黍嵐

黍 嵐 40句

黍嵐

作品
作者
掲載誌
掲載年月
黍嵐壺の刷目もなびく黍 宮津昭彦 濱 199811
黍嵐鉄絵魚文を皿の底 宮津昭彦 濱 199811
羊胎兒つひぞ歩まず黍嵐 中原道夫 銀化 199911
親牛に寄り添ふ仔牛黍嵐 荻原芳堂 春耕 199912
みづうみに水の匂へる黍嵐 深川知子 俳句通信 200011
黍嵐バザール明日もつづくなり 宮津昭彦 濱 200012
黍嵐時忠の歌碑幾つ見し 春田淳子 俳句通信 200110
包帯の右手にありぬ黍嵐 浜口高子 火星 200111
赤錆びて残る線路や黍嵐 深川知子 雲の峰 200211
黍嵐なかば埋もれし兵馬俑 大橋克巳 雲の峰 200211
黍嵐ゴッホの耳のどこやらに 田中英子 火星 200311
黍嵐くぐり戸のあり潜りけり 杉浦典子 火星 200401
鶏小屋に雨の匂ひの黍嵐 杉浦典子 火星 200401
海までの二輌電車や黍嵐 荒井千佐代 空 200410
母と子てふ乳離さるる黍嵐 東亜美 あを 200412
満員のミステリーバス黍嵐 山田美恵子 火星 200511
黍嵐寄せくる位牌乾拭す 浜口高子 火星 200512
軍艦の出で入りしづか黍嵐 荒井千佐代 空 200601
銃後わが少年の日の黍嵐 淵脇護 河鹿 200601
黍嵐遺跡に赤き土ぼこり 井村和子 万象 200612
火柱となりし殉教黍嵐 柴田佐知子 空 200710
健脚はおふくろ譲り黍嵐 佐藤山人 鴫 200711
黍嵐いくさ跡なる 爾霊山 田中敬 苑 200802
浅間嶺に小浅間抱かれ黍嵐 堤京子 馬醉木 200910
黍嵐熊の噂が村走る 大村峰子 万象 200912
山寺に二人の子供黍嵐 文田多加 笹 200912
甲斐駒を雲の過ぎゆく黍嵐 藤井美晴 やぶれ傘 201101
土産とて琉球珍味黍嵐 小澤菜美 璦 201111
枕五つ竿につるさる黍嵐 松井倫子 火星 201112
頼られてばかりの神や黍嵐 柴田佐知子 空 201201
黍嵐雀の群れの散りぢりに 廣瀬雅男 やぶれ傘 201301
黍嵐牛百頭の土埃 玉田瑞穂 万象 201301
引揚げ者なりし友の計黍嵐 田村嘉章 ぐろっけ 201312
掲揚の校旗に及び黍嵐 佐津のぼる 六花 201402
一村は黄色に渦巻く黍嵐 高橋泰子 峰 201410
綯ひ交ぜの強気弱気や黍嵐 ?コ田千鶴子 馬醉木 201609
黍嵐この世の憂さを嘗めて行く 岩月優半 槐 201612
声援のかき消されさう黍嵐 山本静 京鹿子 201701
啄木のローマ字日記黍嵐 鷺山珀眉 京鹿子 201710
黍嵐いくさ場のごと倒れ伏す 後藤眞由美 春燈 201911

2022年10月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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