)」をベースとした車両 ●くろまる自動運転システムの特徴 |
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集客施設 |
モリコロパーク |
小型バス車両 (1台) |
GSM8 |
●くろまる小型EVバス「GSM8(タジマモーターコーポレーション)」をベースとした車両 ●くろまる自動運転システムの特徴 |
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都心 |
名古屋駅付近〜イオンタウン千種 |
セダン型車両 (1台) |
調整中 |
●くろまる車両調整中 ●くろまる自動運転システムの特徴 |
※(注記)1
モデル類型
社会実装が見込まれる地域を類型化し、モデルとして県で設定したもの。
※(注記)2
ショーケース
最新技術を一般の方等に対して紹介、説明する機会とするもの。
※(注記)3
遠隔管制システム
自動運転車両の監視や制御を車両の外から遠隔で行うシステム。
※(注記)4
株式会社モービルアイジャパン
イスラエルに本社を置くモービルアイ社の日本法人。自動運転システムや衝突防止システム等を提供している会社。
※(注記)5
3Dマップ方式
自動運転車両の走行経路の設定に用いられる3Dの地図により、自己位置の推定を行う方式。
※(注記)6
GNSS方式
Global Navigation Satellite System(グローバル ナビゲーション サテライト システム)の略で、人工衛星の信号を用いて自己位置などの測位を行う方式。
※(注記)7
磁気マーカシステム「GMPS」
道路に敷設された磁気を発するマーカ(磁気マーカ)を、車両に取り付けられた磁気センサーモジュールで読み取り、車両の自己位置を正確に特定する方式。
「GMPS(Global Magnetic Positioning System(グローバル マグネティック ポジショニング システム))」は、愛知製鋼株式会社の登録商標。
※(注記)8
カメラシステム方式
カメラを用いて車両周囲の環境を認知する方式。
愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室
デジタル戦略調整グループ
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メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp