新市町村合併特例法に基づいて新たな市町村合併のパターンを検討している山形県市町村課が、年度内に策定する「構想」では1つの組み合わせパターンだけを提示する方針に決めました。2005年3月で失効した旧・合併特例法のもとでは3つのパターンを示しましたが、「前回と違い今回は合併についての議論が進んでおり、1つに絞りたい」というのが理由のようです。
「構想」は新しい合併特例法のもとで総務大臣が定める「自主的な市町村の合併を促進するための基本的な指針」に沿って策定されるもので、各市町村の行政運営や財政状況、人口を見通しを分析した上で
舞鶴山で整備が進められいてる「文学の森」に、2つ目のものとなる田山花袋(たやま・かたい)の文学碑が2005年9月末までに完成することになりました。田山花袋は、1872年(明治5年)に群馬県館林市に生まれた文学者で、1907年に「蒲団(ふとん)」を発表するなど、日本における自然主義の確立者として知られています。そして、母親のてつが高擶(たかだま)出身だったことから、田山花袋本人も高擶を訪れたり、「続南船北馬」という作品の中で高擶について触れたりしています。
このように高擶に関係が深いことから、高擶地区住民が実行委員会を組織し、文学碑建立の準備作業を進めています。文学碑にはおよそ300万円かかる見込みですが、天童市からの補助金100万円を除いた200万円は市民からの寄付に頼るしかありません。実行委員会では、7月末までに200万円集まるよう、高擶地区の住民を中心として1口5000円以上の寄付をお願いしています。
田山花袋の文学碑は、先に完成しているイザベラ・バードの文学碑のとなりに9月末までに完成され、10月中旬に除幕式をおこなう計画です。天童市によると、「文学の森」の残る2人、志賀直哉(しが・なおや)、田宮虎彦(たみや・とらひこ)の文学碑については、1年おきに建立していく計画だそうです。
8月8日・9日におこなわれる「天童夏まつり」を前に、おまつりを広く市民にPRするために御神輿の展示が始まりました。御神輿は天童市役所、天童市物産センター(天童市観光物産協会)、天童市総合福祉センター、天童最上川温泉ゆぴあの4会場で、7月17日(日)から7月23日(土)までおこなわれる予定です。