平成16年7月27日、青森県東通村にある 東北電力(株) 東通原子力発電所建設所において、第63回安全キャラバンを実施しました。
安全講演会
安全講演会には、東北電力(株)及び関係会社の社員約60名が出席されました。
講演会の冒頭、東北電力(株)東通原子力発電所建設所 副理事所長 井上 茂氏より、「安全文化(セイフティカルチャー)の普及という事で安全キャラバンを開催して戴きありがとうございます。
東通原子力発電所の建設は12月には燃料装荷の予定であり、いままで以上に安全を具体的な業務に生かす時期であると考えています。この意味でも今回の安全キャラバンの開催が東通原子力発電所建設所での安全文化の定着のきっかけとなることを期待しています。」とのご挨拶がありました。
ご挨拶の後、NSネット町田事務局長よりNSネットの活動を紹介し、引き続き、三菱マテリアル?梶@環境部門フェロー兼環境センター原子力安全主任監察の浅野 闘一 氏より、「環境経営におけるリスクマネジメント」と題して、ご講演いただきました。
講演会では、
豊富な実務経験を踏まえ、経営として環境リスクマネジメントの重要性を講演頂きました。『昨今、コンプライアンス、コーポレート ソーシャル レスポンシビレティを意識せざるをえなくなっている。環境を無視或いは、ないがしろにした経営は通用しない社会となってきた。従って、企業経営の使命である株主利益の実現のためには環境を重視しなければならない時世であり、環境経営も当然のことながらこの使命を満たすものでなければならなく、環境経営の根幹は環境リスクマネジメントであると考えている。
この環境リスクマネジメントの要諦は、基本的にはリスク要因の根絶、リスクの具体化予防、具体化した場合の迅速な危機管理体制の確立となる。特にリスクの根絶や具体化の予防がとりわけ重要視されなければならなく、この点が企業に求められている。』
とのお話をいただきました。
講演会終了後のアンケートでは、
企業の使命とステークホルダーとの関係及び環境経営について理解できた。また、リスクマネージメントの重要性を認識し、不祥事を発生させないこと、その努力に対する評価を高めることが結果して企業価値を高めることであることが分かった。
などのご意見をいただきました。
安全情報交換会
佐々木 陽三 氏
主な情報・意見交換として、
毎日開催している不適合委員会での議題はどのようなものですか。
などがありました。