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2006−2009
高千穂、椎葉、米良の神楽 展の記録
大阪・東京/LIXIL(旧・INAX)ギャラリーにて
2012年9月−2013年2月
山と森の精霊
ー高千穂・椎葉・米良の神楽ー展
大阪・東京/LIXIL(旧・INAX)ギャラリーにて
■しかく大阪展:会期 2012年9月8日−11月22日
LIXILギャラリー大阪
大阪市中央区久太郎町4-1-3伊藤忠ビル1FLIXIL大阪水まわりショールーム内
TEL:06-6733-1790 FAX:06-6733-1791
■しかく東京展:会期 2012年12月6日−2013年2月16日
LIXILギャラリー東京
東京都中央区京橋3−6−18 LIXIL;GINZA 2F
TEL : 03-5250-6530. FAX :
03-5250-6549 ...
●くろまる高千穂神楽の特徴 (20座が国指定重要無形民俗文化財)
九州山地の北端に位置する高千穂の神楽は、集落の氏神の祭りであり、秋の実りと収穫を感謝し、
天照大神の復活を願うお祭りです。また「記紀神話」に記された古代国家創生の物語が中心となり、
土地神の祭祀を織り込みながら伝承されてきました。この地域には今も20座の神楽が残っています。
●くろまる椎葉神楽の特徴 (26座が国指定重要無形民俗文化財)
椎葉村では、九州脊梁山地のほぼ中央部の山地に約3000人が暮らし、
26座の神楽を伝えています。平家の落人伝承を残し、
かつてこの村に滞在した柳田国男が「後狩詞記」
を記したことで日本民俗学発祥の地として知られるようになりました。
椎葉神楽には、神楽の古形を伝える山の神儀礼が組み込まれるなど
厳しい山岳地帯で生きる人々の生活文化が反映されています。
●くろまる米良の神楽の特徴 (銀鏡神楽が国指定重要無形民俗文化財)
西米良村の中心地にある村所。南北朝末期、そこに南朝の皇子・
懐親王と肥後の豪族・菊池氏の残党が入山し、神楽を伝えました。
村所に流入した宮中舞の名残をとどめながら、皇子の悲憤と菊池一族の悲劇が演じられる神楽は
米良山系の村々に伝わり、土地の伝承も加味しながら伝承されました。
また古式の狩りの作法を伝える「狩法神事」が神楽に組み込まれ、
大きな特色となっています。現在米良には12座の神楽が伝えられています。
<主な展示>
三地域の集落ごとに異なる神楽の様子を写真パネルを中心に展示します。
撮影は、20年以上にわたって宮崎で神楽の調査・研究をされている高見乾司氏です。
長年神楽に通いつめた高見氏ゆえの、ここぞという瞬間を見事に捉えた写真ばかりです。
さらに米良の「村所神楽」からは、御神屋中央に吊られ、
宇宙を表わす天蓋を会場に再現し、映像とあわせて臨場感溢れる空間をつくります。
その他映像は高千穂の「秋元神楽」もダイジェストでご覧いただきます。
冬の山里で一夜に繰り広げられる精霊に扮した人々の舞、
太鼓や笛の音は私たちを異空間へと誘うでしょう。
【見どころ2】
精霊の化身、九州の民俗仮面
九州は、「記紀神話」の舞台となった土地です。古代の物語を語り、
祭りや民間祭祀に使われ続け、さらに「神」として山深い村や
神社に伝わったのが九州の民俗仮面です。
それらは高千穂、椎葉、米良の神楽に
代表される民間芸能に伝承されています。
<主な展示>
本展では、九州民俗仮面美術館のコレクション(展示品)より63点の仮面が登場します。
それらを「南の国の王」「土地の神々」「古代史の英雄たち」「道化神」「女面」「祖先神」
の6つのグループに分けて展示し、プリミティブなものから能面のような洗練
されたものまで、多彩で迫力ある造形美を鑑賞していただきます。
〔講演会〕精霊と舞う 宮崎の神楽考
講師/高見乾司(九州民俗仮面美術館 館長)
日時/2012年10月16日(火) 18:30〜20:00
会場/LIXIL大阪水まわりショールーム イベントスペース *要予約、定員80名
豊かな自然に抱かれた宮崎で、何代にもわたり語り継がれ、舞い継がれてきた神楽とは?
そこに住む人々と神々との関わりについて語っていただきます。
ブックレット
山と森の精霊―高千穂・椎葉・米良の神楽―
「山と森の精霊―高千穂・椎葉・米良の神楽―」展/ブックレットが完成しました。
LIXIL大阪ギャラリー、東京銀座の「LIXILブックギャラリー」、
全国の書店、アマゾンなどで購入できます。
表紙は、すでにおなじみとなったデザイン。
DMや会場正面のパネルとして使用され、大活躍。
高千穂・野方野神楽の「舞い入れ」風景。野方野神楽は、
牛神様(古くは石神様)を主祭神とする神楽で、野方野地区牛神神社に伝わる。
神社での神事の後、長い道のりを神楽宿(地区の神楽伝承館)まで「道行き」する。
その神々降臨の行列について歩き、ようやくたどり着いた神楽宿に舞い入る直前、
外神屋を三周する場面。
目次。
高千穂秋元神楽・秋元神社での神事前。神々と年少の伝承者の交歓がすでに始まっている。
「神楽とは」
神を招き降ろして祈りを捧げ、歌舞や音曲などの神事芸能を奉納して、
神と人が一体となった宴を催す。その祭りのことを一般に神楽と呼んでいる。
神楽は全国に夥しい数があるが、なかでも宮崎県には300を越える神楽画伝承されている。
特に山深い九州脊梁山地に位置する高千穂・椎葉・米良の地域には、
夜を徹して行なわれる夜神楽が、古いかたちを保ったまま守り継がれている。
「古事記」や「日本書記」に登場する天孫降臨の神話を伝える宮崎では、
岩戸に隠れた天照大神を誘い出す「岩戸開き」の物語を軸として、神楽の演目が展開される。そこに、高千穂では色濃く残る修験道が、椎葉では狩猟儀礼や森の民俗が、
また米良では南北朝の哀史が織り込まれて、複雑な旋律を奏でていく。
それぞれの土地の古層に潜む神々や伝説、そこに生きる人々の暮らしや想い。古代から連綿と守り継がれてきた神楽が醸す豊饒な世界。そこに人々は魅了されていくのだろう。(編集部)
☆☆☆
目次から
□しろいしかく神楽とは
□しろいしかく神楽伝承地図
□しろいしかく高千穂神楽・椎葉神楽・米良の神楽
□しろいしかく神楽に登場する仮面神
□しろいしかく仮面・神々の造形 高見乾司
□しろいしかく「ふゆまつり」の神々 中沢新一
□しろいしかく神楽―自然と人間の交流のドラマ 鈴木正崇
□しろいしかく神楽を伝承する人々 編集部
■しかく 開催概要
山と森の精霊 高千穂・椎葉・米良の神楽
展
[会 期]
○しろまる大阪展 会期 2012年9月8日(土)〜11月22日(木)
○しろまる東京展 会期:2012年12月6日(木)〜2013年2月16日(土)
○しろまる開館時間10:00A.M.〜5:00P.M.
○しろまる休館日水曜日 (年末年始休館)
[会場]
○しろまるLIXILギャラリー大阪
大阪市中央区久太郎町4-1-3伊藤忠ビル1F
LIXIL大阪水まわりショールーム内
TEL:06-6733-1790 FAX:06-6733-1791
○しろまるLIXILギャラリー東京
東京都中央区京橋3−6−18 LIXIL;GINZA 2F
TEL : 03-5250-6530. FAX : 03-5250-6549
○しろまる入場料無料
○しろまる企 画LIXILギャラリー企画委員会
○しろまる制 作株式会社LIXIL (リクシル)
○しろまる協 力九州民俗仮面美術館(宮崎県西都市)、
村所神楽保存会(宮崎県西米良村)
■しかく本件に関わるお問合せ
株式会社LIXIL
○しろまるLIXILギャラリー大阪会場 ??橋麻希(takahasi maki)
大阪市中央区久太郎町4−1−3伊藤忠ビル1F
LIXIL大阪水まわりショールーム内
TEL:06-6733-1790 FAX:06-6733-1791
○しろまるLIXILギャラリー東京会場 筧 天留(kakehi teru)
東京都中央区京橋3−6−18 LIXIL;GINZA 2F
TEL :
03-5250-6530. FAX : 03-5250-6549
○しろまる九州民俗仮面美術館 高見乾司(takami kenji)
宮崎県西都市穂北5248−13
TEL:FAX 0983−41−1281
高見携帯090−5319−4167
LIXILギャラリーホームページ
http://www1.lixil.co.jp/gallery/
高千穂、椎葉、米良の神楽 展の記録
大阪・東京/LIXIL(旧・INAX)ギャラリーにて
2012年9月−2013年2月
Copyright(C)1999
by the YUFUIN FANCY FOREST MUSEUM OF ART
森の空想ミュージアムホームページ(http://www2.ocn.nejp/~yufuin以下)
に含まれるすべてのデータについて無断で転載・転用することを禁止します。
◆だいやまーくリンクについて、非商用目的なものに限り自由です。リンクを張られる際は
takamik@tea.ocn.ne.jpまでご一報ください。編集・高見乾司
(SINCE.1999年5月20日)