日本原子力技術協会:第2回評議員会

活動状況
第3回評議員会(平成18年5月11日) 概要報告

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主な提言内容

1. JANTIは情報公開を旨としているが、保全データやノウハウなど公開できないデータをJANTIで扱うことはできるのか。できないのならその立場を明確に示すべきである。
→ 協会は公開を原則として設立しており、非公開データの取扱は現時点ではできない。将来的に協会が社会から信頼を得てから考えたい。
2. 協会の取り組みは青森県においては、県行政が原子力を考えるにあたって大きな役割を果たしていると認識している。第三者機関としての原技協の活動について、講演会等に参加して県民向けに直接説明する機会を持ってもらいたい。
→ タイミング等を連絡しあいながらご相談していきたい。
3. 点検期間の見直しは地域振興にとっても地元での雇用等に役立つと考えており、是非実施してもらいたいし、見直しの方向に動かさなければならないと考えている。
→ 機械学会は夏ぐらいに報告書をまとめようとしている。協会としては、地元への説明が必要な場合はその一翼を担う考えでいる。
4.

ピアレビューを受けた人と受けなかった人たちの意識・感想の違いについて比較してみてはどうか。また、ピアレビューの安全文化への貢献について、シンポジウムの開催や論文集の発行など活動実績を積み上げていく努力が手薄ではないか。

→ ピアレビューとからめたアンケート調査の実施は考えている。また、例えばパネル等の企画を考えて相談させてもらう。
5. ピアレビューにINPOの方が入ったことで、今までのピアレビューと違う観点からの指摘や方法論が違うなどはあったのか。
→ 基本的には同じだが、2週間現場に入って実施したことが、大きな違い。今回は、世界レベルに対してどのレベルにあるのかをレビューした。
6. 現状のパンフレットでは、原技協が何を目的とする団体であるかよく理解できない。意義が不明確である。原子力産業界の活性化が目的ではなく、その目的は、安全文化の推進、あるいは安全をキチンとすることであり、その結果が原子力産業の活性化につながるという論理にすべきである。
→ 我々の気持ちも同じだが、パンフレットの文書までいたらなかった。
7. 広報・公聴活動で直接社会に向けた活動が不足しているのではないか。
→ 基本的にマスコミの信頼を得ながら自由に書いてもらうことを考えている。また、マスコミに対しては技術的な解説を中心に勉強会のようなものをできるだけ開催したい。
8.

第三者という立場は難しいと思う。現場の方々の口も重いが、労組も現場の中で意見交換を続けていろいろと話を出してもらうよう努力してきている。連携してやっていきたい。

9. マスコミへの情報提供については、具体的な事例を挙げるなど、リアリティのある問題としてプレゼンテーションしなければ取り上げてくれない。リアリティがあるからこそ安全とか、それに対する信頼とかが生まれるものであり工夫が必要である。
→ 協会内で資料の閲覧公開はしているが、これから工夫するにあたってもよい方法などご教示いただきたい。
10.

情報は、本社と現場で同じ情報が流れていなければ意味が無いのであり、実際に受け手である電力側でどのように流れているのかレビューしてもらいたい。

→ レビュー結果については、現場に行ったときにチェックする。
11. 限られた人員、予算のなかで原技協の職員がかなり苦労していることは理解しており、それを電事連等に説明できる資料を作成して、自らの立場を説明して協力関係を築いていくべきではないか。
以 上








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