このたび、「港湾における管理型海面最終処分場の早期安定化に関する技術情報集」及び「港湾における管理型海面最終処分場の高度利用の手引き(案)」がとりまとめられました。
港湾における管理型海面最終処分場においては、海水面を埋め立てるといった処分場の特性により、処分場の状態が廃棄物処理法における廃止基準(処分場から発生する排出水の水質等)を満たすために埋立終了後も長期間を要するといった課題があります。
また、処分場跡地において、基礎杭打設を必要とする橋梁等の建設といった跡地の高度利用を実施しようとする場合、基礎杭が処分場底面の遮水層を貫通することに伴い、廃棄物や汚水が外部に流出する恐れがあります。これらの廃棄物や汚水を流出させず、かつ安価な工法の確立が課題でした。
こうした課題を解決するため、港湾局の委託業務において「管理型海面処分場の早期安定化及び利用高度化技術に関する委員会」を設置し、平成26年度から対策技術の検討を進めて参りました。
「港湾における管理型海面最終処分場の早期安定化技術情報集」については、処分場の状態を早期に廃止基準に適合させるために有効と考えられる技術について、現時点の知見をとりまとめ、関係者間での情報共有を目的としたものです。
<港湾における管理型海面最終処分場の早期安定化技術情報集>
1.本編
2.参考資料(1/2)
3.参考資料(2/2)
「港湾における管理型海面最終処分場の高度利用の手引き(案)」については、現地での実証実験の結果を踏まえ、管理型海面最終処分場の底面遮水層を貫通する基礎杭を打設する際の、確認事項や施工方法について、工事実施の際の参考としていただくことを目的としたものです。
<港湾における管理型海面最終処分場の高度利用の手引き(案)>
1.本編
2.参考資料(1/3)
3.参考資料(2/3)
4.参考資料(3/3)