天童市の東北パイオニアを会場に、パイオニアレッドウィングスと中国・八一(はちいち)チームとの公開練習試合がおこなわれました。これは8月6日(土)・8月7日(日)に開催される「サマーリーグ決勝」へ出場する若手選手を激励するという意味合いもあるようでした。
「サマーリーグ」はチーム所在地で東西に分かれ1次リーグを争い、2位までのチームで決勝リーグ戦をおこなうものです。パイオニアは7月1日(金)から3日(日)まで富山県黒部市の黒部市総合体育センターでおこなわれた1次リーグに若手選手中心のメンバーで出場し、見事第1位で決勝リーグ進出を決めています。そして、その決勝リーグが8月6日(土)・7日(日)の2日間、神奈川県川崎市体育館でおこなわれます。
佐々木みき選手や吉原知子(よしはら・ともこ)選手といったスター選手がいるせいもあり、若手選手を目にする機会はなかなかありません。「若手選手ってどんな感じなんだろう?」と、期待と不安が入り交じった形で試合を観戦しましたが、榛澤舞子(はんざわ・まいこ)選手と今野加奈子(こんの・かなこ)選手の活躍が特に目を引きました。
特に今野加奈子(こんの・かなこ)選手は、前にいればレフトから、後ろにいてもセンターからバックアタックを決め、縦横無尽の活躍ぶりでした。第1セット・第2セットは榛澤舞子(はんざわ・まいこ)選手と今野加奈子(こんの・かなこ)選手の活躍でもぎとり「このまま勝てるのでは?」と思ってしまいました。しかし、その後は中国・八一チームに攻撃パターンを読まれてしまい、打っても打ってもことごとくブロックされ、結果セットカウント2対3で敗れてしまいました。
しかし、チームの課題を浮き彫りにすることができたという点でも、若手選手の成長ぶりをPRすることができたという点でも、とても良い練習試合だったのではないかと思います。