安全キャラバン

活動状況 安全キャラバン

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九州電力株式会社 玄海原子力発電所にて
第49回安全キャラバンを実施

平成15年3月20日、佐賀県東松浦郡玄海町にある九州電力株式会社玄海原子力発電所において、第49回安全キャラバンを実施しました。

安全講演会

安全講演会には、九州電力(株)の社員および協力会社の社員約75名が出席されました。
講演会の冒頭、玄海原子力発電所所長 樋口勝彦 氏より「今回の講演を活用し、日々現場で行っている安全文化醸成に向けての新しい視点を養い、今後の活動に活かしていきたい」とのご挨拶がありました。

講演会の様子

挨拶の後、NSネット田中安全部長よりNSネットの活動を紹介。引き続き、GE Japan 取締役相談役 兼 GNF-J 取締役顧問 村上和子氏より「GEの企業倫理について」と題して、ご講演いただきました。

村 上 和 子 氏

講演では、

GEにおいての企業倫理規定は全世界共通で運用されているが,各現地の実情に合わせた対応をしている。そのGEの倫理規定の中から具体的な規定が日本においてどのように運用されているかを過去に経験した具体的な事例を例にしながら紹介があった。
社員に対しての教育、相談等をして、個人の自覚を根付かせることに絶え間ない労力と費用をかけている。また、経営陣が企業倫理に対しての認識が重要であるということを社員にわかってもらうために、あらゆる機会をとらえて繰り返しメッセージを出しつづけている。

とのお話しをいただきました。

講演の感想では、
・コンプライアンスという言葉が今企業の運命を左右するという時代になって来ましたが、世界を市場とする企業に於いても倫理ということについて詳細な処まで規定していることに感心した。又、アメリカは自由な国だと思っていたが倫理については、厳しさを実感した。
・インテグリティについて大変明解に理解できた。説明が非常に明解であったことが分りやすい理由であったが、一方でGEのインテグリティが大変スッキリした形式であることも理解しやすい原因とも思った。
・GEの倫理規定は、広義でかつ詳細に決められており、コンプライアンスに対する取組みに対して正直おどろいた。本当に身に付けるには会社全体として組織的に取組む必要があると感じた。

など、多数のご意見をいただきました。


安全情報交換会


安全情報交換会の様子

斎 藤 修 一 氏

安全情報交換会では、九州電力(株)より要望があった富士電機(株) 東京システム製作所における相互評価で良好事例として抽出された「ヒヤリハット提案活動における工夫された報告シートの活用」について、富士電機(株) 東京システム製作所 総務部 総務課 課長補佐 斎藤修一氏においでいただき、より詳しく紹介頂きました。

主な情報・意見交換として、
くろまる安全意識をきちんと浸透させることは一朝一夕にはできないので、メッセージを発信し続けることと、社員に協力してもらえる環境作りが大事と考えている。
くろまる各自の仕事の負担は増えている昨今、「大事に至って後悔するよりも、今の時点でつぶしておくことが大事である」という意識をもつことも大事だと感じている。

などがありました。

以 上


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