---

---

昨年、長年の懸案だった『私的所有論 英語版』をようやく電子書籍のかたちで刊行できた(Kytot Books、日本語HTML版同包、一〇$)。ただ、なかなか知ってもらえないこともあり、販売には難儀している。今年の一番の課題は、新しい本を出すよりもこれをいくらかでもどうにかすることだと思っている。他に共著書として田弘・立岩真也・臼井正樹『われらは愛と正義を否定する――脳性マヒ者 横田弘と「青い芝」』(生活書院)、他を刊行。
今年はまず杉田俊介との共著で『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』(青土社)だが、これはもう発売開始になっている。次の仕事は『現代思想』で連載している「生の現代のために」を本にすること。分量的にはとうに一冊分にはなっているのだが、話が続いて終わらない。区切り方を考えてみる。そしてそれは「病者障害者運動史研究――生の現在までを辿り未来を構想する」という研究の一環でもある。その研究資金が得られるなら(得られなくとも、だが)その作業を進める。
長いものを書くばかりではなかなか読んでもらえない。新書を出す案はあるのだが、今年それを実現できるかはわからない。ただこれから五年の間に数冊を出そうと考えている。


◆だいやまーく2018年01月01日 「今年の執筆予定」
『出版ニュース』2018-1 http://www.snews.net/

◆だいやまーく2016年01月01日 「今年の執筆予定」
『出版ニュース』2016-1 http://www.snews.net/
◆だいやまーく2015年01月01日 「今年の執筆予定」
『出版ニュース』2014-1 http://www.snews.net/
◆だいやまーく2014年01月01日 「今年の執筆予定」
『出版ニュース』2014-1 http://www.snews.net/
◆だいやまーく2013年01月01日 「今年の執筆予定」
『出版ニュース』(2012-1): http://www.snews.net/