大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。
日本泌尿器科学会専門医基幹教育施設
(佐藤吉泰)
日本透析学会認定施設
(日本透析学会指導医:内田英司)
日本腎臓病学会研修施設
(日本腎臓学会指導医:内田英司)
腎・泌尿器外科及び腎臓内科で慢性腎炎から維持透析、シャントトラブルを含めた透析患者の合併症管理まで、腎移植を除く腎臓に関する一貫した診療を行っています。
泌尿器科部門 | |
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腎・泌尿器外科部長 | 澁谷 忠正 |
腎・泌尿器外科副部長 | 佐藤 吉泰 |
腎・泌尿器外科医師 | 山口 直通 |
腎臓内科部門 | |
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腎臓内科部長 | 内田 英司 |
腎臓内科医師 | 泉 奈保美 |
腎臓内科医師 | 宮崎 慎也 |
腎臓内科医師 | 安藤 誠 |
外来診療は腎・泌尿器外科(火、水、金)、腎臓内科(月、火、木)の午前に行っています。
また腹膜透析外来を木曜日午後から行っています。透析室は腎・泌尿器外科と腎臓内科が管理し臨床工学技士3名、看護師2名が専属で、透析ベッド17台、平均30名の維持透析患者と合併症入院患者の治療を行っています。
2023年の新規血液透析導入患者数は32例で、その大部分は導入後、近隣の透析施設で維持透析を行っています。透析導入に当たっては血液透析、腹膜透析、腎移植の3者の選択を行います。腹膜透析にも積極的に取り組み年間10例前後を導入しており、30名弱のPD管理を行っています。
生体腎移植は大分大学腎臓外科・泌尿器科に紹介しています。
腎代替療法の決定には療法選択外来を活用し、Cr5〜6前後でのHDとPD、腎移植の療法選択とを行い、一貫した透析導入計画を立てています。
透析患者に対する内シャント手術は2023年は63例に施行。シャントトラブルについてはPTAを年間約100例に施行しており、適応症例に対してステントグラフト留置も行っております。近年、高齢の長期透析患者の増加に伴いシャント再建の困難な症例が増加していますが、適応を吟味したうえで長期留置カテーテルも選択しています。人工血管シャントが必要な場合は他院へご紹介としています。
腎炎に対してはIgA腎症に有効とされている扁桃腺摘出術およびステロイドパルス療法、さらに最近は高齢者のネフローゼ症候群に対する患者の状態に合わせた治療、多臓器不全に対する急性血液浄化なども積極的に行っています。
特殊血液浄化として2023年は延べで、HD3482回、online HDF1422回、HDF96回、CHDF22回、エンドトキシン吸着4回、白血球・顆粒球吸着31回、CART23回を施行しています。
CKD予防の面から、薬剤師・看護師・栄養士・MSWと年4回の腎臓病教室(1,4,7,11月の第4木曜日に約4時間)を一般の方や患者さん、そのご家族を対象に行い、同時にCKD患者には12日間の教育入院も行っています。わずか12日間の入院期間ですが入院前後で腎機能悪化の改善を認めています。
総合病院の利点を生かし透析患者の合併症治療にも力を入れています。今後も腎・泌尿器センターとして高いレベルの医療が提供できるように努力して参りますのでよろしくお願いいたします。