11月2日(日)「みんなの選んだグッドデザイン」プレゼン大会に渡辺専務理事が登壇します
「みんなの選んだグッドデザイン」は、大賞・金賞20点の中から、グッドデザイン賞受賞展来場者の投票により、1点を選ぶイベントです。このプレゼンテーション大会では、大賞・金賞受賞者6組が自社デザインについてアピール。来場者のみなさんは、その場で最も気に入ったデザインに投票することができます。今年の顔ともいうべきグッドデザイン大賞・金賞受賞デザインのポイントについて、デザイナーから直接話を聞くことができるまたとない機会です。
日 時:11月2日(日) 13:00 - 14:30
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階 デザインハブ内)
参加費:無料・先着順
登壇者(プレゼンテーション順):
三輪 治季さん(株式会社ニコン)「防振双眼鏡 STABILIZED 10x25 S / 12x25 S」
小澤 辰矢さん(PUMPMAN株式会社)「透水コンクリート型枠パネル ドットコンプラス」
渡部 玲士さん(坂茂建築設計)「DLT木造仮設住宅」
渡辺 豊博さん(特定非営利活動法人グラウンドワーク三島)「ホタルが舞い、水中花が咲く清流・源兵衛川 〜三島の宝が世界の宝に!世界かんがい施設遺産〜」
久保田 智彦さん(株式会社豊島屋)「鳩サブレー 1枚入缶セット」
山田 裕貴さん(株式会社Tetor)「千代田区公園基本方針2025+公園リニューアル」
参加申し込みはこちら
この度、2025年10月15日(水)に発表された「2025年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、本会が申請した「ホタルが舞い、水中花が咲く清流・源兵衛川」が、5,225件の審査対象から「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、「グッドデザイン金賞」を受賞しました。
1.渡辺豊博専務理事の受賞コメント
今回の受賞を今後の活動の原動力に、「右手にスコップ・左手に缶ビール」「議論よりアクション」を信条として、「環境デザイン」の真価と発展性を市民力を発揮して実証していきます。活動を開始してから35年間、グラウンドワーク三島をサポートして下さった皆様へ、深く感謝を申し上げます。
2.受賞対象の詳細
受賞対象の名称:
水都・三島を再生 都市と農村を結ぶ水の道
「ホタルが舞い、水中花が咲く清流・源兵衛川」〜三島の宝が世界の宝に!世界かんがい施設遺産〜
受賞対象の概要:本事業は、三島人が汚した川を三島人が川に入り実践活動を通して蘇らせた清流である。
ゆえに人と動植物が共生できる「エコロジーアップ」の思想がデザインのコンセプトである。今では子どもたちが気軽に川遊びや魚採りができ、多くの観光客が川の中を歩き、ホタルが乱舞して水中花ミシマバイカモが咲き乱れる、自然度の高い川に再生されている。
審査委員の評価:静岡県三島市の源兵衛川は、富士山湧水の1.5kmの農業用水路で、古くから利用されてきたが、高度経済成長期に工場排水や生活排水などによってドブ川になった。1990年頃から、県・市とNPOが中心になって、建築家やランドスケープアーキテクトなどの専門家を巻き込み、地域協働の水質改善、原風景再生、河川空間のフィジカルなデザインが行われ、子どもたちや市民の憩いの場としての清流を取り戻した。土木デザインのレジェンド級の取り組みである。
フィジカルなデザインでは、特に、散策路でもあり水質浄化の装置でもある川の中に設けられた「川のみち」や、水生植物の植栽のデザインは優れており、源兵衛川のせせらぎ体験を美しいものにしている。住民・企業・行政の協働の輪が広がって35年にわたって活動をし続けてきており、それを通して、水と暮らす三島らしさが、人々の生活文化として浸透している。柵がないどころか川の中を歩いていける飛び石があるような環境は、市民の水リテラシーが育まれていること、行政が市民の水リテラシーを信用していることの証左に他ならない。そうした状況に安住することなく、次世代にバトンタッチすべく若い人たちを取り込んだ合意形成と新たなデザインに取り組みつつあり、その誠実さには敬服の念を覚える。
3.グッドデザイン賞について
「グッドデザイン賞」「グッドデザイン・ベスト100」「グッドデザイン金賞」とは
1957年創設の「グッドデザイン賞」は、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。
世界的なデザイン賞として毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴になっています。
「グッドデザイン・ベスト100」は、その年のすべての「グッドデザイン賞」受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性などにおいて総合的に優れているとして高い評価を受けた100点です。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインとして選出されました。
「グッドデザイン金賞」は、「グッドデザイン・ベスト100」の中から特に優れたデザインと認められた19件に贈られるものです。
渡辺専務理事による2025年度グッドデザイン・ベスト100プレゼンテーション(YouTube)
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関連新聞記事
2025年11月6日(木)午前11時から、三島市さんの要請を受けて桜川の水草の排除と清掃方法について指導させていただきました。本年はミシマバイカモの成育が順調で白い花が水中で沢山咲き乱れていました。
しかし、湧水量が減ると他の水草とともに枯れ始めます。ゴミが水草に覆いかぶさり、市民から汚い、水草を排除すべきだとの苦情が三島市にくるそうです。正直、今までその苦情を受け、すべての水草をバキュームで吸い上げてしまったこともあります。
「水の都・三島」と言いながら水草を守ることができなったのです。そこで、今回、三島市の職員さんに駆除していい外来種と清掃方法を指導することになりました。
当然、ミシマバイカモは残し、一部、セキショウモ(重点対策外来種)・エビモ(侵略的外来種)・コカナダモ(侵略生物)・ヤナギモ(多年生沈水生物)などを抜き取り・排除しました。
桜川上流部・白滝公園付近のように、水草をすべて排除してしまうと魚の逃げ場・産卵場所がなくなり、現在、魚も鳥もほとんどいません。善意の清掃活動が、生き物たちの生息場所を奪っています。
白滝公園では鳥を見ることがなかなかできません。桜川や白滝公園は、人だけの遊び場・イベント会場ではありません。人と生き物たちが共生できる自然環境の保全が求められています。今後とも、三島市の職員さんに環境保全の具体的な対応方法を伝授していきたいと思います。
2025年11月7日(金)午前10時から12時まで「源兵衛川環境再生ワンディチャレンジ」を10人のサポーターとともに行いました。本格的な草刈りは、今回が本年度最初です。
春以降のホタルの飛翔や魚類の産卵場所の確保のためには、今後、源兵衛川内5か所での草刈りと水辺の整備が必要になります。
カワニナの放流・補給も含め、2月中旬までに10回程度の現場での作業を行います。人がしっかりと現場に立ち、生き物たちの成育環境を維持管理してやらないと、ホタルが舞う清流・源兵衛川は保全できません。
ボランティア・川の防人の皆様の「三島愛」が活動の基盤になっています。小さな足算を続けて「グッドデザイン金賞」受賞の地区に恥ずかしくない川を創り上げていきます。久しぶりの電動草刈り、思いっきり使い、綺麗に仕上げました。これでホタルも安心して陸地に上陸できます。
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2025年11月6日(木)はいろいろの仕事をこなしました。
まず、三島梅花藻の里での定例整備作業・落葉が増えて清掃活動が大変ですが、11月下旬からはヒマラヤ桜が咲き始めます。
昼過ぎからは、松毛川河川工事現場での河畔林枝剪定の後片付けの確認、その後、御園地区に点在する耕作放棄地の現場確認を地元役員とともに行い、地主さんへの合意取得を依頼しました。了解後、本格的に草刈りを行い耕運後、レンゲを植えてお花畑化していきます。
連続的に仕事が重なって調整が大変ですが、とにかく、ひとつづつ片付け、成果・足跡を残して地域を改善・再生していきます。
2025年11月4日(火)午後2時から東京ガーデンシアターにおいて「2025年度・グッドデザイン賞祝賀会」が開催され、小松理事長・小野副理事長・緒明理事・美和事業課長とともに参加してきました。会場には3500人もの参加者が国内外から集まり、騒然としていました。
グラウンドワーク三島は、審査対象数5225件の中から「グッドデザイン・ベスト100」と「グッドデザイン金賞」(19件表彰・審査ユニット15・公共施設・土木・景観部門トップ)に選定されました。
私の挨拶は「右手にスコップ・左手に缶ビールで30年以上にわたり、市民力を結集して、汚れていた源兵衛川を清流に再生して来ました。弊害は、缶ビールを飲みすぎて痛風になったことで、今は左手に焼酎に変わりました、引き続き、愚直に環境デザインの思想を極めていきます。金賞受賞に感謝します。」でした。
こんなに晴れやかで名誉ある国際的な賞をいただけたのも、本会の役員を含め、多くの方々からのサポートがあってのことです。皆様とともに、喜びを分かち合いたいと思います。サポートに深謝いたします。さあ、次の受賞にむけて邁進するぞ!
2025年10月30日(木)、31(金)と能登に電車で行って来ました。今まで7回、支援活動で能登に行っていますが、すべて夜、三島を立ち、深夜に走り、早朝に現地に着き、1日かけて用事を済ませ、夜中に三島に着き、山岡家のこってりラーメンを食べて終了でした。今回は、七尾まで電車、そこでレンタカーに乗り換えて、2日間で250kmを走り回りました。
用事は、輪島市・能登町・珠洲市の各教育長さんにお会いして、来年実施予定の「心を元気にするショートツアー」への協力と本年度の実績報告です。この2年間で7回のツアーを実施して計281人(こども154人・大人127人、能登町132人・珠洲市149人)を三島・富士山・伊豆に招待させていただきました。
各教育長さんには「富士山パワーをもらい元気になった。源兵衛川の水辺再生の話を聞いて復興・再建への意欲がわいた。家族で久しぶりに温泉に入り楽しみ心身のストレスが癒された。」などのアンケート結果を報告させていただきました。
来年は、対象地区に輪島市を追加し、より広範囲の皆様を招待したいと考えています。さあ、今週提出期限の助成金獲得に向けて、関係市町の意見書の事前取得の合意が取れたので、気合を入れて文章化して申請します。
本会の「能登を忘れない」の強い思いを理解いただき、募金への協力、よろしくお願いします。
2025年11月2日(日)午後1時から、東京ミッドタウンデザインパブ内で開催された「みんなの選んだグッドデザイン」プレゼン大会に参加してきました。
スタートのつかみは「趣味はお金持ちと友達になることとお酒を飲みながら人の魂を奪うことです。これから水都・三島において30年以上にわたり活動して来た環境デザインのパワーと汚れた川を劇的ビフォーアフターした再生物語・強い愛郷心物語をお話させていただきます」の言葉を言って話し始めました。
参加者の反応は「ええこの事実本当なの?市民団体がこんなこと実現できるの?議論よりアクションわかるなあ?説明に説得力があり面白いなあ!」など良き反応でした。
質問で何故今申請したのですかには「私が考えるデザインとは永遠的価値の持続です、ある時代の価値観で評価するばかりでなく、時間経過を踏まえ、33年が経過した今でも、市民による維持管理を踏まえ、人と生き物たちが共生する水辺空間が整っている時間を超越した時間軸での評価をいただきたく、今、申請させていただきました」と答えました。環境デザインのパワーは永遠性です。その足元を支えているのは維持管理を担っている市民です。その融合力が今回の金賞受賞だと自負しています。
しかし、展示会、ものすごい来客ですね。このグッドデザイン賞の偉大さに驚き、受賞の栄誉を誇らしく感じました。明日は、授賞式で東京ガーデンシアターに行きます。三島を国内外にPRしてきます。
2025年11月1日(土)より11月5日(水)11:00から19:00まで、東京ミッドタウン内各所において、2025年「グッドデザイン受賞展」が開催されます。源兵衛川は「グッドデザインベスト100」と「私が選んだ一品」としても展示されています。
また、明日・11月2日(日)は、グッドデザイン大賞・金賞受賞者を対象とした「みんなの選んだグッドデザインプレゼン大会」も東京ミッドタウン・デザインパブで13:00から開催され、私が絶好調の魂を込めたプレゼンを披露します。
国内外のデザイナーが沢山見学に訪れるようです。世界に誇る源兵衛川の「環境デザイン」の先駆性と付加価値、真価が評価されます。皆様の参加をお待ちしております。
今、三島市箱根西麓の畑で、グラウンドワーク三島が生産している「三島そば」の花が、満開に近づいています。
秀麗・富士山を背景にした、白いベールで覆われた美しい田園風景を見学・撮影に来てください。壮大な駿河湾の海の景色も見えて、良き気分転換になりますよ。12月上旬には、三島そば収穫祭を開催します。また開催日をお知らせします。
2025年10月29日(水)午後3時から、台湾彰化県捕心郷向所から、グラウンドワーク三島に15名が視察に来られました。源兵衛川を山口インストラクターにご案内いただき、三島梅花藻の里で、本会の活動概要やまちづくりに関わる環境デザインのポイントなどをお話させていただきました。
「本会の収入内訳は、行政との関わり方は、何故企業にアプローチするのか、どんな支援を受けているのか、ボランティアの集め方は、今後の活動の方向性は」などいろいろと質問を受けました。グラウンドワーク三島は、台湾では大変有名だそうで、わざわざ東京から大型バスで視察に来たとのことです。今夜は富士山東急ホテル泊、本会の三島市に与える経済効果は結構大きいものがありますよ。
2025年10月28日(火)、ネパール訪日団の2日目の視察体験が行われました。三島市内散策の後、松毛川千年の森での植林地の下草刈りを体験してもらいました。ネパールの学校活動で、下草刈りは体験しているとのことでスピーディに作業が進みました。私から「新たな森を創り上げるためには、苗木の3年間は、年間5回ほどの下草刈りが必要であり、この作業を怠ると森を創り上げられないことを伝えました。
源兵衛川などの視察後、私からパワーポイントを使い、環境再生について説明しました。「ある範囲を特定して集中的にゴミ拾いを行い参加者に達成感を感じてもらうこと、生ゴミの肥料化を図りゴミは貴重な資源でもあることを学ぶこと、し尿を溜め科学的な分解発酵処理方法で浄化すること、何故汚いのかの原因調査を行うこと、課題解決のために専門的知識を学ぶこと、まずは階段を登るように一人一人が汚い川に入りゴミを拾う活動をスタートさせること」などを伝えました。
その後の交流会は、おおいに盛り上がり、またまたネパールに行き、今、汚れている「聖なる川・バグマティ川」の具体的な水質改善策を、子どもたちとともに実施することを約束しました。来年は、環境改善活動でネパールに行くぞ!
2025年10月27日(月)「2025年度・第16次ネパール日本友好協会ネパール訪日団・グラウンドワーク三島視察体験」が開催され、ネパールから4名の学生さんが三島に来られました。
まず、人生で初めての海を体験していただくために、伊豆シーパラダイスへ、その後、箱根に行き、芦ノ湖遊覧船、三島スカイウォーク、柿田川湧水公園、ホームスティ先へのバトンタッチでした。
ネパールもエベレストがあり「水の国」です。しかし、現実は水質悪化が進み、汚染されて生活・衛生環境は厳しいのが現実です。美しい伊豆・箱根の環境の中で、心が癒されたかと思います。本日は、環境再生・改善にスコップを持って取り組む、本会の現場・松毛川で草刈り・源兵衛川でちゃんかけ拾いなどを体験してもらいます。
2025年10月25日(土)、日本のヴェネツィア「水都・三島」を訪ねるー「世界かんがい施設遺産」源兵衛川と農の体験ーが開催されました。新宿から15名の参加者が乗車し、楽寿園・小浜池、白滝公園、桜川、御殿川を見学し、みしま未来研究所にて箱根野菜を盛り込んだ弁当を食べ、ゆめみしまの稲刈り体験、源兵衛川の散策、三島梅花藻の里での意見交換、アンケートを行いました。
三島の底知れぬ水の宝物・真価を実感していただき、三島大好き人を増やす、今回の実験的な取り組み、参加者の満足度・マックスでした。
次回は、12月6日(土)実施、新宿乗車・無料で三島を満喫できます。稲刈りは子どもを含め、初体験者が多く大好評でした。次回は、三島そばの収穫体験です。秀麗で壮大な富士山の景色を見ながら「水都・三島」の奥深い多様な魅力を体感してください。皆様の参加をお待ちしております。
2025年10月25日(土)午後1時半から、三島市梅名地区の本会がお借りしている田んぼで「ゆめみしまの収穫祭・稲刈り体験」が開催されました。
元中郷用水土地改良区理事長の白井さんのご指導を受け、子どもたちを含めて各人で鎌を持ち、たわわに実った稲穂を刈り取り、はざかけ体験を行いました。
東京からの参加者を含めて総勢25名、賑やかに楽しく農作業ができました。土や稲穂の香りを嗅ぎ、汗を流し、この米を開発していただいた、JTの元研究員の方から、ゆめみしまのおいしさの特性・秘密も伺いました。
猛暑の影響を受けず、本年も素晴らしい品質の三島米が生産できました。この「三島産・新銘柄米」の優れた甘みと香りを味わってください。現在、絶賛販売中です。
2025年10月22日(水)、午後から蔡副教授と包括連携協定書を調印した、魚住と頭社周辺農業地帯を訪問し、村長さんや村づくりの女性リーダー、社区メンバー、魚住郷公所所長、大学関係者などと、地域内の水路や農地、ため池などの現地調査と聞き取り調査を行いました。
私からは「水質悪化の改善策・減農薬の方法・水路や道路の環境に配慮した改修方法、村の活性化策への提言、180haある農地の近代化と土地改良事業の必要性、ため池の観光利用策、田園景観保全の重要性、今後の取り組み方法への提案」などについて説明し、活発な議論が行われました。
富士山静岡空港建設時、農業地域の生活生業対策・代替農地の造成など、私の元々の専門は、村づくり・環境保全・農業基盤整備事業の計画設計実施です。今後、魚住村の農業アドバイザーとして地域に入り込み、大学とともに「夢の村」を整備していくお手伝いをしていくことを約束しました。さあ最も特異な元職の農業土木技術を活かせる活躍の舞台が台湾に整いました。
何と台湾産の日本酒を発見し、台湾での問題が無くなりました。いろいろの歯車・プロジェクトが、それぞれに動き出す切っ掛け・動機が胎動する、2025年10月17日(金)から23日(木)までの7日間の旅でした。翌日は、3時間タクシーに乗り、台湾松山空港内で恒例の牛肉麺を食べて帰国しました。今回も沢山の皆様にお世話になりました。深謝です。
2025年10月22日(水)午前9時半、国立曁南国際大学から私に特別研究員の任命があり、グラウンドワーク三島と人材交流に関わる協力覚書を締結しました。
今後、私が大学で定期的に講義を行うとともに、大学院生が三島にインターシップ研修に来ることになります。さらに日台人材・学術交流が活発化することにより、グラウンドワーク三島の「現場学・実践学」が、現在事業内容を検討している「グラウンドワーク台湾」の設立を切っ掛けとして、台湾の市民活動の「成功モデル」として拡大していくと思います。
まさに、三島は、世界に開かれた「議論よりアクション」の学びの場として評価されていくことになります。台湾と日本の若者交流の架け橋の役割をしっかりと果たしていきます。
2025年10月21日(火)は午前10時から午後5時まで、台湾社区大学全国促進会が運営管理するコミュニティセンターにおいて、台湾国内4ヵ所で活動している社区のリーダーから、本年度の活動概要についての発表を聞きました。
とにかく台湾のNPO活動家は若い人たちが中核を担っています。移住者を含め、社会活動や環境、経済などの専門的知識を大学などで学び、その知識と地域社会を今以上に改善・発展させたいとの問題意識を前提に、体系的・長期的な戦略を持って地域内において多様なアプローチを展開し多くの成果を残しています。
そのターゲットは地域の若者・大学生です。次世代への地域教育を、若者が先頭を切って、若者に対して環境・社会・経済問題などをテーマに様々な角度からの活動を展開・推進しています。
1畜産によるし尿垂れ流しで汚れた川の再生と環境教育の展開、2地域で発生した産業廃棄物問題への反対運動、3温泉地帯での開発ラッシュへの抑止策の対応と新たなまちづくりへの挑戦、4若者との連携による地域活動の担い手育成」などその活動・切口は多種多様です。
私からの講評は「行政の施策との整合性・マッチング、企業へのアプローチ、地域住民との信頼関係の構築、市民・行政・企業とのトライアングル形成への努力、調整仲介役・プロジューサーとしての能力研鑽」などをアドバイスさせていただきました。
私も偉そうに発言できる立場でないので、今後、三島での若者サポーターの育成について、具体的な段取りを進めねばと決意したところです。やはり台湾は、国家・地域の未来の発展に向けて的確な問題意識を持って挑戦・躍動していると感じました。
2025年10月20日(月)は淡水市内で歴史的建造物・程氏家族の館を保護・活用している市民団体の皆様から、開発ラッシュ・破壊の危機から守り、それを文化的・教育的アプローチで維持管理しているお話を聞きました。ふるさとの宝物を死守するぞとの強い意志を感じ、その思いがなかなか社会に認知されないジレンマ・苦しみも共有できました。
その後、暴風雨の中、農村地域の人材育成と歴史的建造物の維持に努力されている地元代表者の施設と思いを聞いてきました。上流に人が住み、農地や森を維持しているから下流地域は守られているのだ、その社会的使命を伝えていくとの覚悟を感じました。
次は、淡江大学にて、グラウンドワーク三島の講演を行い、長期的な戦略性と環境マネジメント、環境デザインの重要性、企業へのアプローチ強化などをお話しました。
さらに台北に戻り、懐かしい方々と紹興酒にいて交流を深めました。英国グラウンドワークとの相互交流。グラウンドワーク台湾設立の必要性、台湾の大学生の三島へのインターンシップ制度の大切さなどを力説させていただきました。次への一歩の期待感が増しました。
2025年10月19日(日)は、午後3時からの移動まで時間があったので、ゆっくりとした一時を過ごすことができました。午前中は、英国スタディツアー報告書の作成を進め、午後からは、台中市内を散歩し、市場に行ってきました。
雑然とした雰囲気ですが、人々が暑い中で懸命に働いている、生きている姿を見て、元気をもらいました。温かい弁当を買い、台湾ビールを一本だけ飲み、何年ぶりかの昼寝です。
疲れが溶解し、その後、約3時間かけ車で淡水に移動しました。川沿いには高層マンション・リゾートマンションが立ち並び、台湾経済の勢いを感じました。本日は雨ですが、淡水地域の河川現況調査に出かけます。午後からは、私の講義、地域の環境NPOの皆様との議論楽しみです。
2025年10月18日(土)台中文化省文化遺産公園で「国際フォーラム・レジエントな社会・持続可能な未来に向けての地域の実践」が開催され、スピーカーとして参加しました。
私は、汚れた源兵衛川の水辺再生への地域協働の取り組みと環境デザインをコンセプトにしたエコロジーアップのノウハウについてお話させていただきました。「地域には貴重で発展的可能性を秘めた環境資源がある、そこに注目して人と自然が共生できる新たな経済振興・地域振興の仕組みを環境デザインとして整備していく、行政の知恵と力には限界がある、市民はまちの主役であり主権は市民にある、愛郷心がベースの市民発意は優位性ある個性的なデザインを創造できる、ただし施設の維持管理には市民にも社会的責任が生ずる、今の気候異変は自然を壊してきた反撃だ、環境保全が市民の命を守ることに連動してまちもより魅力的・安全になる、法律や規則優先では創造力は生まれない、三島は世界一の水都を目指し街中に水辺の回廊を創り上げていく、水と緑と人の融合はストレスと災害リスクが無い安心・安全なまちを創出できる、以上の価値が認められグッドデザイン金賞を受賞できた」などを説明させていただきました。
他にも、陳良春・国立台湾大学教授やエラ・ノベラ・ラウジ・アデレード大学院生のお2人から台湾での災害対策やインドネシアでの地震津波被害につての報告がありました。午後からの分科会では、多くの若手の学者や実践者が国内外の先進事例を発表していました。とにかく皆さん、活き活きとしています、
台湾には160の大学があり、国立大学は40校、国立台湾大学がトップです、次第に日本の大学にレベルが迫ってきています。学問と専門性無くして国の発展無しです。日本も人材育成に資金投入しないと「教育・遅進国」になってしまうと思いました。
この会場、日本時代のワイン工場跡地です。何と文化省が跡地を買取り、文化遺産公園として芸術村・音楽会議ホール・イベント広場・会議室などに整備しました。縦割りの仕組みで国の施策が停滞している日本、いろいろの価値創造、遺産の再活用など置いてきぼりですね。台湾の行動力・迅速力には毎回、驚かされます。明日も講演です。
2025年10月18日(土)国際フォーラム終了後、1人夕食の場所を探して、台中市内を散策しました。気に入った店2軒に入ると、ビールは無いと言われ、仕方が無く、徘徊を重ね、素晴らしいお店・日本の古い建物を改装した焼肉屋さんを偶然見つけました。
外気温は30度、とにかく蒸し暑く、歩くと汗が噴出します。当然、冷たい台湾ビールを所望、満足いくまで1人飲みしました。気遣い無しで、1人飯もいいですね。さあ、明日は、淡水まで車移動です。
2025年10月17日(金)3時間半のフライトを経て、台湾・台北松山空港に着き、車で2時間半かけ、台中まで来ました。明日、開催される国際フォーラムの関係者と盛大で豪華な交流会が催されました。やはり台湾は「食の王国」です。
次から次へと出で来る料理に、ビールを飲むのも忘れそうにならず、美食・美味を満喫しました。胃も心も満足しました。明日の発表、グッドデザイン金賞を受賞した、源兵衛川に係る「環境デザイン」の真価と極意、グラウンドワーク三島による協働の取り組みのノウハウなどについて力強く発表します。
2025年10月16日(木)午前10時から、三島梅花藻の里の定例整備作業が小雨の中で実施されました。「三島磨き」の地道な実践活動が、ボランティアの三島愛をベースに、しっかりと根付いて続けられています。言葉では地域社会は変わりません!
過去の投稿はこちらからご覧いただけます。
2022年6月18日(土)、三島市民文化会館・大会議室にて開催された「30周年記念意見交換会(主催:GW三島)」より、グラウンドワーク三島専務理事・渡辺豊博による講義「グラウンドワーク三島が成した30年の活動成果と今後のアプローチとは」と当日のプレゼン資料、グラウンドワーク三島の活動紹介ビデオ「右手にスコップ、左手に缶ビール!」を掲載いたします。
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当日のプレゼン資料
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このコーナーでは、私・ジャンボ渡辺が折々に書き留めた様々な思いやまちづくりのノウハウ、ミスターNPOとしての戦略・夢、若者へのメッセージなど掲載するので、私の議論よりアクションの理念・信条をお読みください。
「右手にスコップ・左手に缶ビール!」‐三島から発信・グラウンドワーク創造への挑戦‐(YouTube)
テレビ番組
YouTube講座「NPO・起業家・まちおこしスタートアップ実践講座」を配信開始!
三島産新銘柄米「ゆめみしま」のご購入はこちら
2025年10月29日「ネパール学生・源兵衛川で清掃体験」「ゆめみしま収穫祭」の記事を掲載
グラウンドワーク三島のfacebookページ
グラウンドワーク三島のインスタグラムページを開設しました!
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋〜グラウンドワーク〜
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A story of Genbegawa