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DPI日本会議メールマガジン・2023 9月〜12月

1月〜4月/5月〜8月/9月〜12月 DPI日本会議

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last update: 20230207





しかくDPI日本会議メールマガジン(23.12.01)第777号


DPI日本会議メールマガジン(23.12.01)第777号
☆----「われら自身の声」を届けます!----☆
DPI日本会議メールマガジン(23.12.01)第777号
DPI-JAPAN Mail Magazine
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2023年12月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!

▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202312/

しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────しかく
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凡例:にじゅうまる=大注目! 〇=注目! しろさんかく=よかったらみて
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【地域生活】
にじゅうまる障害福祉サービス等報酬改定検討チームで報酬改定の議論が行われています

【バリアフリー】
にじゅうまる日程未定:第3回バリアフリー基準見直しWG
しろまる日程未定:踏切道等における視覚障害者誘導対策ワーキング・グループ

【権利擁護】
にじゅうまる相模原市「人権尊重のまちづくり条例」案の概要公表

【教育】
にじゅうまる12/9(土)障害者権利条約の審査・総括所見を活用した国内法制度整備事業 2023タウンミーティングinぐんま(キリン福祉財団助成事業)

【障害女性】
にじゅうまる100万筆署名活動継続中!
にじゅうまる優生保護法裁判期日
しろまる今後の優生保護法裁判期日

【雇用労働】
にじゅうまる常任委員の伊藤が2日目第1部 「聴覚障害者の権利」に登壇、ドラマ「silent」の当事者表象の問題などに言及国際人権アカデミー2023〜現場の視点で学ぶ国際人権〜


しかく───────────────────────しかく
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地域生活
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にじゅうまる大注目!
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障害福祉サービス等報酬改定検討チームで報酬改定の議論が行われています。
<ワンポイント解説>
令和6年度令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に向けて検討会が頻繁に開催されています。
会議日程は直前にならないとわからないことが多いため、ぜひこまめに以下のリンクから検討会の開催状況をチェックしてみてください。

▽障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(外部リンク:厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai_446935_00001.html



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バリアフリー
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にじゅうまる大注目!
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日程未定:第3回バリアフリー基準見直しWG
<ワンポイント解説>
今年度、バリアフリートイレ、車いす駐車施設、劇場等の車いす客席の3つの義務基準の見直しが議論されています。前回は8月末に開催されましたが、その後、委員のヒアリングなども行われています。おそらく、今回事務局案が示されるものと思います。
現在は、バリアフリートイレは規模に関係なく1以上あれば良いという非常に低い基準です。そのためデパートなどの商業施設も各階に一般トイレはあるのに、バリアフリートイレは3-4フロアに1つしかないという状態です。利用者が増えて対応できない状況になっており、今回の見直しは非常に重要です。
▽建築物のバリアフリー基準の見直しに関する検討WG(外部リンク:国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000183.html

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しろまる注目!
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日程未定:踏切道等における視覚障害者誘導対策ワーキング・グループ
<ワンポイント解説>
2022年に奈良県の踏切で視覚障害者が踏切内で特急列車と接触し、亡くなる事故がありました。これをきっかけに、踏切内での点字ブロックの敷設方法について議論されてきました。10月にはつくば市で実証実験が行われ、DPIメンバーも参加してきました。今年度第3回目のWGが開催される予定です。これまでの経過は以下にまとめてあります。
▽踏切道等における視覚障害者誘導対策ワーキング・グループ(外部リンク:国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/working-group/index.html



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権利擁護
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にじゅうまる大注目!
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相模原市「人権尊重のまちづくり条例」案の概要公表
<ワンポイント解説>
相模原市は11/17(金)に人権尊重のまちづくり条例」の案を市議会に公表しました。相模原市人権施策審議会が3月にまとめた答申では、津久井やまゆり園事件をヘイトクライムと位置づけ前文に盛り込む、不当な差別的言動の対象に人種・民族・国籍だけでなく障害も含める等画期的な内容でした。
しかし、残念ながら条例案には盛り込まれず、大きく後退した内容になっています。3月議会に提案される予定ですが、条例案を見直すように、DPIからも働きかけたいと考えています。
くろまる新聞報道
▽公共の場所でヘイトスピーチを禁止、罰則は見送り 相模原市が条例案(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASRCK77P6RCKULOB002.html
▽「やまゆり園事件」をヘイトクライムと明記せず 相模原市、人権尊重条例案を公表 罰則規定も見送り(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/290731
くろまる今年7月の要望の報告(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/sagamihara-city-human-rights/



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教育
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にじゅうまる大注目!
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12/9(土)障害者権利条約の審査・総括所見を活用した国内法制度整備事業 2023タウンミーティングinぐんま(キリン福祉財団助成事業)
(申し込みは下記、DPIのHPより!)
https://www.dpi-japan.org/blog/events/kirin-gunma-town-meeting/
<ワンポイント解説>
今年8月、DPI日本会議は東京大学大学院教育研究科と「フルインクルーシブ教育事業に関する連携協定」を締結しました。
その一つの柱が政策提言の強化であり、地方公共団体との連携です。
群馬県ではインクルーシブ教育推進の旗を山本一太知事が掲げています。今回は東京大学の小国教授もお招きし、連携の可能性を探ります。
しかく日時:2023年12月9日(土)12:30〜15:45
しかく場所:Gメッセ群馬(〒370-0044 群馬県高崎市岩押町12番24号)
しかく内容:東大とDPIとのフルインクルーシブ教育連携協定について 崔栄繁(DPI日本会議議長補佐)
インクルーシブぐんま設立記念講演 小国義弘(東京大学大学院教育研究科教授)
シンポジウム
しかく参加費:無料 詳しくは、上記のURLでご確認ください!



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障害女性
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<ワンポイント解説>
11月1日(水)、最高裁に対し30134筆の署名を提出しました。その後の集会では会場300名、オンライン300名、うち与野党議員と秘書も25名が参加し、力強いメッセージもいただきました。多くのご協力ありがとうございました!
集会後の官邸前アピールの最中、最高裁より「大法廷回付」つまり審議が小法廷から大法廷に移されるとの連絡が、担当弁護士に入りました。この案件が重大であるとの認識だと思われます。最高裁は世論を重視するとのことなので、100万筆署名活動がより重要です。第2期締め切りは12月末となりますので、更なる呼びかけ等よろしくお願いします。また各地の裁判傍聴もご注目ください!

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にじゅうまる大注目!
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100万筆署名活動継続中!(Change.orgによるオンライン署名もあります)
▽オンライン署名
https://www.change.org/yuuseihogohousaikousai

▽DPIホームページでもご案内しています
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/2023yusei-shomei/

署名用紙を使った同趣旨の署名も行われています。
(注記)同じ人が、オンラインと紙の両方に署名しないようご注意ください。

▽用紙ダウンロード(外部サイト:優生連)
https://sites.google.com/view/yuuseiren/home

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にじゅうまる大注目!
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優生保護法裁判期日
・12月1日(水)11:00〜大分地裁 匿名原告
・12月5日(火)15:00〜東京高裁 静岡第1回控訴審 宮川辰子さん(仮名)
・12月15日(金)13:00〜札幌地裁 匿名(石狩男性)
・12月19日(火)15:00〜名古屋地裁 第6回期日長嶋恵子さん(仮名)啓一さん(仮名)
・12月25日(月)14:00〜浜松支部 武藤千重子さん(結審予定)
・12月26日(火)14:00〜東京地裁第7回期日 西スミ子さん

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しろまる注目!
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今後の優生保護法裁判期日
2024年
・1月23日(火)14:00〜 福岡地裁 日田由雄さん(仮名) 梅さん(仮名)
・☆判決!1月25日(木)10:00〜福岡地裁 朝倉彰さん(仮名・死亡)朝倉典子さん(仮名)
・☆判決!1月26日(金)15:00〜大阪高裁 加山まり子さん(仮名)加山徹さん(仮名)
・2月9日(金)15:00〜神戸地裁第3次提訴 第3回期日 川野正子さん(仮名)山川百恵さん(仮名)
・☆判決!3月13日(水)福岡高裁(熊本原告)渡邊数美さん 川中ミキさん(仮名)

京都新聞社 情報公開請求裁判
・2月27日(火)16:00〜大阪高裁 大津地裁控訴審



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雇用労働
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にじゅうまる大注目!
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常任委員の伊藤が2日目第1部 「聴覚障害者の権利」に登壇、ドラマ「silent」の当事者表象の問題などに言及国際人権アカデミー2023〜現場の視点で学ぶ国際人権〜
<ワンポイント解説>
ヒューマンライツ・ナウが主催する「国際人権アカデミー2023」は、難民、武力紛争、女性のエンパワーメント、聴覚障害者の権利など5つのトピックを取り上げ、国際人権法の観点から学ぶ2日間のイベントです。研究者や弁護士など各分野で活躍する講師による解説があり、ハイブリッド形式で開催され、学生割引もございます。

しかく日時:2023年12月23日(土)12:50〜13:50
しかく場所:明治学院大学 白金キャンパス
しかく参加費:有料
しかく使用言語:日本語、日本手話(通訳あり。詳細は下記をご参照ください。)
しかく定員:会場参加は1日50名、オンライン参加は1日200名
しかく開催方法:対面またはオンライン
▽詳細
https://hrn.or.jp/news/24733/
◇主催:認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ
◇後援:明治学院大学 国際平和研究所



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今月のひとこと

2023年もあっという間に過ぎようとしています。
今年も、年始になにか目標を立てていた気がするのですが、
まったく思い出せません......。
それでも、今年も一年過ごせたことに、
周囲への感謝と自分へのねぎらいを込めて、
「ありがとう」と伝えたいです。

(ゆ)
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【寄付・募金のお願い】
くろまるDPI日本会議への寄付・募金によるご支援はこちらからお願いします。
https://dpi-japan.org/join/donate/
(注記)DPI日本会議は認定NPO法人に認定されており、募金・寄付は控除の対象になります。

くろまる下記URL(GiveOneホームページ)からもオンライン寄付ができます(1口1,000円〜)
https://giveone.net/supporter/project_owner.html?owner_id=406

▽寄付金控除についての詳細はこちら
https://dpi-japan.org/join/donate/kifukojo/

【会員募集中】
くろまる正会員(団体のみ)、賛助会員(団体・個人)を募集中です。
詳細はホームページまで
https://dpi-japan.org/join/

くろまるDPI日本会議も協力している、特定非営利活動法人 ゆめ風基金の障害者救援活動にご協力ください。
しかく障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
https://yumekazek.com/blog/

にじゅうまるこのメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます
(注記)発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです

にじゅうまるDPI日本会議メールマガジン
の配信停止はこちら
https://www.mag2.com/m/0000070263.html?l=chn17fa6ed

しかくDPI日本会議メールマガジン(23.11.30)第776号


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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
第12回DPI障害者政策討論集会、いよいよ今週末になりました。

12月2日(土)、3日(日)にオンライン開催します。
今年のテーマは「総括所見を活用し、条約の国内実施を進めよう」です。

全体会では、障害者政策委員会の委員長である熊谷晋一郎さんをはじめ、障害者政策委員会委員の方々をお迎えします。
分科会は地域生活、国際協力、障害女性、権利擁護分科会を開催します。

まだまだ参加受付中!多くの皆様のご参加をお待ちしております。

▽詳細、お申し込みはこちら(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/events/12th_seisakuron_kaisai/

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【いよいよ今週末!】
12月2日(土)、3日(日)第12回DPI障害者政策討論集会「総括所見を活用し、条約の国内実施を進めよう」
────────────────
ウクライナでの戦火が収まらない中、新たに、中東で長年くすぶり続けてきた紛争が衝撃的な展開を見せている状況です。人類はいつになったら殺戮の恐怖ではなく、自由で安全な日常が保障されるのでしょうか。戦禍の中の障害を持つ仲間たち、怪我を負った人たちが、更に過酷な状況を迎えないよう、為政者たちの冷静で賢明で人道的な対応を祈ります。

そのような厳しい世界情勢の2023年、私たちは障害者運動の金字塔であった二人のリーダーを失うこととなりました。

一人目は、もちろんアメリカや日本のみならず、世界中の障害を持つ仲間たちに勇気と希望を与えてくれたジュディー・ヒューマンさんに他なりません。彼女の回顧録である「ビーイング・ヒューマン わたしが人間であるために」が刊行され、彼女の生きかたを振り返り、学んでいる中でのお別れとなりました。

今年のDPI障害者政策討論集会では、二日目の国際協力分科会において、「ジュディー・ヒューマンの贈り物─孤立、隔離、排除を拒否した生き方をどう継承するか」というテーマで、彼女の功績や人柄や私たちが引き継いでいくべきもの等、関わりの深かった皆さんのお話を伺います。

二人目は、DPI日本会議の元常任委員でもあり、全国自立生活センター協議会元代表であった樋口恵子さんです。日本の自立生活運動、障害者運動の礎を築いてこられた一人で樋口さんとの突然のお別れは、私たちに大きな喪失感をもたらしました。樋口さんの笑顔とやさしい声の源は、障害者への不条理への怒りと深い洞察に裏打ちされていたことを、思い返します。

私たちは、お二人の偉大なリーダーから託された使命を再確認しながら、険しくも意義深い当事者運動の道を歩み続けることを誓いたいものです。

さて、私たちの心を揺さぶり、勇気をくれた国連障害者委員会からの総括所見を、日本政府は真摯に受け止め、総括所見に添った取り組みに乗り出そうとしているのでしょうか。その道はまだまだ険しいようです。

昨今の政治情勢が揺れ動く中、先進国とはもはや言えない現状を踏まえ、国際社会からの声に真っすぐ向き合うことを求めながら、今般のDPI障害者政策討論集会を開催します。今回もオンラインですから、全国、全世界どこからでもご参加いただけます。

これまで以上に、英知を結集して、世界が希求する平和で安全で平等なインクルーシブ社会を実現するため、志をともにする多くの障害当事者、支援者、研究者、その他の皆さん、本集会へのご参加を心からお願いいたします。

しかく日時:
12月2日(土)13:00-18:15 全体会、地域生活分科会
12月3日(日)10:00-16:30 国際協力、障害女性、権利擁護分科会
(アーカイブの公開はしておりませんので、あらかじめご了承ください)
しかく開催方法:Zoom Webinar
しかく参加費:無料
しかく情報保障:PC文字通訳、手話通訳、点字資料、データ資料
(注記)PC文字通訳、手話通訳をご希望の方は、パソコンからご参加頂けますようお願いいたします。スマートフォン、タブレットからだと機種によって資料を投影した際に、ウェビナーの仕様で見られなくなります。お手数おかけして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。

しかくお申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Mo8gRIXkQYeUrxBK0iJTEw

上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の白井までメールでお送りください。
1)お名前、
2)ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス、
3)電話番号、
4)団体名(あれば)、
5)必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、テキスト資料、その他)
メールお送り先:shirai☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)

<ご寄付のお願い>
集会の開催は多くの方にご参加いただきたく、参加費を無料としています。しかしながら、開催に当たり、情報保障費(PC文字通訳、手話通訳、点字資料)をはじめ、多額の開催費用が必要です。

インターネット上でご寄付頂けるようになりましたので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

なお、参加申し込みをいただいた方でご寄付をしていただいた方には、領収書に加え、DPIが2023年9月に作成したばかりの総括所見解説冊子をお送りいたします。

▽ご寄付はこちら
https://www.dpi-japan.org/join/donate/

<プログラム>(敬称略)
1日目:12月2日(土)(13:00〜18:15)
全体会、分科会
13時-16時30分
◇全体会「総括所見を活用し、条約の国内実施を進めよう〜まずは障害者基本法の改正を!〜」
2022年に国連障害者権利委員会から日本政府に総括所見が出され、これから日本が取り組むべき課題が明確に示された。10月からは内閣府障害者委員会が新委員で再開されます。

障害者権利委員会の国内モニタリング機関である障害者権利委員会が、総括所見を受け止めて、国内法制度の運用を監視し、改善の方向性を作っていけるかが注目されます。

2023年の政策論全体会では、「総括所見を活用し、条約の国内実施を進めよう〜まずは障害者基本法の改正を!」をテーマに、新しく障害者政策委員となる方々をお迎えし、総括所見を受けて日本が取り組むべき課題、2011年以降改正されていない障害者基本法の改正について議論します。

13時〜13時15分 開会式、主催者挨拶、来賓挨拶

しかく登壇者:
臼井久実子(バリアフリー映画研究会)
熊谷晋一郎(東京大学 先端科学技術研究センター)
佐々木桃子(全国手をつなぐ育成会連合会)
田中伸明(日本視覚障害者団体連合)
コーディネーター:崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)

コメンテーター:尾上浩二(DPI日本会議副議長)

16時30分〜16時45分 休憩

16時45分-18時15分
◇地域生活分科会「脱施設・脱病院のロードマップを考えよう!〜施設や病院からの地域移行の仕組みづくりに向けて〜」
2022年12月に成立した改正障害者総合支援法では、地域生活支援拠点が法定化され、市町村に対する設置の努力義務化がされました。また、報酬改定に向けた検討会でも拠点機能の強化が論点の1つとして示されるなど、地域生活支援拠点の整備を通じた地域移行の推進がめざされています。

しかし、障害者権利条約や総括所見で指摘されているような脱施設/地域移行を進めていくには、地域生活支援拠点の整備だけでは不十分であり、より集中的な支援が必要な障害者に対して十分な支給決定が行われているか、実際の支援にあたるヘルパー人材がきちんと確保できるかどうか、住宅の確保ができるかどうか、など地域生活の実現にあたっては多角的かつ重層的な課題が山積しています。

そこで、本分科会では現在検討が進められている地域生活支援拠点の機能強化の動向も踏まえつつ、障害者権利条約がめざしている脱施設化、地域移行の推進に向けた様々な課題やその解消に向けた取り組みについてご報告いただき、脱施設化のロードマップについて議論を深めていきたいです。

しかく登壇者:
圓山 里子(新潟医療福祉カレッジ)
岡部 宏生(境を越えて理事長)
本間 里美(境を越えて事務局長)
山田 浩(ピープルファーストジャパン)
今村 登(DPI日本会議事務局次長)

2日目:12月3日(日)(10:00〜16:30)
分科会
10時〜11時45分
◇国際協力分科会「ジュディ・ヒューマンの贈り物─孤立、隔離、排除を拒否した生き方をどう継承するか」
3月に亡くなったジュディ・ヒューマンの自伝(和訳「わたしが人間であるために: 障害者の公民権運動を闘った「私たち」の物語」、現代書館)から、リハビリテーション504条改正での座り込みや、CILバークレー所長、世界銀行障害と開発初代顧問、米国務省国際障害者の権利特別顧問など、彼女の華々しい活動を知ることができます。そこまでの闘いや女性リーダーとしての困難など経て、世界のリーダーとして私たちを鼓舞し、今も前に進めと呼びかける思いを聴きましょう。

開会・司会:中西由起子(DPI日本会議副議長)
スピーチ:ジュディが理想としたDPI札幌世界会議:西村正樹(DPI日本会議副議長)
対談:世銀での戦いー障害分野のトップとして 盛上真美(全国自立生活センター協議会)、平野みどり(DPI日本会議議長)
報告:人生を称えた葬儀─Cerebration of Life 降幡博亮(ヒューマンケア協会)
発表:ジュディから学んだこと 工藤登志子(日本)、パク・チャノ(韓国)
発表:ジュディから継承されたアメリカの自立生活運動の"今"と"課題" 笠柳大輔(DPI日本会議事務局長補佐)
まとめ・閉会:中西由起子

11時45分〜12時45分 休憩

12時45分〜14時30分
◇障害女性分科会「恋愛してはいけないの -大切にしたい自己決定-」
恋愛問題を自由に語り合う環境はあるでしょうか、「自分は恋愛してはいけない」と思っている人もいるという当事者からの声を聴きました。

恋愛や結婚、子どもをもつ/もたないことなど、向き合いたくても向き合えない社会ではないでしょうか。また恋愛というと異性愛が前提になりがちですが、そうでない人、恋愛しない人もいます。恋愛に対する捉え方は様々です。

当事者の体験からタブーとされがちな障害者の恋愛について語り合い、解きほぐしたいです。また現在においても、深く、広く障害者への人権侵害を蔓延らせてしまった優生思想の根源である優生保護法問題と裁判の状況について、「性と生殖と健康の権利が保障」を踏まえて考えていきたいです。

しかく登壇者:
たにぐちまゆ(DPI常任委員・大阪精神障害者連絡会)
野瀬時貞(JCIL 日本自立生活センター)
瀬山紀子(埼玉大学ダイバーシティ推進センター・准教授)
藤原久美子(DPI常任委員・NPO法人神戸Beすけっと事務局長・DPI女性障害者ネットワーク代表)
司会・進行
村田惠子(DPI常任委員・全国頸髄損傷者連絡会)

コーディネーター
佐々木貞子(DPI常任委員)

14時30分〜14時45分 休憩

14時45分〜16時30分
◇権利擁護分科会「滝山病院は特別ではない〜精神科医療を知ることからはじめよう」
昨年から今年にかけて、精神科医療・福祉界隈でもっとも多く話題になったのは、滝山病院事件をはじめとする、精神科病院での虐待事件ではないでしょうか。

近年、滝山病院事件に限らず、神出病院事件などの虐待のニュースがメディアで流れることが多いですが、決して虐待が増えたのではなく、以前から連綿と行われてきた虐待が、顕在化されるようになってきただけなのです。

これらの病院は、特別で、例外的な、突出して悪質な病院なのではありません。入院体験を持つ多くの精神障害者は、虐待の芽のような取り扱いが、身の回りで隔離や拘束、その他の形で数多く行われていることを知っています。

その原因を探るのは容易ではないですが、一つとして、強制入院が容易に行われやすいのに対し、退院が進んで行われないことにあるとして、この問題を取り上げて、虐待の実態の報告とともに論じるものとしたいです。

そして、この分科会を、虐待をなくしていくための一歩として、まずは広く多くの方に知っていただく機会としたいです。

しかく登壇者
細江昌憲(NPO法人トモニ代表)
原昌平(大阪精神医療人権センター)
吉田明彦(精神医療サバイバーズフロント関西)
天畠大輔(参議院議員)
コーディネーター:たにぐちまゆ(大阪精神障害者連絡会 ぼちぼちクラブ)、佐藤 聡(DPI日本会議事務局長)

▽お申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Mo8gRIXkQYeUrxBK0iJTEw

上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の白井までメールでお送りください。
1)お名前
2)ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス
3)電話番号
4)団体名(あれば)
5)必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、テキスト資料、その他)
メールお送り先:shirai☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)

<ご寄付のお願い>
集会の開催は多くの方にご参加いただきたく、参加費を無料としています。しかしながら、開催にあたり、情報保障費(PC文字通訳、手話通訳、点字資料)をはじめ、多額の開催費用が必要です。

インターネット上でご寄付頂けるようになりましたので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

なお、参加申し込みをいただいた方でご寄付をしていただいた方には、領収書に加え、DPIが2023年9月に作成したばかりの総括所見解説冊子をお送りいたします。

▽ご寄付はこちら
https://www.dpi-japan.org/join/donate/

くろまる主催、お問合せ先
認定NPO法人 DPI日本会議
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階
電話 03-5282-3730 ファックス 03-5282-0017 メール office☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)

くろまる後援(予定)
日本労働組合総連合会、難民を助ける会(AAR Japan)

くろまる後援、助成(予定)
全日本自治団体労働組合、全国労働組合連絡協議会、全日本水道労働組合、東京都労働組合連合会、自治労東京都本部、自治労東京都庁職員労働組合、全水道東京水道労働組合、東京交通労働組合、東京清掃労働組合、日本放送労働組合、(宗)真如苑、(株)土屋

▽第12回政策論開催要項(ワード)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2023/11/875499dcb8aea06123df9bbea9d9dc9f.doc
▽第12回政策論開催要項 ルビ付き版(ワード)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2023/11/aefb003f07028aa1b1cddc1c18e81429.doc

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【寄付・募金のお願い】
くろまるDPI日本会議への寄付・募金によるご支援はこちらからお願いします。
https://dpi-japan.org/join/donate/
(注記)DPI日本会議は認定NPO法人に認定されており、募金・寄付は控除の対象になります。

くろまる下記URL(GiveOneホームページ)からもオンライン寄付ができます(1口1,000円〜)
https://giveone.net/supporter/project_owner.html?owner_id=406

▽寄付金控除についての詳細はこちら
https://dpi-japan.org/join/donate/kifukojo/

【会員募集中】
くろまる正会員(団体のみ)、賛助会員(団体・個人)を募集中です。
詳細はホームページまで
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
本日は、オンライン署名「劇場をアクセシブルに 鑑賞に障害がある人もない人も一緒に楽しめる劇場を作ってください!!」のご案内です。

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劇場をアクセシブルに
鑑賞に障害がある人もない人も一緒に楽しめる劇場を作ってください!!
────────────────
▽以下、署名サイトより転載

「We Need Accessible Theatre!(ウィー・ニード・アクセシブル・シアター)」は舞台ファン、舞台関係者、手話通訳、文字通訳、音声ガイド制作者等が集まっているグループです。
普段は個々に活動をしていますが、帝国劇場の建て替えに関する報道をきっかけに連帯するようになりました。

「Accessible(アクセシブル)」という言葉は、行きやすい、利用しやすいという意味です。劇場を障害の有無にかかわらず誰もが行きやすく、楽しめる場所に、という思いを込めてこの署名活動を立ち上げました。

この署名活動は、帝国劇場を運営する東宝株式会社と、国(文化庁、国土交通省、厚生労働省、経済産業省、内閣府)に対して、以下の対応を要望しています。

1.東宝株式会社は2025年の帝国劇場建て替えに際し、観劇経験のある障害当事者の声を聞き、みんなで楽しめる劇場を作ってください

2.国は障害がある観客も舞台芸術を楽しめるよう、劇場のアクセシビリティに関連する横断的な法令の整備と、具体的な指針を示してください。
また、観劇サポートを実施するための費用等の助成や支援を増強してください

私たちには、特定の劇場を批判する意図はありません。
日本で最高峰のエンターテインメントの殿堂がアクセシブルな劇場に生まれ変わってくれたなら、きっとその後にたくさんの劇場が続いていってくれる。誰もが劇場で喜びや感動を共有できるようになる。
そんな象徴的な意味と大きな期待を込めています。

また、多くの劇場が障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる場となるためには、国による法令の整備や指針の策定、助成は欠かせません。

素晴らしい作品を観て、皆と一緒に笑い、涙した経験は、いつまでも思い出として残り、明日への希望や生きる糧となります。誰もが劇場で喜びや感動を享受できるよう、皆様の力を貸して下さい。どうぞよろしくお願いいたします!

▽オンライン署名(Change.org)ページ
https://www.change.org/AccessibleTheatre

だいやまーくこの署名に関する連絡先
We Need Accessible Theatre!
weneedaccessibletheatre@gmail.com
(注記)署名フォームへのご入力が難しい方は、メールでご連絡ください

だいやまーくTwitter(X) https://twitter.com/55_theatre

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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2023年11月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!

▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202311/

しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────しかく
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凡例:にじゅうまる=大注目! 〇=注目! しろさんかく=よかったらみて
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【バリアフリー】
しろまる11月10日(金)第3回愛知アジア大会アクセシビリティガイドライン検討会

【権利擁護】
にじゅうまる内閣府の障害者差別解消法の相談に関する「つなぐ窓口」が、10月16日(月)から始まりました!
にじゅうまる【終了】パブコメ 旅館業法に関する政省令案や指針案について
にじゅうまる11月13日(月)第77回内閣府障害者政策委員会

【国際協力】
しろまるイスラエルとパレスチナ占領地における障害者の状況に関する声明
しろまるILO「持続可能性への取り組みにおける障害:道を先導する企業」会議
しろまる国際シンポジウム 「共生社会の創成の現実:インドの取り組みから考える障がい者の支援と自立」

【障害女性】
にじゅうまる100万筆署名活動を継続中!(Cenge.orgによるオンライン署名もあります)
しろまる今後の優生保護法裁判期日


しかく───────────────────────しかく
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バリアフリー
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しろまる注目!
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11月10日(金)第3回愛知アジア大会アクセシビリティガイドライン検討会
<ワンポイント解説>
東京オリパラでは大会会場やアクセスルート、ホテル等のバリアフリー整備の基準「TOKYO2020アクセシビリティガイドライン」を障害当事者が参画してまとめました。
アジア大会ではアクセシビリティガイドラインをつくるということはなかったそうですが、2026年度の愛知アジア大会に向けて、愛知県が策定することになりました。6月に第1回、9月に第2回が開かれ、今回で最終です。
多くの委員からアジア大会を契機としてインクルーシブでアクセシブルな社会を愛知県、名古屋市を推進してほしいという意見が出ております。ガイドラインはTOKYO2020ガイドと大阪関西万博ユニバーサルデザインガイドラインを踏まえて、非常に良い内容になっています。



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権利擁護
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にじゅうまる大注目!
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内閣府の障害者差別解消法の相談に関する「つなぐ窓口」が、10月16日(月)から始まりました!
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai_tsunagu.html
<ワンポイント解説>
障害を理由とする差別を受けたと思った時、中央省庁のすべての省庁に相談窓口が設置されています。しかし、この事例はどの省庁かわからないことがあります。
結局、担当の省庁にたどり着かない「相談の迷子問題」を解決するために、このたび内閣府に「つなぐ窓口」が出来ました。どの省庁が担当かわからないときは、まずここに連絡してください。

しかく障害配慮「つなぐ窓口」、内閣府 差別解消へ(共同通信) - Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/48613c926ad490bf64fb3ddcd499cd4c1ac6bdd2
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障害配慮「つなぐ窓口」、内閣府 差別解消へ
10/19(木) 7:36配信
内閣府は、障害者差別の解消に向けた相談に応じる「つなぐ窓口」を16日に開設した。車いす利用者向けスロープの設置や、筆談による対応といった「合理的配慮」が来年4月、企業など民間事業者に義務付けられるのを控え、円滑な施行を後押しする。障害のある人や企業から電話やメールで相談を受け付け、関係省庁や自治体に取り次ぐ。
合理的配慮は既に国や自治体に義務付けられ、民間事業者には現在は努力義務とされている。つなぐ窓口では「差別的な扱いを受けたのに相談先が分からない」「障害者から求められた配慮にどのように対応していいのか」などを受け付ける。
つなぐ窓口、電話(0120)262701。

▽DPIホームページでもご紹介しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/naikakufu-tsunagu-madoguchi/

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にじゅうまる大注目!
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【終了】パブコメ 旅館業法に関する政省令案や指針案について
<ワンポイント解説>
去る10月10日(火)の検討会でとりまとめられた旅館業法に関する政省令案や指針案について、10月30日(月)まで、以下の2つのパブリックコメントが行なわれていました((注記)すでに終了しています)。

しかく旅館業法施行令等の一部を改正する政令案について|e-Govパブリック・コメント
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495230194&Mode=0

しかく旅館業の施設において特定感染症の感染防止に必要な協力の求めを行う場合の留意事項並びに宿泊拒否制限及び差別防止に関する指針案について|e-Govパブリック・コメント
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495230195&Mode=0

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にじゅうまる大注目!
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11月13日(月)第77回内閣府障害者政策委員会
<ワンポイント解説>
10月4日(水)に今期初めての政策委員会が開かれ、新委員長に熊谷晋一郎さんが選出されました。今回の議題は前回に引き続き、令和3・4年度障害者基本計画(第4次)の実施状況についてとなっております。

▽第77回 障害者政策委員会の開催について
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/77_youkou.html



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国際協力
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しろまる注目!
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イスラエルとパレスチナ占領地における障害者の状況に関する声明

<ワンポイント>
世界の障害当事者団体のネットワークであるIDA(国際障害同盟)が10月27日(金)に以下の声明を出しました。

イスラエルとパレスチナ占領地における障害者の状況に関する声明

「私たちは、イスラエルと占領下のパレスチナ領土で目撃している悲劇的で衝撃的な出来事、そしてこれが子供を含む障害のある人たちに与えている影響を深く悲しみ、懸念しています。敵対行為が始まると、障害者は真っ先に命を落とし、国際人道法や人権法違反の責任追及や文書化から取り残されることになる」と国際障害同盟のヤニス・バルダカスタニス議長は述べました。
最近の敵対行為が障害者にどのような影響を与えているかに関して入手できる情報は限られています。 しかし、過去の戦争中に文書化され、国連特別報告者によって詳しく説明されているように、障害のある人とその家族は武力紛争中に不相応な影響を受けます。現在の状況では、民間人を危険にさらす人口密集地域への無差別攻撃、安全な選択肢が非常に限られていて、広範囲にアクセスできない不当に短い避難警告、電気、水、食料などの生命維持財やサービスへのアクセスの拒否により、深刻な健康への影響や死のリスクが高まっています。
さらに、民間人を人質に取ること、全人口に対する水、食料、燃料、医薬品へのアクセスの切断や制限、無差別爆撃、病院や医療関係者への攻撃は戦争犯罪に当たる可能性があることを強調しなければなりません。 我々はイスラエルに対し、ガザ住民の基本的ニーズに応えるため、障害者を含めた無制限の人道支援へのアクセスを開放するよう求めます。私たちは、すべての人質および恣意的に拘束された個人、特に障害者の即時かつ無条件の解放を要求します。
我々は、すべての当事者によるすべての敵対行為の停止を含む即時停戦が、障害者を含むすべての民間人の安全を保護し確保するための最も効果的かつ即時的な方法であることを強調します。
私たちはすべての当事者に対し、国際人道法および国連障害者権利条約、特に同条約の第 11 条および国連安全保障理事会決議を含む人権法に基づく義務を完全に尊重するよう呼びかけます。 武力紛争中の障害者に関する2475条。民間人を標的にし、彼らの基本的な人間のニーズと権利を否定することを正当化するものは何もありません。 私たちは特に次のことを求めます。
・適切かつアクセス可能な警告メッセージと継続的なコミュニケーション、および安全でアクセス可能な避難経路
・障害者、特に障害のある女性や少女、障害のある子供や高齢者が直面するさらなる障壁を認識し、軍事計画や人道救援においてそのような障壁を十分に考慮すること
・障害者が他の人々と平等に、水、避難所、医療を含むすべての基本的ニーズに完全にアクセスできるようにするため、また、補助器具や身の回りのケアなどの特定の要件を提供するために、あらゆる適切な措置を講じること
・障害者およびその代表組織(非公式組織や自助グループが存在する場合)との相談
・国連機関間常設委員会の人道支援活動への障害者の参加に関するガイドラインなどの国際基準に詳述されている、人道支援の中心とする障害者の要件

▽原文(英語)
Statement on the situation of persons with disabilities in Israel and the occupied Palestinian territory | International Disability Alliance
https://www.internationaldisabilityalliance.org/blog/statement-situation-persons-disabilities-israel-and-occupied-palestinian-territory

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しろまる注目!
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ILO「持続可能性への取り組みにおける障害:道を先導する企業」会議
<ワンポイント解説>
障害者雇用にコミットした世界的大企業が集まったGBDN第10回年次総会にあたり、親睦的側面もありますが、企業の動向を知る良い機会になります。
しかく主催:ILOグローバル・ビジネス・障害ネットワーク(GBDN)
しかく日時:2023年11月14─15日
しかく場所:スイス・ジュネーブのILO本部
しかく形式:対面/オンライン、参加費無料の公開
しかく内容:企業の ESG取り組みでの障害者インクルージョン、障害のある個人の横断的なニーズへの対応、障害のある従業員の自己認識とキャリア促進、職場での障害者のインクルージョンに対する人工知能の影響など。
▽お申込み:ILO GBDN global annual conference, 14-15 Nov 2023 (google.com)(英語)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeIbrHchzJGEhFGsI2z0wWYqisdiRMrs0BUpzJL7NjhXVrvHA/viewform

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しろまる注目!
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国際シンポジウム 「共生社会の創成の現実:インドの取り組みから考える障がい者の支援と自立」
<ワンポイント解説>
しかく日時:2023年11月7日(火)17:20〜19:30
しかく場所:上智大学四谷キャンパス6号館101
しかく参加費:無料
しかく使用言語:英語・日本語(同時通訳あり)
しかく開催形式:対面
しかくスピーカー:Mr.Gopinath Muthukad
インド・ケララのDifferent Art Centre所長
しかく内容:障がい者をDifferently Abledとみて彼らの可能性を活かす取り組みと、その活動の成果であり、障がい者の自立実績ともいえるMr.Vishnuによるマジックパフォーマンス。
それに対して日本の障害者や社会福祉の学者からのコメントや評価があります。
▽詳細ページ(外部リンク:上智大学)
https://dept.sophia.ac.jp/is/iac/news/docs/news20231020_565180314.html



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障害女性
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<ワンポイント解説>
10月25日(水)、仙台高裁(第2次提訴)が勝訴しました!!最高裁にも公正な判決を求め、優生連は原告団・全国弁護団と共に、11.1集会の前に署名を提出、そして集会では主に議員さんたちに早期解決を求めて要望書を提出します。
今月は期日予定はありませんが、100万筆署名活動は来年3月まで継続しますので、署名及びご協力の拡散よろしくお願いします!

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にじゅうまる大注目!
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100万筆署名活動を継続中!(Cenge.orgによるオンライン署名もあります)
▽DPIホームページでもご案内しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/2023yusei-shomei/

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しろまる注目!
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今後の優生保護法裁判期日
・12月1日(水)11:00〜大分地裁 匿名原告
・12月5日(火)15:00〜東京高裁 静岡第1回控訴審 宮川辰子さん(仮名)
・12月15日(金)13:00〜札幌地裁 匿名原告(石狩男性)
・12月19日(火)15:00〜名古屋地裁 第6回期日長嶋恵子さん(仮名)啓一さん(仮名)
・12月25日(月)14:00〜浜松支部 武藤千重子さん(結審予定)
・12月26日(火)14:00〜東京地裁第7回期日 西スミ子さん
・2024年1月23日(火)14:00〜福岡地裁 日田由雄さん(仮名)梅さん(仮名)
・判決!1月25日(木)10:00〜福岡地裁 朝倉彰さん(仮名・死亡)朝倉典子さん(仮名)
・2月9日(金)15:00〜神戸地裁第3次提訴 第3回期日 川野正子さん(仮名) 山川百恵さん(仮名)

京都新聞社 情報公開請求裁判
・2月27日(火)16:00〜大阪高裁 大津地裁控訴審



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今月のひとこと

あたたかいお茶を自動販売機で買おうとしたときに、
「あったか〜い」という表記を見て、
どこかホッとするような
やわらかさとあたたかさを覚えました。
せっかく同じことを伝えるのなら、
「伝え方」って大事だなとしみじみ思いました。
もうすぐ、冬が来ますね。

(ゆ)
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
今回は、ピープルファースト全国大会実行委員会より:クラウドファンディングへの協力のよびかけです。

ピープルファースト全国大会が10月13日(金)と10月14日(土)の2日間にわたって大阪で開催されます。今年の全国大会では、脱施設化を進めるために世界で入所施設をなくす行動をしてきたピープルファーストのリーダーが招聘されます。

この海外のリーダーたちは10月17日(火)にDPI日本会議、ピープルファーストジャパン、全国自立生活センター協議会、東京都自立生活センター協議会の4団体が主催する「サー・ロバート・マーティンさんたち講演会」にもご登壇いただくことになっています。
▽DPIホームページでも「サー・ロバート・マーティンさんたち講演会」についてご案内しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/events/231017-sir-robert-martin/

ピープルファースト全国大会実行委員会から、この海外のリーダーたちを招聘する際に必要となる渡航費や滞在費を集めるためのクラウドファンディングへの協力の呼びかけがありました。

クラウドファンディングの詳細については、以下のピープルファースト全国大会実行委員会のページをご参照ください。
ぜひ協力のほど、よろしくお願いします。

しかくピープルファースト全国大会実行委員会
「脱施設化」を進めるために海外のリーダーを呼びたい
https://congrant.com/project/pfj/8468

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しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────しかく
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凡例:にじゅうまる=大注目! 〇=注目! しろさんかく=よかったらみて
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【地域生活】
しろまる10月11日(水)15:00〜開催!第38回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム

【バリアフリー】
にじゅうまる10月20日(金)全国一斉行動!UDタクシー乗車運動!

【権利擁護】
にじゅうまる10月4日(水)第76回内閣府障害者政策委員会
にじゅうまる日程未定 追加開催あるかも?改正旅館業法の円滑な施行に向けた検討会
にじゅうまる10月17日(火)国連障害者権利委員サー・ロバート・マーティンさんたち講演会
にじゅうまるパブコメ 中央省庁の差別解消法対応要領・対応指針の改定

【国際協力】
しろまる国際教育協力関係者向けのハイブリッドセミナー
しろまるESCAP「アジア太平洋障害者の10年─アジア太平洋の障害インクルーシブ開発へのコミットメント」の出版
しろまるパリ2024パラリンピック競技大会

【障害女性】
にじゅうまる100万筆署名活動スタート!!
にじゅうまる今月の優生保護法裁判期日
しろまる今後の優生保護法裁判期日

【雇用労働】
にじゅうまる重度障害者等就労特別事業が77市区町に拡大、調査研究も検討中


しかく───────────────────────しかく
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地域生活
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しろまる注目!
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10月11日(水)15:00〜開催!第38回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム
<ワンポイント解説>
令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に向けて、関係団体ヒアリングを踏まえて整理された論点をもとに9月より各サービスの報酬等の在り方について検討が進められています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai_446935_00001.html



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バリアフリー
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にじゅうまる大注目!
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10月20日(金)全国一斉行動!UDタクシー乗車運動!
<ワンポイント解説>
コロナ禍で2019年以来実施できておりませんでしたが、4年ぶりに行います。この日(多少前後しても構いません)、全国一斉でUDタクシーに乗車し、拒否がないか等の調査を行います。
この運動は社会的にも関心が高く、国交省が事業者に乗車拒否はしてはいけないといった事務連絡を出すなど効果も大きいです。100件以上の乗車事例を集めたいので、全国のみなさま、熱烈にご協力お願いします。
▽詳細はDPIのHPに掲載しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/traffic/20231020-ud-taxi-action/



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権利擁護
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にじゅうまる大注目!
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10月4日(水)第76回内閣府障害者政策委員会
<ワンポイント解説>
昨年12月以降開かれておりませんでしたが、10ヶ月ぶりに開催されます。1月に委員が改選されてから初めてとなります。議題は、委員挨拶、委員長選出、令和3・4年度障害者基本計画(第4次)の実施状況についてとなっております。

▽DPIホームページでもご案内しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/crpd/seisakuiinkai76/

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日程未定 第4回改正旅館業法の円滑な施行に向けた検討会
https://www.mhlw.go.jp/stf/kentoukai_shiryou_dai2kai_00001.html
<ワンポイント解説>
今春に改正された旅館業法の政省令と指針を検討しています。9月29日に第3回が開かれ、素案の修正が議論され、10月に第4回が開かれることになりました。指針案には障害を理由に宿泊拒否がされないように、合理的配慮の具体例など盛り込まれています。
来春には改正障害者差別解消法が施行され、民間も合理的配慮の提供が義務化されます。解消法を踏まえた運用がされるように指針にも盛り込まれ、とても良い内容になっています。ぜひ、ご注目ください。

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にじゅうまる大注目!
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10月17日(火)国連障害者権利委員サー・ロバート・マーティンさんたち講演会
総括所見を踏まえて脱施設を進めよう!〜施設に頼らない地域をどうつくるか〜
<ワンポイント解説>
知的障害者として初めて障害者権利委員になったニュージーランドのロバート・マーティンさんが来日し、議員会館で講演会を行います。脱施設を進めるために、ニュージーランド、カナダ、スウェーデンでどのような取り組みが行われているのか報告します。対面のみの開催となります。ぜひ、みなさんお申し込みください。

▽事前申込はDPIのホームページからどうぞ
https://www.dpi-japan.org/blog/events/231017-sir-robert-martin/

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にじゅうまる大注目!
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パブコメ 中央省庁の差別解消法対応要領・対応指針の改定
<ワンポイント解説>
来年4月の施行に向けて、中央省庁では対応要領・対応指針の改定が進められています。 ほとんどの省庁が改定案がまとまり、パブコメも終了していますが、金融庁(9/4-10/4)、総務省(9/7-10/6)、文科省(9/15-10/14)が実施されています。
▽パブリックコメントは以下のサイトで、「意見募集」→キーワードに「障害者差別」や「対応指針」といった言葉を入れると検索できます。ぜひ、みなさんご意見をお送りください。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public



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国際協力
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しろまる注目!
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国際教育協力関係者向けのハイブリッドセミナー
<ワンポイント解説>
インクルーシブ教育を国際協力の現場で生かそうと、G7教育大臣会議に関連して「教育協力プラットフォーム」が9月に開催されました。
基礎教育の一環としてのインクルーシブ教育の実践のため、DPI日本会議の崔栄繁をモデレーターに開催されたセッションでは、日本の実例に加えて、イタリア・ポローニャやモンゴルでの実施状況が報告されました。講義の様子や資料は10月20日(金)まで、以下で見られます。

▽教育協力ウィーク2023 -世界の教育のいま- 学びをとめるな (padeco.education)
https://padeco.education/kkw2023/


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しろまる注目!
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ESCAP「アジア太平洋障害者の10年─アジア太平洋の障害インクルーシブ開発へのコミットメント」の出版
<ワンポイント解説>
8月31日にJakarta declaration on the Asian and Pacific Decade of Persons with Disabilities, 2023-2032が出版されました。ハイレベル政府間会議報告書と、2023年から2032年のアジア太平洋障害者の十年のコミットメントへの、政府全体の概説であり、今後十年間で「権利を現実にする」ための社会全体のアプローチが述べられています。
Jakarta declaration on the Asian and Pacific Decade of Persons with Disabilities, 2023-2032 | ESCAP (unescap.org) からダウンロードできます。
▽Jakarta declaration on the Asian and Pacific Decade of Persons with Disabilities, 2023-2032 | ESCAP (unescap.org)(英語)
https://www.unescap.org/kp/2023/jakarta-declaration-asian-and-pacific-decade-persons-disabilities-2023-2032

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しろまる注目!
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パリ2024パラリンピック競技大会
<ワンポイント解説>
来年8-9月にパリで開催されるパラリンピックでは、8月28日の開会式は、予想される世界中からの400の代表団を代表する合計184,65人のアスリートが、シャンゼリゼ通りからコンコルド広場までのパレードに参加します。従来のスタジアムの出席者65,000,人も式典に参加できます。シャンゼリゼ通りの史跡グランパレでのテコンドーや車いすフェンシング、セーヌ川にかかるイエナ橋でのトライアスロン、ベルサイユ宮殿での乗馬などの競技会場も魅力的です。詳しくは公式ホームページを見てください。
▽Paris 2024 - An unprecedented paralympic ceremony
https://www.paris2024.org/en/paralympic-ceremony/


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障害女性
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<ワンポイント解説>
正当な判決を求める最高裁宛ての100万筆署名活動が、全国一斉に開始しました!
一人一人の署名が、裁判所や社会を動かします。また11月1日(水)にはオンライン併用の集会も行いますので(詳細未定)、日程の確保をお願いします。
同時に、各地の裁判所で勝訴判決を積み上げていくことも重要です。引き続き傍聴や支援行動など、今後ともご協力よろしくお願いします!

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にじゅうまる大注目!
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「優生保護法裁判に正義・公平の理念にもとづく最高裁判決を」
100万筆署名活動スタート!!

▽Cenge.orgによるオンライン署名
https://www.change.org/yuuseihogohousaikousai

▽DPIホームページでもご案内しています
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/2023yusei-shomei/

署名用紙を使った同趣旨の署名も行われています。
(注記)同じ人が、オンラインと紙の両方に署名しないようご注意ください。

▽用紙ダウンロード(外部サイト:優生連)
https://sites.google.com/view/yuuseiren/home

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にじゅうまる大注目!
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今月の優生保護法裁判
・10月10日(火)15:00〜神戸地裁 第3次提訴 第2回期日 川野正子さん(仮名) 山川百恵さん(仮名)
13:00 集合(地裁西側)
13:20 入廷行動
13:30〜13:50(予定) 傍聴席抽選整理券配布
14:30頃 当選番号発表、傍聴券交付
15:00〜 裁判期日(原告山川さん陳述予定)
16:00〜 報告集会(あすてっぷKOBEセミナー室1) 報告集会は、Zoom配信を併用します!
ご参加希望の方は、「優生保護法による被害者とともに歩む兵庫の会」のホームページよりメール等でご連絡ください。
▽優生保護法による被害者とともに歩む兵庫の会ホームページ
https://hyogoayumukai.wixsite.com/website

・10月13日(金)11:00〜福岡高裁(熊本原告)第1回控訴審 渡邊数美さん 川中ミキさん(仮名)
☆判決!・10月25日(水)15:00〜仙台高裁 第2次提訴 東二郎さん、Sさん
・10月30日(月)16:00〜仙台地裁 第3次提訴 千葉利二さん・長崎あすかさん(仮名)・長谷川繁さん(仮名)
・10月31日(火)11:30〜東京地裁第6回期日 西スミ子さん
(大阪高裁)期日候補
大阪第3次提訴 加山ご夫妻(仮名)
・10月16日(月)14:00 大阪高裁 202号法廷(?)
・11月24日(金)14:00 大阪高裁 202号法廷(?)

しろまる京都新聞社 情報公開請求裁判
・10月11日(水)11:30〜大阪高裁(大津地裁原告)第1回控訴審
・裁判の傍聴に車いすで参加される人は、下記問い合わせ先まで個別にご相談ください。
・大阪高裁での傍聴終了後に、近隣の大阪弁護士会館902号室で報告会を開催します。報告会はオンラインでも配信を行います。参加に必要なURLをお送りしますので、お名前とメールアドレスを記入の上、お申し込みください。
・情報保障(手話通訳・文字通訳など)が必要な場合は、下記問い合わせ先まで個別にご相談ください(ご希望に添えないこともあります)。ご不明な点など気軽にご相談ください。
◇申し込み先/問い合わせ
村田惠子 電話090-8886-9377 メール miyabi-kyotojapan@docomo.ne.jp

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しろまる注目!
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優生保護法裁判期日
・12月26日(火)14:00〜東京地裁第7回期日 西スミ子さん
☆判決!・2024年1月25日(木)10:00〜福岡地裁 朝倉彰さん(仮名・死亡)朝倉典子さん(妻・仮名)

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雇用労働
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にじゅうまる大注目!
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重度障害者等就労特別事業が77市区町に拡大、調査研究も検討中
<ワンポイント解説>
2020年10月から開始している厚生労働省の施策「雇用政策と連携した重度障害者雇用支援特別事業」(市町村事業)は、厚労省の資料によれば2023年7月31日の時点で77自治体(実施要項作成準備中:23自治体)が実施とのことで、利用者数も127名(前年比118%)と増加傾向にあります。特に東京都が11区と増えています。
就業形態は、雇用:63名(前年比126%)に対し、自営等:64名(前年比128%)とほぼ同数。サービス類型も重度訪問介護:79名(113%)、同行援護:48名(126%)となっています。
先日、開催した雇用労働フォーラム2023は、参加者50名と盛況で、厚労省障害福祉課の小島課長補佐より、重度障害者の就労中の支援の推進方策の検討に関する調査研究と題し、1000万を上限に実施する予定とのこと。
調査研究では、以下の内容を検討しており、調査研究には厚生労働省障害福祉課と協議することとある。DPIで実施できることはないか検討していきたいと考えています。
・職場や居宅において、重度障害者が実際にどのような働き方をしているかについて実態調査を行う。
・雇用施策と福祉施策の連携した取組等による重度障害者に対する就労中の支援について事例収集を行う。
・当事者団体や学識経験者が参加した研究会を開催し、実態調査等の方法を検討するとともに、実態調査の分析や支援の好事例の把握により、重度障害者の就労中の支援の推進方策について検討を行う。



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今月のひとこと

あんなに暑かった夏が嘘のように、特に朝晩は冷えこんできました。
とはいえ、また急に暑さが戻ってきたりもしているので、
衣替えをするタイミングが、年々難しくなっているように感じます。
もっと清秋の空気をじっくり堪能したいのですが、
心地よい気候はあっという間に過ぎ去ってしまいそうですね。

(ゆ)
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▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
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☆--------------------------------------☆

こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2023年9月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!

▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202309/

しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────しかく
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凡例:にじゅうまる=大注目! 〇=注目! しろさんかく=よかったらみて
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【バリアフリー】
しろまる第10回 移動等円滑化評価会議
しろまる障害者等の避難誘導に係る意見交換会
しろまる第5回高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準に関するフォローアップ会議
しろまる第2回愛知アジア大会アクセシビリティガイドライン検討会

【権利擁護】
にじゅうまる旅館業法の円滑な施行に向けた検討会
にじゅうまるパブリックコメント 中央省庁の差別解消法対応要領・対応指針の改定

【国際協力】
にじゅうまるESCAPが5か国の国内法と権利条約の調和に関する報告書を出しました
しろまるアメリカの機内トイレおよび芸術活動に関するアクセシビリティの最新情報
しろさんかくフォードが無料提供する歩行困難な愛犬用車椅子3Dプリントデータ

【障害女性】
にじゅうまる100万筆署名活動スタート!!
にじゅうまる今月の優生保護法裁判期日
しろまる今後の優生保護法裁判期日

【雇用労働】
にじゅうまる9月24日(日)「障害者と障害のない人がともに働くためのフォーラム2023〜福祉と労働施策の連携に関する現状と課題を就労支援特別事業から検証する〜」開催
しろまる障害者雇用(ぷるも)訴訟

しかく───────────────────────しかく
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バリアフリー
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しろまる注目!
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日程未定!第10回 移動等円滑化評価会議
<ワンポイント解説>
2018年のバリアフリー法改正で定められた当事者が評価する会議です。半年に1回のペースで開かれており、国交省や各地の取り組みが報告されています。国交省の最新の取り組みや、全国10ヶ所に設けられた地域分科会での取り組みが報告されます。

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しろまる注目!
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日程未定! 障害者等の避難誘導に係る意見交換会
<ワンポイント解説>
昨年度から始まった意見交換会で、今年度1回目です。災害等で列車が止まった時等にどのように障害者が避難するか話し合うものです。障害者団体とJR、大手民鉄が参加しています。
前回示された主な論点は、障害の種別による留意事項、災害及び避難が必要となった場所の違いによる留意事項、避難する際の障害者等に係る誘導の考え方、消防、自治体、駅周辺機関等との連携・協力にあたっての留意事項、鉄道利用者等への協力依頼の方法、障害者、関係者等が参画した避難訓練の実施、鉄道事業者におけるマニュアル策定または改訂の際に、参考となるガイドラインの作成等です。

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しろまる注目!
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日程未定! 第5回高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準に関するフォローアップ会議
<ワンポイント解説>
2021年3月に小規模店舗のバリアフリーガイドラインが策定され、それをきっかけとして出来た会議です。年に2回ほど開催され、建築物のバリアフリーに関する取組状況や課題等を共有するとともに、「建築設計標準」を継続的に点検、改善していくため、学識経験者、関係団体と情報共有、意見交換することが目的です。今年度1回目会議が開かれる見込みです。

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しろまる注目!
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日程未定!第2回愛知アジア大会アクセシビリティガイドライン検討会
<ワンポイント解説>
東京オリパラでは大会会場やアクセスルート、ホテル等のバリアフリー整備の基準「TOKYO2020アクセシビリティガイドライン」を障害当事者が参画してまとめました。アジア大会ではアクセシビリティガイドラインをつくるということはなかったそうですが、2026年度の愛知アジア大会に向けて、愛知県が策定することになりました。
6月に第1回が開かれ、多くの委員からアジア大会を契機としてインクルーシブでアクセシブルな社会を愛知県、名古屋市を推進してほしいという意見が出ておりました。全部で3回開催される予定ですが、今回は2回目です。今年末には取りまとめの予定です。



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権利擁護
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にじゅうまる大注目!
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9月5日(火)開催! 旅館業法の円滑な施行に向けた検討会
https://www.mhlw.go.jp/stf/dai2kai_kaiseiryokangyouhoukentoukai_kaisaiannai_00002.html
<ワンポイント解説>
今年6月に旅館業法が改正され、指針を策定しています。過重な負担の場合は宿泊を拒否できることになり、ここが大きなポイントです。来年4月から改正障害者差別解消法が施行され、民間事業者も合理的配慮が義務化されます。
視覚障害の人が客室までの誘導を頼んだり、車いすで入れるように室内のベッドや机を動かしてもらうなどの合理的配慮をお願いしたら、過重な負担と判断、宿泊を拒否されるようなことにならないか。宿泊拒否を恐れて合理的配慮を求めにくくなるなど懸念されます。8月には障害者団体のヒアリングが行われ、それを踏まえた議論が進められると思われます。10月には取りまとめ予定です。

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にじゅうまる大注目!
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パブリックコメント 中央省庁の差別解消法対応要領・対応指針の改定
<ワンポイント解説>
来年4月の施行に向けて、中央省庁では対応要領・対応指針の改定が進められています。 改定案はまとまり、パブコメも終了している省庁もあります(環境省、内閣府、消費者庁、内閣官房、警察庁、国交省、農水省、経産省、法務省等)。現在、パブコメが募集されている省庁は、外務省(9/3まで)、復興庁・公正取引委員会(9/10まで)、厚労省(9/14まで)です。
パブリックコメントは以下のサイトで、意見募集 →キーワード に「障害者差別」や「対応指針」といった言葉を入れると検索できます。ぜひ、みなさんご意見をお送りください。
▽e-Gov(外部リンク)
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public



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国際協力
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にじゅうまる大注目!
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ESCAPが5か国の国内法と権利条約の調和に関する報告書を出しました
<ワンポイント解説>
この出版物は、国内法と障害者の権利条約との調和におけるアジアおよび太平洋諸国の動向を研究するESCAP研究プロジェクトに基づいています。オーストラリア、中国、インド、韓国、タイにおいて、報告義務が適時かつ実質的な方法でどの程度履行されたか、および国内の人権機関および市民社会組織、特に障害者組織がそのプロセスに関与してきた方法を検討しています。信頼できる情報源から引き出され、国内法と条約の効果的な調和および条約の実施のさらなる強化に向けて、ESCAP地域のメンバーおよび準メンバーの注意を引くために発行されました。
入手は以下から可能です。
▽Knowledge Products | ESCAP (unescap.org)(英語)
https://www.unescap.org/kp?f%5B0%5D=kp_programme_of_work_facet%3A312

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しろまる注目!
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アメリカの機内トイレおよび芸術活動に関するアクセシビリティの最新情報

1)アメリカでの車いす利用者が使える機内トイレの義務付けが拡大
米運輸省が7月26日に航空会社アクセス法(ACAA)の改正に関する最終規則を発表し、障害を持つ人の単通路機の化粧室のアクセシビリティの改善を行いました。詳しくは、最低125席の単通路機(通路1本の旅客機)に対して、手すりや利用しやすい蛇口、コントロールパネル、呼び出しボタン、ドアロックなどが備わった車椅子対応の広いトイレの設置が義務付けられます。
▽Final Rule-Accessible Lavatories on Single-Aisle Aircraft_0 (transportation.gov)(PDF)(英語)
https://www.transportation.gov/sites/dot.gov/files/2023-07/Final%20Rule%20-%20Accessible%20Lavatories%20on%20Single-Aisle%20Aircraft_0.pdf

すでに国際線などで使われる通路2本の航空機では、車いす利用者がアクセスできるトイレの設置が義務付けられていました。コロナ禍を経て増えてきた旅行者に備え、多くの座席の設置を優先する航空会社の傾向があるなかで、どのようにアクセシブルなトイレへの対応が進んでいるかいるさらなる詳しい情報がほしいところです。

2)ニューヨークでの芸術における障害とアクシビリティ
キュレーター/プロデューサーとして活躍されている田中みゆきさんは、「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、様々な活動をされてきました。障害学の研究を行いながらまとめられた報告「ニューヨークの芸術における障害とアクセシビリティの現在:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape」からニューヨークの状況を少し紹介します。
▽ニューヨークの芸術における障害とアクセシビリティの現在:キュレーターズノート|美術館・アート情報 Artscape(外部リンク:artspace)
https://artscape.jp/report/curator/10180354_1634.html

ADAに基づいて、施設や公演、展示などでのアクセシビリティの欠如は、訴訟が可能であり、文化施設を相手にした勝訴の事例も存在するそうです。特に「Disability Justice(障害者の正義」が盛んに叫ばれているものの、劇場のアクセシビリティはよくないようです。多くの場合「アクセスプログラム」と呼ばれている鑑賞プログラムは、メトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館、ホイットニー美術館を中心に継続的に実施され、視覚障害者、ろう者・難聴者、発達障害者、認知症の人向けに一般的に構成されています。

▽メトロポリタン美術館(外部リンク:メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)
https://artscape.jp/mmm/contents/c_00003.html

▽ニューヨーク近代美術館
https://artscape.jp/mmm/contents/c_00004.html

▽ホイットニー美術館
https://artscape.jp/mmm/contents/c_00124.html

さらなる情報は田中みゆきさんのSNS(X)を見てください。
▽田中みゆきさんのX(旧ツイッター)
https://twitter.com/miyukitanaka23

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しろさんかくよかったら見て
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フォードが無料提供する歩行困難な愛犬用車椅子3Dプリントデータ
<ワンポイント解説>
フォード・メキシコ支社が発表した「P-RAPTOR」は、歩行障害の犬のために、特に「オフロード機能」に重点を置いて設計されています。ヘッドライトやフロントグリルもあり、高い実用性とスタイリッシュさを兼ね備えています。電気モーターを取り付けのスペースや、使用中に犬が座ることも可能な仕様もありますが、これらの入手は有料となります。
「P-RAPTOR」の構造データは犬の寸法を入力するだけで無料ダウンロードできると発表されていますが、ダウンロードページはまだ未公開なので、関心があるかたはフォード・メキシコ社のサイトをチェックしてお待ちください。
▽Conquistar cualquier terreno es para todos: llega Ford P-Raptor hecho en Mexico | Mexico | Espanol | Sala de Prensa de Ford(外部リンク:フォード)(スペイン語)
https://media.ford.com/content/fordmedia/fna/mx/es/news/2023/07/20/porque-conquistar-cualquier-terreno-es-para-todos---llega-ford-p.html


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障害女性
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<ワンポイント解説>
正当な判決を求める最高裁宛ての100万筆署名活動が、まもなく開始します!正式に決定しましたら、署名用紙などHP等でもお知らせしますので、ぜひ署名及び拡散してください。
同時に、各地の裁判所で勝訴判決を積み上げていくことも重要です。引き続き傍聴や支援行動など、今後ともご協力よろしくお願いします!

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にじゅうまる大注目!
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100万筆署名活動スタート!!⇒詳細と署名用紙は後日、HP上にアップします
(Cenge.orgによるオンライン署名もあります)

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にじゅうまる大注目!
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今月の優生保護法裁判
・9月4日(月)10:00〜浜松支部 武藤千重子さん 本人尋問
・9月21日(木)10:00〜福岡地裁 朝倉彰さん(仮名・死亡)朝倉典子さん(妻・仮名)
・9月22日(金)結審予定15:00〜仙台高裁 第2次提訴 東二郎さん、Sさん
・9月26日(火)10:00〜名古屋地裁 第5回期日長嶋恵子さん(仮名)啓一さん(仮名)本人尋問
・9月29日(金)11:00〜札幌地裁 第3次提訴 第2回期日石狩管内男性

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しろまる注目!
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今後の優生保護法裁判期日
・10月10日(火)15:00〜神戸地裁 第3次提訴 第2回期日 川野正子さん(仮名) 山川百恵さん(仮名)
・10月13日(金)11:00〜福岡高裁(熊本原告)第1回控訴審 渡邊数美さん 川中ミキさん(仮名)
・10月30日(月)16:00〜仙台地裁 第3次提訴 千葉利二さん・長崎あすかさん(仮名)・長谷川繁さん(仮名)
・10月31日(火)11:30〜東京地裁第6回期日 西スミ子さん
・12月26日(火)14:00〜東京地裁第7回期日 西スミ子さん

京都新聞社 情報公開請求裁判
・10月11日(水)11:30〜大阪高裁(大津地裁原告)第1回控訴審


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雇用労働
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にじゅうまる大注目!
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9月24日(日)「障害者と障害のない人がともに働くためのフォーラム2023〜福祉と労働施策の連携に関する現状と課題を就労支援特別事業から検証する〜」開催
時間: 13:00〜16:00
会場:オンライン(ウェビナー)
無料。手話通訳・文字通訳・テキストデータ等の情報保障あり。
(注記)申し込み方法を含め、後日、DPI日本会議ホームページに案内を掲載します。

2020年より始まった厚生労働省の市町村事業「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」が徐々に広まってきました。本フォーラムでは、本制度を利用して働いている障害者の現状と課題について、障害者が安心・安全に働き続けることができるための制度となっているか、国際的人権課題における障害のある労働者の包摂(インクルージョン)の視点から、検討し議論を行います。
参考)国際的人権課題:
障害者権利委員会の総括所見(2022年)では、「職場で集中的な支援を必要とする人に対するパーソナルアシスタンスの利用を制限する法的規定を撤廃する」ことが勧告されました(パラグラフ58d)。また国連ビジネスと人権の作業部会(8月4日)来日ヒアリング終了ステートメントでも、「労働市場と労働力への障害者のインクルージョン」に向け、政府が「アクセス可能な職場の確保と、個別の支援や合理的な適応の尊重と実施に関する包括的研修の実施につき、国連障害者の権利委員会の提言に従うよう促」されています。
▽障害者権利条約に対する日本の第1回政府報告に関する障害者権利委員会の総括所見(2022年)(労働及び雇用(第27条)パラグラフ58)(外部リンク)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100448722.txt
▽国連ビジネスと人権の作業部会(2023年8月4日)来日ヒアリング終了ステートメント(外部リンク)(PDF)
https://www.ohchr.org/sites/default/files/documents/issues/development/wg/statement/20230804-eom-japan-wg-development-japanese.pdf
▽DPI日本会議声明
https://www.dpi-japan.org/blog/demand/20230807-statement/
▽DPIホームページでもご案内しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/events/employment-labor-forum2023/

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〇注目!
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障害者雇用(ぷるも)訴訟
<ワンポイント解説>
第17回期日は、2023年9月12日(火)/進行協議のため傍聴はできません。第12回期日から進行協議が続いていますが、和解交渉が硬直していることが想像できます。本人は、法廷での審議が必要と考えているようなので、引き続き、今後の動きについて本人から説明する機会を待ちたいと思います。

しかく訴訟を通して、働く障害者の権利と合理的配慮について考えよう
<審議のポイント>
・第12回期日から4回期連続で和解交渉をしている。
・次回も会社側から和解の合意書案が提示される予定なのだそうです。

【ポイント】
1)合理的配慮義務違反について、どういった合理的配慮(入社時にかなり細かく書いて提出・その後数回配慮されないので要求をしている)を求め、それに対し企業側の対応についてどういう反論が出るか。
2)労働契約法19条「有期雇用の雇止めの問題」は、労働契約法の条件を満たしているのかどうかということについて、特に上司から契約の継続を期待させる発言があるので、ここを強調して主張しています。
3)労働条件明示義務違反について、障害者が雇用される際、配属先となった部署で働いているつもりだったが、実際は障害者だけ別の配属先となっているなど、契約とは異なる対応は問題があると主張しています。



。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
今月のひとこと

日が徐々に短くなってきて、秋の訪れを感じさせます。
厳しい暑さが一段落すると思うと、ホッとしますね。
虫の声は、秋と一緒にほのかな寂しさも連れくる気がします。
寂しさも感情の一つなので、大切に味わいたいものです。

(ゆ)
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00980-7-40043
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*作成:伊東 香純 *更新:田場 太基
UP: 20231202 REV:随時


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