1月23日(火)、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) による研究活動の社会への発信と今後の連携を目的としたUTmobIフォーラムが、東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライトとオンラインのハイブリッド形式で開催された。今年のテーマは「モビリティのカーボンニュートラル」で、学内外の7名にご講演をいただいた。本所 岡部 徹 所長・教授の開会挨拶の後、須田 義大 UTmobI機構長・本所教授より「モビリティ・イノベーション 最近の動向と今後の展望」、本学 新領域創成科学研究科 藤本 博志 教授より「電気自動車へのワイヤレス走行中給電の研究と公道実証への挑戦」と題した講演が行われた。本所 本間 裕大 准教授より「数理最適化モデリングが描き出す低炭素モビリティ・ビジョン」、本学 未来ビジョン研究センター 川崎 昭如 教授より「カーボンニュートラルを目指す地球温暖化対策に関する国際的動向」、産業技術総合研究所 DigiARC モビリティーサービス研究チーム 橋本 尚久 研究チーム長より「モビリティサービスの現状と課題 〜自動運転サービスを含めた国内 MaaSの取り組み カーボンニュートラルの視点を入れて〜」と題した講演が行われた。 更に、日本自動車研究所 環境研究部電動化技術グループ 松田 智行 主任研究員より「カーボンニュートラルに向けた車載用蓄電池技術」、元 本所 准教授の栃木県 県土整備部 坂井 康一 部長より「公共交通における自動運転システムの導入に向けた栃木県の取組」と題した講演が行われ、須田機構長の挨拶で幕を閉じた。また、休憩時間には、現地参加者を対象にしたワイヤレス走行中給電の見学会及び自動運転バスの試乗会を実施した。本フォーラムの現地参加者は約50名、オンラインの参加者は約100名となり盛況であった。この場を借りて、ご講演いただいた方々及びご参加いただいた皆様に感謝を申し上げます。
(次世代モビリティ研究センター 特任研究員 長谷川 悠)
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左から、須田機構長による講演、藤本教授による講演、本間准教授による講演
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左から、川崎教授による講演、橋本研究チーム長による講演、松田主任研究員による講演
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左から、坂井部長による講演、ワイヤレス走行中給電の実験車両の説明、ワイヤレス走行中給電の実験車両の走行の見学