12月10日は「世界人権デー」ですが、これを記念しておこなわれている全国中学生人権作文コンテスト中央大会で、天童市立第四中学校1年生の森寿世(もり・ひさよ)さんが法務事務次官賞を受賞しました。これは山形県で唯一の入賞になります。今年の作品の傾向として「いじめ」を題材にした作文が全体の3分の1を占めたそうですが、森さんも「いじめ」について取り上げ、同級生から嫌がらせを受けた経験を踏まえて人と人が支え合っていく大切さを訴えました。
「世界人権デー」は、1948年(昭和23年)12月10日の国際連合第3回総会で世界人権宣言が採択されたのを記念して制定されました。国際連合では加盟国に対して、毎年12月10日に人権思想の啓発のための行事を実施するよう呼びかけています。これをうけて、日本では毎年12月3日から12月10日までを人権週間と定め、全国的に啓発活動を展開しています。人権作文コンテストもこの一環の行事で、毎年この時期に行われています。
天童市役所の北となりにある天童市美術館で「明治、大正−日本洋画の青春展」が始まりました。今回の企画展では、岡山県立美術館と鹿児島市立美術館が所蔵している近代洋画の作品のうち、日本における近代洋画の黎明期を象徴する作品が展示されます。12月8日から12月23日までの日程で開催され、専属の学芸員が各作品を紹介してまわる企画展恒例の「ギャラリートーク」は12月10日と12月23日におこなわれます。せっかく訪れるのでしたら、この日を選んで出かけてみてはいかがでしょうか?
これまでチラチラと雪が降ることがありましたが、とうとう12月6日には道路に雪が積もるぐらい降りました。まだまだ大丈夫だと思ってタイヤを交換していなかった人や、久しぶりの雪道を運転することからか、道路はいつもよりも早い時間から車の流れがありました。
今年の秋は、山寺(やまでら)地区などでカメムシの異常発生がありました。「カメムシが大量に発生した年は大雪になる」といわれています。ここ数年においては、クリスマスの頃にならないと本格的に雪が降ってきませんでした。しかし、天気予報によるとここしばらくは冬型の天気が続き、雪降りの毎日になりそうですので、「先人の知恵」のとおり今年は雪が多い冬になるのかもしれません。
東根市の南にあるJR神町駅(じんまちえき)のほとんどが、実は天童市の土地(飛び地)になっていました。これまで8年ものあいだ天童市と東根市で話し合ってきましたが、天童市が無償譲渡するという形で解決することになりました。飛び地は通常「等価交換方式」という、交換するに見合っただけの別の土地を提供する形が取られます。しかし、天童市と東根市の境界付近では、東根市から上水道を提供してもらったり、東根市の小学校に通学している地域があることから、Give and Take(ギブ・アンド・テイク)で無償譲渡することにしたようです。
しかしながら、正式に飛び地が解消されるまでは次のような手順を踏まなければならず、これから1年以上の歳月がかかるそうです。ちょうど市町村合併が全国的に話題になっていますが、天童市と東根市が合併して1つの自治体になれば、こういうわずらわしい作業は必要なくなります。こういう事例がほかにもあるとすれば、東根市との合併も真実味を帯びてくるかもしれませんね。