9月13日の日曜日、モンテディオ山形はアウェイ・埼玉スタジアム2002で浦和レッズとのJ1リーグ戦第25節に臨みました。8連敗を避けたい浦和レッズと「J1定着」を目指すため勝ち点が欲しいモンテディオ山形、どちらにとっても負けられない一戦です。真っ赤なスタジアムでがんばる選手たちを後押しするため、今回もホームタウン視察を兼ねて参戦してきました。
午前1時過ぎに天童を出発し、途中休憩しながら東北自動車道を南下。お盆と比べると車の数は少なくスムーズに進んでいましたが、栃木県に入ると、進路のずっと先に50km規制のマークがカーナビに表示されるようになりました。
天気も悪くなく不思議に思いながら走っていると、群馬県の館林インターチェンジを過ぎたあたりで突然、真っ白な濃霧のなかに入ってしまいました。どうやら、群馬県と埼玉県のあいだを流れる利根川が影響しているようです。付近を通過したのは午前6時過ぎだったので、その後は日が昇ってきれいさっぱり晴れたと思いますが、ちょっとビックリな光景でした。
その後は無事に走行を続け、午前8時前にはスタジアムの最寄り駅・埼玉高速鉄道「浦和美園」(うらわみその)駅前に到着。多くのスタジアムと同様に、埼玉スタジアム2002にも駐車場はありません。しかし、スタジアム周辺の農地や民家に臨時の駐車場がオープンしますし、駅前にはコインパーキングがいくつかあります。また、駅のすぐ南となりにあるイオン浦和美園ショッピングセンターも利用できますので、早めに出かければ車での参戦も可能です。
[写真:浦和美園駅前]
浦和美園(うらわみその)駅から東に伸びる広い歩道
ただし、このあたりのイオンショッピングセンターとは異なり、駐車場は「有料」なのでご注意を(=無料にすると一般の買い物客が駐車できなくなってしまいます)。浦和レッズの公式サイトでも、スタジアムへは埼玉高速鉄道の利用が積極的にオススメされています。おそらく、イオンの3,000台を全部使えたとしても、駐車可能台数は4,000台はないと思います。
駅周辺は「みそのウイングシティ」(浦和東部第一地区、浦和東部第二地区、岩槻南部新和西地区、大門・下野田地区)として、埼玉県、さいたま市、都市再生機構(UR)による約313haの土地区画整理事業が行われています。駅から周りを眺めると、雑種地のなかにでっかいマンションがあったり、工事フェンスが並んでいるのが見えます。イオンショッピングセンターの出店でやっと人の賑わいが出てきたようですので、今後ますますサッカーをイメージしたまちづくりが進むのだと思います。
キックオフが午後3時、各種イベントは早いものでも午前10時からなので「さすがに人はまだいないなぁ〜」と思っていたら、駅から続々と赤いユニフォームに身を包んだレッズサポーターが出てきました。最初の入場列整理が午前9時から行われるので、それを目指してでかけているのだと思います(=NDソフトスタジアム山形とは異なり、早朝からの列待機が禁止されています)。
浦和駅周辺の状況を見に行こうと浦和美園駅の改札口に向かうと、期待どおり、駅は中も外も浦和レッズ一色です。
まず目に飛び込んできたのは、改札口前の柱に飾られている浦和レッズのキャラクターの1人「シャーレくん(Schalekun)」の垂れ幕でした。改札口の真向かいには、埼玉県のJリーグチーム・浦和レッズと大宮アルディージャの展示ブースがあります。
[写真:浦和美園駅の柱]
浦和美園駅1階の柱
[写真:駅改札前の柱]
2階改札口前の柱
浦和美園駅〜JR東川口駅〜JR南浦和駅と乗り換えながら、まずはJR北浦和駅に到着。JR北浦和駅周辺には北浦和GINZAレッズ商店街、共栄会商店街、平和通り商店街、浦高通り商店街があって、通りには浦和レッズのチームフラッグが掲げられています。駅東口を出てすぐ左手にあるレッズスクエアには「サッカーからくり時計」があって、毎正時に選手やサポーターが姿を現します。また、北浦和GINZAレッズ商店街のほうには、レッズのキャラクター「レディア」像や選手のレリーフが設置されています。
レッズスクエアは、1階が観光案内所や市役所の派出所になっていて2階にはレッズ関連の写真展示などがあるようでしたが、午前10時からのオープンということで、残念ながら中を確認することはできませんでした。
レッズスクエアの入り口前には、浦和レッズ仕様の自動販売機がありました。モンテディオ山形の自動販売機は、側面の片方がチームキャラクター「モンテス」と「ディーオ」、もう片方がゴール裏の写真で飾られています。それに比べると、浦和レッズの自動販売機はちょっとおとなしめかも?普通のコカコーラの自動販売機そのものが赤色なので、最初見たときは「あれ?なんか違うかな?」とあまり違和感を感じませんでした。
続いてJR浦和駅に移動。浦和駅西口にある伊勢丹浦和店の壁面には「がんばれ!浦和レッズ!」の垂れ幕が掲げられています。ショーウィンドーのまえには選手や監督、キャラクター「レディア」の足型レリーフが埋め込まれています。また、選手の集合写真も飾られていて、そのなかには2009年7月1日付けでモンテディオ山形に期限付き移籍した赤星貴文(あかほし・たかふみ)選手の姿もありました。
浦和駅西口から伊勢丹浦和店に向かう歩道の車止めには、さりげなく、サッカーボールと「レディア」が乗っかっています。そのそばの観光案内所前には、レッズ仕様の名前シール機が置いてありました。官民が協力して浦和レッズを後押ししていて、浦和のまち全体として「サッカーのまち」「浦和レッズのまち」という雰囲気が出ています。
浦和駅西口の真正面には「浦和うなこちゃん」がいます。これは「アンパンマン」の原作者「やなせたかし」さんがつくった「浦和のうなぎ」のマスコットキャラクターで、さいたま市の観光大使にも任命されています。
「浦和うなこちゃん」の左手には、「渇だ!勝つぞ!浦和レッズ」と書かれた赤色のうちわが握られています。「これでもか!」というほど、浦和レッズがいたるところにあふれています。
反対側の東口には、浦和PARCOがあります。こちらの壁面には、浦和レッズ2009年シーズンのスローガン「Devotion to URAWA」の垂れ幕が掲げられていました。これは、選手・クラブスタッフ・サポーターなど浦和レッズに関わる全ての人が「URAWA」への誇りを持って、「URAWA」の為にひとつになって活動していこう!という意味合いだそうです。
その垂れ幕の下には、伊勢丹浦和店とは違うバージョンの選手集合写真が飾られています。バックの桜がとてもきれいです。
東口のロータリーには、バス乗り場とタクシープールがあります。バス乗り場は柱が赤く塗られていて、ここからも「浦和レッズのまち」というイメージが伝わってきます。
JR浦和駅周辺を散策しているうちに午前10時を過ぎたため、スタジアムへ向かうことにしました。都市部では新型インフルエンザが流行っているということで事前にマスクを調達して埼玉県に向かいましたが、屋外はもちろん電車のなかでも、まったくと言っていいほどマスクをしている人の姿を見かけませんでした。で、自分も結局マスクは使わずじまい。次のアウェイ・ジェフ千葉戦では使うことになるかも?!
コンコースに出ていた臨時の売店を見て、
といった、アウェイ遠征前にWebで調べた際、ほとんどの人たちが残していたコメントを思い出しました。
確かにそのとおりかも? 駅を出発すると、右手はフェンス越しに広がる原野、左手はフェンス越しに線路という景色を眺めながら、延々とスタジアム目指して歩くだけです。この日は天気がすこぶる良くて、いろいろ荷物を持っていると大人でも歩き続けるのは大変でした。自動販売機は途中に2ヶ所はありましたが、やはり、飲み物は事前に用意しておく必要があります。駅から徒歩20分という距離のため、自転車でスタジアムに向かう浦和サポーターも結構いました。
わたしはと言うと、東川口駅でJRから埼玉高速鉄道に乗り換える際にコンビニ「NEWDAYS」で飲み物と食べ物を用意しました。JR東川口駅を出て正面にあるため、多くの人たちが利用していました。先輩たちの言葉はよく聞いておくものだなぁ、と思った瞬間でした(笑)
ゲートの両側には、スポンサーを紹介するパネルが出ていました。京都サンガF.C.のホームゲームでも、目立つところに大きなパネルでスポンサーが紹介されていました。
スポンサーを大事にするというこの点については、モンテディオ山形も見習うべきだなぁ〜と思いました。予算が厳しいモンテディオ山形では、新規の広告主の確保もまた「J1定着」とおなじように重要な課題です。
この日はとにかく天気がよく、空気はカラッとしているのですが、日差しだけは真夏とおなじでした。直射日光のなか開門を待っているのはすごく大変で、みなさん(わたしも含めて)木陰を求めてスタジアム周辺の緑地に避難していました。
アウェイ側にも食べ物関係のお店が出ていましたが、とにかく激混み! 30分以上並んでやっと売り子にたどり着いたけどお目当てモノは売り切れ、という人たちが続出したようで、やっぱり、食べ物・飲み物はスタジアムに着く前に調達して正解だったようです。なんとか食事にありついたもののその味に「う〜ん...」と苦笑いしている人もいました。スタグルメでは、埼スタよりもNDスタに軍配があがるようです。
モンテディオ山形のグッズ売店も出ていました。さすがにホームゲームほどの品揃えはありませんでしたが、「We(ハート)Montedeio」と彫られた将棋駒を発見! これは新製品? それともアウェイ限定商品? 次のホームゲーム・清水エスパルス戦で販売してほしいと思います。
「関東地方での試合だから、サッカーマンとBADくんはいるはずだよなぁ〜。いないなぁ〜」と探していましたが、結局見つけたのは試合終了後、スタジアムをあとにするときでした。次のホームゲーム、清水エスパルス戦では帰省してNDスタに登場するそうです。
いまや子どもたちにも大人気! ホームもアウェイもこの姿で参戦して雰囲気をもりあげてくれる姿勢には、ホントに頭が下がります。
試合後、スタジアムの南広場には「アフターゲーム・レッズバー」がオープンします。イスやテーブルがたくさん用意されているのですが、なんせ人数が多すぎます。持参したレジャーシートを広げてグループでわいわい盛り上がっているところがたくさんありました。みなさん、ニコニコしながら勝利の美酒を味わっていました。
「疲れたなぁ〜」「あぁ〜残念だったなぁ〜」と思いながら浦和美園駅方面へ...。赤いレッズユニに周りを囲まれながら、青いモンテユニでとぼとぼと歩いていると、やっぱり目立ちます(汗) 試合が終わってからもスタジアム周辺で少し時間を過ごしたため、思ったほどの混雑はありませんでした。ただ、駅での混雑を避けるためか、イオン浦和美園ショッピングセンターへの立ち寄りを促す案内板がありました。駅まで歩いて20分、そこからさらに何十分も待つことになるのなら、イオンで晩ご飯を食べたりショッピングを楽しんで時間調整して欲しい、ということなんだと思います。
駅前はまだ開発途中のため、目立つ建物は3つ並んだマンションとその先にあるイオン浦和美園ショッピングセンターぐらいしかありません。それらのマンションに目をやると、なにやら赤いものが...。カメラで覗いてみると、浦和レッズの旗がベランダに掲げられているのでした。天童市内でも、ホームゲーム開催時にはもっとモンテディオ山形の旗が見られてもいいのになぁ〜と思いました。
バレーボールV・プレミアリーグ女子のパイオニアレッドウィングスが、長井市勤労センターでバレーボール教室を開催しました。これは総合型地域スポーツクラブ「西根ときめきスポーツクラブ)などが企画して行われたイベントです。今回の講師は元主将の吉田実代(よしだ・みよ)さんと元選手の畦田若菜(うねた・わかな)のお二人で、葉山バレーボールスポーツ少年団と置賜スパイカーズの小学校3年から6年まで合計15名が指導を受けました。
教室はゲーム形式の練習のほか、ランニングやスパイクなど基本の中心に行われました。跳び箱からジャンプして空中のボールをつかむ練習では「1番高いところで取れるようにタイミングに注意して」といったアドバイスが行われました。
山形電波工業高等学校の生徒が、JR高擶駅東側にある広場に設置して欲しいと、天童市に対してベンチ3基を寄付しました。山形電波工業高校はJR高擶駅から自転車でおよそ10分の距離にあり、多くの生徒がJR高擶駅を利用しています。2006年からは、駅周辺の花壇に案内板を設置したり清掃活動を行ったりと、社会貢献に取り組んできました。今年は「地域に開かれた高校」を目標に掲げ、自分たちの技術を生かしてさらに地域に貢献しようと、初めてベンチ作りに取り組みました。
ベンチを製作したのは建築科の3年生あわせて17名で、先生が画いた設計図をもとに4月中旬からおよそ1ヶ月かけて作り上げました。高さは背もたれを含めておよそ80センチ、座面の高さはおよそ40センチ、幅はおよそ1.5メートルで、3〜4人が同時に座ることができます。3つのベンチはそれぞれ青色、緑色、茶色に塗り分けられました。
ベンチの贈呈式は9月11日に広場で行われ、生徒代表の海野彰義さんが「地域の人が楽しく使えるよう心を込めて作りました。大事に使ってください」とあいさつし、天童市、防犯関係者、警察関係者の3団体にベンチを手渡しました。
天童市のNDソフトスタジアム山形をホームスタジアムに活躍を続けるサッカーJ1・モンテディオ山形が、NHKの番組で取り上げられることになりました。番組は「クローズアップ東北」で、青森県を除く東北地域で9月11日(金)午後7時30分から放送されます。
パイオニアレッドウィングスは、新型インフルエンザの拡大が懸念されるため9月19日(土)に予定していた「ファンの集い」を中止にすると、9月8日にWebサイト上で発表しました。季節性インフルエンザと比べて新型インフルエンザは感染力が強いといわれていますし、屋外で行われたサッカーJ1・モンテディオ山形のファンの集いとは異なり体育館という屋内の密閉空間では感染する危険性が高い、と判断したようです。
いまのところ代替開催の予定はありませんが、日程の調整がつくようであれば、シーズン終了後に成績報告会も兼ねて企画して欲しいと思います。
「ファンクラブの集い2009」中止のお知らせ日頃よりパイオニアレッドウィングスに対して格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
当ホームページおよびファンクラブ会報にてご案内をさせて頂いておりました9月19日開催予定の「ファンの集い」ですが、今般の新型インフルエンザの感染拡大を考慮し、イベントを中止させて頂くこととなりました。
選手は10月2日より行われる新潟国体に向けて日々練習に励んでおります。
会員の皆様にはご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございませんが何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
<この件に関するお問合せ先>
パイオニアレッドウィングス事務局 TEL/FAX 023-654-9159
(パイオニアレッドウィングスWebサイトより)