2007年シーズン終了後以来となるファン感謝イベント「モンテディオ山形2009ファン感謝デー」が、9月5日に天童市のNDソフトスタジアム山形で開催されました。当初は選手との「ふれあい系」のイベントも予定されていたようですが、新型インフルエンザの影響から、選手との直接的な接触は避けられることになりました。
午後5時からのイベントを前に、スタジアムでは、午後3時からファン感謝デー記念Tシャツの販売や、選手愛用品などが当たる抽選会の応募コーナーが開設されました。屋台村では、そば屋、ごまプリン屋、おみやげ屋(天童市観光物産協会)などがお休みした以外はいつもどおりオープンしてました。また、サポーター有志のお店では、尾花沢すいかやリンゴのふるまいサービスを行っていました。
(写真左)
サポーター有志のお店では、「ファン感謝デー」特別企画として、尾花沢すいかとリンゴが無料で振舞われていました。
「炎のカリーパン対戦相手をくっちゃおー」シリーズは、「ファン感謝デー」ということで、これまでの試合で人気のあった商品をすべて販売しちゃお〜という、ものすごくがんばった企画を実施。以下の19種類が個数限定で販売されましたが、これだけ種類があるとやっぱり人気に差が出るようで、「サバ入り」や「八つ橋入り」は最後まで残ってしまっていたようでした。屋台村のほかのお店でも、用意してきた分を売り切ることができずに苦労しているところがちらほら見受けられました。売り切れになったら申し訳ないし、売れ残ると赤字になるし...。お店の方々は大変だなぁ〜と改めて思ってしまいました。
| 具材 | 対戦相手 |
|---|---|
| シュウマイ | 横浜F・マリノス |
| 串カツ、たこ焼き | ガンバ大阪 |
| はも、八つ橋 | 京都サンガF.C. |
| 味噌カツ | 名古屋グランパス |
| さば | ジェフユナイテッド千葉 |
| ハンバーグ | 鹿島アントラーズ |
| 柏肉(鶏肉)唐揚げ | 柏レイソル |
| ずわい蟹 | アルビレックス新潟 |
| カルビ | 川崎フロンターレ |
| 小豆、トマト&チーズ | 浦和レッズ |
| 餃子 | ジュビロ磐田 |
| バナナ | FC東京 |
| かきフライ | サンフレッチェ広島 |
| キムチ | キム・ビョンスク選手応援デー |
| 牛すじ、アボカド | 「LONG SHOT PARTY」プロデュース |
いつもはバックスタンド側のFゲートに開設される「もんてらんど」ですが、この日はメインスタンド側のAゲートとなりにオープンしました。膨らませてあるととても大きいモンテスエアドームも、ぺしゃんこになっている状態では結構コンパクトになりそうです。アウェイ川崎戦のときはこうやって運んでいったんだろうなぁというのがよく分かりました。
午後4時になると、いつものように音楽がなって開門。まずは席を確保して、すかさず「バックステージツアー」に参加。砂かぶり席の体験や、公式戦の際に監督や選手が利用するベンチやロッカールーム、記者会見室を見学することができました。
バスから降りた選手がスタジアムに向かうと、こんな風に見えます。
(写真上)
ファン感謝デー記念Tシャツを購入した人から抽選で66名(×ばつ22人)が、選手入場疑似体験に参加しました。
(写真左)
芝かぶり席からメインスタンドを眺めるとこんな感じ。
ロッカールームに向かうと、たくさんの人だかり。ロッカーの前に並べてある選手のユニフォームを写真に収める人たちで大混雑してました。そこで、となりにあるシャワー室に向かったものの、こちらはさらに大混雑。「シャワー6つしかないんだぁ〜」「これだと(シャワー浴びるまで)時間かかるよねぇ〜」といった声があがっていました。
(写真左)
ロッカールームの様子。各ロッカーの前には、選手1人1人のユニフォームなどが用意されています。
(写真下)
ロッカー室のまんなかにあるテーブルには、スパイクを手入れするための工具などが用意されています。出入り口側には、サプリメントやスポーツドリンク(水?)も準備されています。
午後4時30分でロッカールームの見学が終了しピッチに出てみると、小林伸二(こばやし・しんじ)監督のトークイベントが行われていました。すぐにスタンドの席に戻ると、続いて宮沢克行(みやざわ・かつゆき)選手、北村知隆(きたむら・ともたか)選手、石川竜也(いしかわ・たつや)選手が登場。石川選手のゴルフ談義(ゴルフ練習場でゴルフクラブを折ったとか、壁にぶつけるとか)で盛り上がりました。
最後に登場した赤星貴文(あかほし・たかふみ)選手、鈴木雄太(すずき・ゆうた)選手、木藤健太(きふじ・けんた)選手は、サイコロトークで3連続「恋の話」が出るミラクルが! 会場は大いに盛り上がりました。
午後5時になると、いよいよイベントがスタート。試合のときのように1人1人順番に紹介されると、サインボールを手にしながら選手が登場し、スタンドに投げ入れていきました。全員が整列したあと、最初に海保宣生(かいほ・のぶお)理事長が、これから残り10試合今まで以上に揖斐しい戦いが予想されるので応援をお願いします、といった内容のあいさつをしました。そして、パフォーマンスショーのはじまり。段取りのミス?でスパイダーマン姿の渡辺匠(わたべ・たくみ)選手が姿を現してしまいますが、すぐに音楽が鳴り始めてスパイダーマンダンスがスタート!
モノマネはやっぱり太田選手!というオチになり、最後は佐藤永志(さとう・ひさゆき)選手と栗原祐樹(くりはら・ゆうき)選手が2人でグリーンの「キセキ」を歌いました。
トリは財前宣之(ざいぜん・のぶゆき)選手の美声が披露。ムードメーカーの石井秀典(いしい・ひでのり)選手が歌に合わせて腕を振りはじめると、スタジアムの雰囲気も最高潮に!
あっという間にパフォーマンスショーは終わりを迎え、最後にキャプテンの宮沢克行(みやざわ・かつゆき)選手と小林伸二(こばやし・しんじ)監督があいさつをしました。小林監督は「一番の驚きは園田拓也選手のパフォーマンスだった」「園田選手は午前中の練習試合ですごく大きな声を出していて長島ヘッドコーチとも話をしたが、アレはパフォーマンスのための練習だったのか」的な発言で会場の笑いを誘いつつも、園田選手のさらなる活躍に期待を寄せていました。また、財前選手についても「歌がうまくてビックリしたが、ぜひ歌手にならずにサッカーを続けて欲しい」といった発言で笑いを取っていました。
「J1定着」に向けて、これからの試合はどれもみな天王山になります。特に大分トリニータ、ジェフユナイテッド千葉、柏レイソルといったモンテディオ山形よりも下位のチームとの対戦は絶対に落とすことは出来ません。ホーム戦はもちろん、アウェイ戦でもできるだけ多くスタジアムにかけつけて、選手たちを後押ししていきましょう。
わくわくランドにある「天童市森林情報館もり〜な天童」で、小学生を対象にした木工クラフト教室が開催されました。7月25日(土)に続いて今年2回目の教室では、基本キット「文具ロボット」を使った、文房具などを収納する入れ物づくりに挑戦しました。
講師は、上山市でデザイン会社「有限会社亀村デザイン」を営む亀村正浩さんが務めました。亀村さんは、どんぐりや小枝をつかった「森のクラフト」や、昆虫や動物をモチーフにした「ペーパークラフト」を制作するほか、子供会や学校などでの手作り教室の開催や「手作りキット」も販売しています。今回は、このキットを利用して教室が行われました。
高木八幡神社のひょうたん池などに生息する魚「イバラトミヨ」が、地下水の枯渇によって危機的状況に陥っています。イバラトミヨは体長5〜6センチのトゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に属する淡水魚で、氷河時代からの生き残りといわれています。「淡水型」「汽水型」「雄物型(特殊型)」の3種類あり、高木地区に生息しているのは「雄物型(特殊型)」で、環境省のレッドリストでは「絶滅危惧IA類」に分類されている貴重なものです。
トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に属する淡水魚で、体長は5、6cm前後。氷河時代からの生き残りといわれ、年間を通して10−15度前後で安定した清らかな沼や川にしか住むことができない。繁殖期になると、水草を用いてゴルフボール状の巣をつくり、子どもが卵からふ化、巣立つまで育児を行うのが特徴。北海道、東北地方に分布し、「淡水型」「汽水型」「雄物型」の3種類が知られている。そのうち、仙北平野を中心に分布している「雄物型」は極めて珍しく、秋田県版レッドリストでは、絶滅の可能性が最も高い「絶滅危ぐ種IA」に指定されている。(秋田県:絶滅危惧種イバラトミヨ)より
高木地区では2002年(平成14年)に「高木イバラトミヨ保存会」を組織し、ひょうたん池、第二ひょうたん池、高木川などの環境保全に努めてきました。しかし、地下水脈の枯渇で年々地下水の水位が低下し、渇水時には、近くの井戸からポンプアップして池に地下水を送り込んでいます。今年は3月中旬から7月中旬までポンプアップしなければならない状況で、会の予算20万円のうちすでに11万円を電気代として使われてしまいました。秋から冬にかけては毎年水が少なくなるため、財政的な面からポンプアップできなくなるのでは、と不安視されています。
高木イバラトミヨ保存会は電気代の助成や周辺の地下水脈の調査などを求める要望書を7月13日に天童市へ提出し、7月16日には斉藤鉄夫(さいとう・てつお)環境相に対して、生態系の維持を求める要望書を東根市の保存会などと連名で提出しました。高木イバラトミヨ保存会会長の藤沢忠一郎さんは「残念ながら地元だけではなんともならない状況にきている。何とかして本年度を乗り切ったとしても、水脈の枯渇課の不安はつきまとう。郷土の宝として、何とか保護していきたい」とコメントしています。