天童市のキャンペーンガール「将棋の女王(こまのじょおう)」が、5月14日に仙台市で行われたプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス対日本ハムファイターズの試合でさくらんぼのPRを行いました。これは、仙台圏からの誘客を図ろうと、やまがた観光キャンペーン推進協議会、天童市、東根市が企画したイベントで、試合は「山形県ナイター おいしい山形 さくらんぼ」として開催されました。
キャンペーンには、天童市のキャンペーンガール「将棋の女王(こまのじょおう)」の菊地智巳(きくち・さとみ)さんと高橋結里矢(たかはし・ゆりや)さん、東根市のキャンペーンガール「果樹王国ひがしねプリンセス」の深瀬紗代さんと佐藤香奈実さんが参加しました。先着300名にパック詰めのサクランボをプレゼントしたほか、試合前には、楽天の仲島俊哉選手、日本ハムの田中賢介選手に「佐藤錦(さとうにしき)」3キロのカゴを手渡しました。
(写真協力:天童市観光物産課)
J1モンテディオ山形をみんなで応援しようと、社団法人天童青年会議所が「市内同時開催!みんなで応援すっべ〜!おらがまちの公民館スタジアム!」を5月16日のJ1第12節サンフレッチェ広島戦で実施しました。
天童市は、サッカーのJ1モンテディオ山形、バレーボールV・プレミアリーグ女子のパイオニアレッドウィングスそしてプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス2軍のホームタウンになっています。県庁所在地でもない地方の中規模都市でこれだけのプロスポーツチームが活躍しているところはなく、全国的にも恵まれている環境にあります。しかしながら、「自分たちは恵まれているんだ」ということが地元にいるだけではなかなか実感することができないため、盛り上がりという点ではまだまだ上を目指して取り組んでいく必要があります。天童青年会議所は5月公開例会として「市内同時開催!みんなで応援すっべ〜!おらがまちの公民館スタジアム!」を開催し、もっともっと、モンテディオ山形を応援していこうと今回のイベントを企画しました。
天童市西部の寺津(てらづ)地区では、赤ちゃんからおばあちゃんまで、およそ30人の人たちが集まりました。市中心部の天童南部、天童北部、天童中部の各公民館ではもっと多かったと思います。寺津地区の人口は1,800人弱ありますが、田んぼやさくらんぼ畑の手入れをする人たちの姿があちこちで見受けられましたので、農村地域だということを考えれば参加率1.6%というのはまずまずだったのかもしれません。
受付では、チャント・コール(応援歌)が書かれたうちわ、知的障がい者授産施設「天童ひまわり園」でつくられた「モンテカラーの鉢植え」がプレゼントされました。また、モンテディオ山形の観戦回数やスカパー!についてのアンケート、もっと市をあげてモンテディオ山形を応援していこうという署名活動も行われました。
試合は前半早々に2点をあげられ、前半アディショナルタイムにはダメ押し的なミドルシュートが...。「えぇ〜!」という悲鳴にも似た声が会場から上がりました。一方的な試合展開にあきらめてしまったのか、ハーフタイムで会場を後にする方々が見受けられたのが残念でした。野球でもサッカーでも、「あきらめたら負け!勝負は最後の最後まで分からない!」と思うのですが...。
会場に残った人たちの期待に応えてくれるべく、後半22分にはDF石川竜也選手からのクロスに「山形の星」MF秋葉勝(あきば・まさる)選手がヘディングシュートを決めたものの、そのまま1対3で敗れてしまいました。2対1や3対1のように複数点で勝つことができていれば、次のホームゲーム、5月23日(土)京都サンガF.C.戦での集客アップにつながったかと思うと残念でなりません。
試合終了後には、次の勝利を願って「スポーツ県民歌(モンテディオ山形バージョン)」をみんなで歌い、イベントを終えました。
(2009年5月20日加筆)
読売新聞によると、天童中部公民館にはおよそ80人が、イベント全体ではおよそ1,000人の参加者があったようです。
天童市役所近くにある荘内銀行天童中央支店の駐車場に、農産物直売所「天童織田藩楽市楽座」が4月15日にオープンしました。この産直は、2004年(平成16年)1月16日に発足した「eco農業を考える会〜やまがた〜」が取り組んでいるもので、天童市の若手農家を中心とする合計10名で活動しています。メンバー全員が山形県から「エコファーマー」として認定されていて、山形県のイベントやインターネットでのフルーツ販売などを行ってきています。
「エコファーマー」とは、「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づいて、土づくりと化学肥料・化学合成農薬の使用低減を一体的に行う農業生産方式の導入計画について県知事から認定を受けた生産者です。「エコファーマー」として認定されると、税制面や制度資金での優遇措置を受けることができます。平成20年6月末現在、山形県全体では9,547人が認定されていて、そのうち天童市では634人(6.6%)の生産者が活躍しています。
この日は朝どりたけのこ300円、ぎんぼ1本10円のほか、手づくりジュースなどが販売されていました。今後は、年金支給日の偶数月15日にオープンするほか、月に1回程度、様子を見ながら市を開く予定だそうです。
サクランボの盗難ゼロを目指した、天童市農作物盗難防止対策会議が5月14日に天童市農業センターで開催されました。会議には、天童市、天童市農業協同組合、生産組織、防犯協会、天童警察署など関係者およそ50名が参加し、今年度の取り組みについて協議しました。今年は6月16日から6月30日までを重点期間とし、昼間のパトロールとのぼり旗やヘリコプターによる広報活動を行うほか、6月22日にはキャラバン隊の出発式を行います。
天童警察署では「被害が確認されても、有力な目撃情報はなかなか寄せられないのが実情。こまめな見回りや警戒活動を行うだけでなく、不審な自動車やバイクを目撃した際はナンバーをメモしてほしい」と呼びかけています。
山形空港利用拡大推進協議会総会が、5月11日に山形市の山形国際交流プラザで開催されました。山形空港利用拡大推進協議会は、山形県と村山、最上、置賜地方の各市町村、各種経済団体などで構成されていて、東京便に対する助成事業などに取り組んでいます。
総会では平成21年度の事業内容等について協議され、羽田空港が再拡張され4本目の滑走路ができる2010年(平成22年)に山形−東京便が複数便化されるよう、国土交通省や日本航空に働きかけを行っていくことを決めました。さらに、旅行ツアー等を企画販売する旅行代理店に対して1席あたり500円を補助する助成事業については、前年と比べて2倍強となる21,428席の助成枠を確保しました。
昨年度は世界的な不況の影響などで利用率が落ち込み、搭乗率は前年に比べて8.8ポイント少ない50.5%になりました。しかし、定額給付金による格安ツアーの人気などによって、今年4月は前年よりもおよそ1,500人多い6,404人の利用者数がありました。今年はNHK大河ドラマ「天地人」や映画「おくりびと」、そしてJ1モンテディオ山形の「三種の神器」効果が期待できます。助成枠がすべて使われると山形−東京便の搭乗率は72.1%に達する見込みで、採算ラインそして複数便化の目安になっていると言われる70%を超えることになります。