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『現代思想』2022
『現代思想』
青土社
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last update: 20221128
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2022年12月号
特集:就職氷河期世代/ロスジェネの現在
2022年11月号
特集:ヤングケアラー ーー家族主義的福祉・貧困の連鎖・子どもの権利
2022年10月号
特集:大学は誰のものかーー国際卓越研究大学・教職員労働問題・就活のリアル
2022年9月号
特集:メタバースーー人工知能・仮想通貨・VTuber...進化する仮想空間の未来
2022年8月号
特集:哲学のつくり方
2022年7月号
特集:「加害者」を考えるーー臨床・司法・倫理
2022年6月号
特集:肉食主義を考えるーーヴィーガニズム・培養肉・動物の権利...人間-動物関係を再考する
2022年5月号
特集:インターセクショナリティーー複雑な〈生〉の現実をとらえる思想
2022年4月号
特集:危機の時代の教育ーーこども家庭庁・ジェンダー教育・コロナ禍の修学支援...
2022年3月号
特集:憲法を考える
2022年2月号
特集:家政学の思想
2022年1月号
特集:現代思想の新潮流 未邦訳ブックガイド30
『現代思想』2022年1月号 特集:現代思想の新潮流 未邦訳ブックガイド30・表紙
『現代思想』2022年2月号 特集:家政学の思想・表紙
『現代思想』2022年3月号 特集:憲法を考える・表紙
『現代思想』2022年4月号 特集:危機の時代の教育ーーこども家庭庁・ジェンダー教育・コロナ禍の修学支援...・表紙
『現代思想』2022年5月号 特集:インターセクショナリティーー複雑な〈生〉の現実をとらえる思想・表紙
『現代思想』2022年6月号 特集:肉食主義を考えるーーヴィーガニズム・培養肉・動物の権利...人間-動物関係を再考する・表紙
『現代思想』2022年7月号 特集:「加害者」を考えるーー臨床・司法・倫理・表紙
『現代思想』2022年8月号 特集:哲学のつくり方・表紙
『現代思想』2022年9月号 特集:メタバースーー人工知能・仮想通貨・VTuber...進化する仮想空間の未来・表紙
『現代思想』2022年10月号 特集:大学は誰のものかーー国際卓越研究大学・教職員労働問題・就活のリアル・表紙
『現代思想』2022年11月号 特集:ヤングケアラー ーー家族主義的福祉・貧困の連鎖・子どもの権利・表紙
『現代思想』2022年12月号 特集:就職氷河期世代/ロスジェネの現在・表紙
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しかく
『現代思想』50-1(2022-1) 2022年01月01日
現代思想2022年1月号 特集=現代思想の新潮流 未邦訳ブックガイド30,253p. ISBN-10: 4791714253 ISBN-13: 978-4791714254 1600+
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いまこそ訳されるべき新たなる世界の名著を一望する
邦訳が待望される近年の重要文献から未だ日本では知られざる気鋭の著作まで――哲学、フェミニズム、人類学、数学、精神分析、政治学などさまざまな分野の未邦訳書を三〇冊に精選。現代思想の新たな波を見通す、未来のためのブックガイド。
特集*現代思想の新潮流 未邦訳ブックガイド30
人間
ジョルジオ・アガンベン『カルマン』――世界哲学の試み / 國分功一郎
マーティン・ヘグルンド『この生』 / 宮﨑裕助
コレット・ソレール『ラカンの情動』 / 片岡一竹
外部
ヒラン・ベンスーザン『指標主義』 / 飯盛元章
ジェーン・ベネット『生動的物質』 / 浅沼光樹
テレンス・ディーコン『不在としての生命・意識』 / 郡司ペギオ幸夫
ヘンク・デ・レヒト『科学的理解を理解する』 / 丸山善宏
惑星
トム・ヴァン・ドゥーレン『フライト・ウェイズ』 / 石井美保
ニール・ブレナー『アーバニゼーション批判』 / 平田周
アレクサンドル・エトキント『悪の自然』 / 乗松亨平
ルイス・デ・モリナ『貨幣論』 / 山内志朗
革命
李珍景『ノマディズム』 / 影本剛
アントニオ・ネグリ+マイケル・ハート『アセンブリ』 / 佐藤嘉幸
デヴィッド・グレーバー『反転する革命』 / 森元斎
シルヴィア・フェデリーチ『ゼロ地点での革命』 / 清水知子
身体
アリソン・フィップス『あなたのものではないフェミニズム』 / 飯田麻結
サイディヤ・ハートマン『わきまえのない女たち、美しい実験』 新田啓子
ゲイル・サラモン『ラティーシャ・キングの生と死』――トランスフォビアを批判的に読み解くために / 藤高和輝
ヘレン・ンゴ『レイシズムの習慣』 酒井麻依子
横断
スレイマン・バシル・ディアヌ『智者たちのインク』 / 須納瀬淳
エイミー・アレン『進歩の終焉』 / 成田大起
劉志偉+孫歌『歴史の中に中国を探る』 / 鈴木将久
社会
ティルマン・アレルト『ドイツ式敬礼』 / 小野寺拓也
マイケル・リンチ+デヴィッド・ボーゲン『歴史の光景』 / 朴沙羅
ジェシー・ファイブコート他編『民俗学の前進』 / 島村恭則
ターニャ・ラーマン『神が語り返す時』 / 柳澤田実
価値
アンドレアス・レックヴィッツ『創造性の発明』 / 河南瑠莉
ヘルムート・シェック『嫉妬』 / 山本圭
トマス・ハーカ『人生のなかで最も善いこと』 / 長門裕介
ユリコ・サイトウ『親しみあるものの日常美学』 / 青田麻未
連載 科学者の散歩道
第八二回 「学問」と「科学」の現在――「科学って学問?」 / 佐藤文隆
連載 「戦後知」の超克
第一七回 柄谷行人における「日本」の問いかた 下・2――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
連載 タイミングの社会学
第一四回 解釈労働 下 石岡丈昇
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『現代思想』50-2(2022-2) 2022年02月01日
現代思想2022年2月号 特集=家政学の思想,246p. ISBN-10: 4791714261 ISBN-13: 978-4791714261 1500+
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暮らしから考える人新世
コロナ禍における暮らしを考えるにあたり、「家政」について改めて注目が集まっている。人新世時代において、われわれの生活はどのように変容しているのか。エコフェミニズムの知見や、ケア論などの観点も取り入れながら、家政学を基軸に、その思想と実践をつなぐ。
特集*家政学の思想
家政学とはなにか
家庭という時空 / 川上雅子
新型コロナ・パンデミックと家政学 / 倉元綾子
家庭における「潔癖」と「抵抗」――高度経済成長期の「家庭小説」をめぐって / 野崎有以
討議1
ケアの家政学 / 阿古真理+
藤原辰史
家庭科教育の現在
家政学における住居学、そして住教育の意義 / 宮﨑陽子
家庭科教育にどのように関わってきたか / 村山純一
ケアの倫理
有償家事労働の位相から「家政」を考える / 平野恵子
日本の食マネジメントは倫理的消費に向かうか?――生協をフィールドとした調査研究をベースに / 近本聡子
奴隷・女・移民――家事/ケアワークをめぐる断章 / 佐藤靜
歴史のなかの家政
ヒーブ(HEIB)の日本的展開をめぐって――消費・ジェンダー・企業社会 / 満薗勇
居住生活の境域と縁――ドメスティック・ディスタンスII / 須崎文代
松田道雄の保育思想 / 和田悠
近代日本における栄養思想の普及のプロセス――佐伯矩の食事実践介入と女性たちの反発 / 巽美奈子
討議2
エコノミーとエコロジーの思想史――経済学が不可視化したものを掘りおこす /
重田園江
+桑田学
暮らしのなかの自然
弁当と野いちご――あるいは「ほんもの」という食の倫理 / 福永真弓
近代都市の惣菜史――「火」を買う・借りる・共有する / 湯澤規子
湿地のエージェンシー、ぬかるみのフィクション――ディーリア・オーウェンズ『ザリガニの鳴くところ』と人新世の物語 / ハーン小路恭子
超身体性――ステイシー・アライモへのインタビュー / S・アライモ/J・クズネツキー(聞き手)/森田系太郎訳
連載 科学者の散歩道
第八三回 サイエンスの日本語をめぐって――学問の位置は? / 佐藤文隆
連載 ポスト・ヒューマニティーズへの百年
第二二回 絶滅のオルガノンとしての哲学――ブラシエ 6 / 浅沼光樹
連載 タイミングの社会学
第一五回 時間‐空間の伸縮 上――強制撤去に抗する道路封鎖 / 石岡丈昇
研究手帖
無知から見る科学の歴史 / 鶴田想人
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『現代思想』50-3(2022-3) 2022年03月01日
現代思想2022年3月号 特集=憲法を考える,238p. ISBN-10: 479171427X ISBN-13: 978-4791714278 1500+
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コロナ禍以後の憲法論
コロナ禍以後「緊急事態条項」創設を謳う声が勢いを増すなか、先の衆院選では「改憲勢力」が与野党の枠を超え躍進する結果となった。また夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲とする最高裁判決も、憲法の問題を改めて切実に考える気運を高めている。九条を中心とした改憲論議から、婚姻制度、表現・学問の自由、そして「国民」という枠組みを超えた人権保障の課題まで――本特集では憲法にかかわる喫緊の論点を、国際的な知見や思想史的な視座も踏まえつつ多角的に考察したい。
特集*憲法を考える
改憲問題の現在地
憲法改正論・考――不誠実な国家安全保障論と脱国家中心主義の可能性 / 青井未帆
岐路に立つ〈人権〉
近代人権論の再編と「ジェンダー憲法学」――ジェンダー平等は世界を救えるか / 辻村みよ子
憲法と家族法――憲法二四条の意義 / 二宮周平
外国人は「人」ではないのか?――外国人の権利をめぐる「国籍」と「在留資格」 / 安藤由香里
学問の自由をめぐって /
池内了
「表現の自由」のワインディング・ロード――「自由」をめぐる、ねじれと理路 / 志田陽子
「緊急事態」とは何か
歴史に学ぶ緊急事態条項の危険性――ワイマール憲法下ドイツの事例から / 石田勇治+木村草太
例外のないルールはない、が。――緊急事態条項論議に寄せて / 石川健治
情況を読む
コロナ時代の日本政治の対立軸――対立争点から合意争点への交錯と移行 / 大井赤亥
フェミニズムは右傾化したのか?――ネオリベラル・フェミニズムの世界 / 菊地夏野
コミットメントの継承と展開
「五日市憲法」が時をこえて放つ光――憲法は何のためにあるのか / 新井勝紘
「九条の会」と戦後民主主義の脈流――批判的継承のための試論 / 山本昭宏
憲法判例と最高裁裁判官国民審査――いくつかの事例を通して考える / 山田隆司
根本から問う
多様な人々の自由が共存する体制――イマヌエル・カントの憲法論 / 寺田俊郎
規範的概念の論争性と憲法解釈――憲法理論への言語哲学的アプローチ / 伊藤克彦
憲法改正と〈法〉の理念 / 嘉戸一将
国民投票は直接民主制か? / 早川誠
人民民主における中華人民共和国憲法の遠景 / 羽根次郎
連載 科学者の散歩道
第八四回 新語「サイエンティスト」への抵抗――自然哲学と自然愛 / 佐藤文隆
連載 ポスト・ヒューマニティーズへの百年
最終回 思弁的実在論の後で――ユク・ホイ / 浅沼光樹
研究手帖
翻訳としての聞き書き / 大畑凛
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『現代思想』50-4(2022-4) 2022年04月01日
現代思想2022年4月号 特集=危機の時代の教育ーーこども家庭庁・ジェンダー教育・コロナ禍の修学支援...,238p. ISBN-10: 4791714288 ISBN-13: 978-4791714285 1500+
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教科書検定からこども家庭庁新設まで
大学入学共通テストの改革、都立高校英語スピーキングテストの導入、教科書検定と採択、こども家庭庁の新設など教育現場では日々新しいトピックが生まれている。そして話題の新旧にかかわらず教育問題はつねにいたるところにあり、それを解決しようと様々な人たちが日夜奮闘している。本特集では、教育をめぐる尽きない課題を前にあきらめない人々の声を集め、教育の明日を考える。
特集*危機の時代の教育ーーこども家庭庁・ジェンダー教育・コロナ禍の修学支援...
討議
異文化への窓を開くーーこれからの英語教育へ向けて / 大内裕和+鳥飼玖美子
〈改革〉にさらされる教育
官邸主導の英語教育政策ーーその惨状と打破への課題 / 江利川春雄
私たちはこんな未来を夢見ただろうかーー「国語」の戦後史 / 佐藤泉
〈市場化する教育〉の現在地ーー抗いがたさはどこから来たか? / 児美川孝一郎
〈親〉と〈こども〉のポリティクス
こども家庭庁の「こどもまんなか」政治ーーネオリベラルな「ウェルビーイング」 / 桜井智恵子
家庭教育支援条例とPTAーー「現役保護者の声」はどこにあるのか / 堀内京子
格差と排除に抗うーー学生に賃金(生活保護)を / 桜井啓太
大学等就学と最低生活保障/自立助長ーー未来時制に侵食される現在 / 三宅雄大
反ジェントリフィケーションと教育ーーブルックリンの運動の現場から / 森千香子
学校教育と排外主義ーーコロナ禍で浮かびあがった状況に学ぶ / 清水睦美
教育とジェンダー
「生命(いのち)の安全教育」には何が欠けているかーー性的同意教育の重要性 / 小川たまか
性の多様性教育実践をめぐる一考察ーー「性のグラデーション図」の三つの落とし穴に着目して / 島袋海理
働き方をめぐる問題
教員労働の「本来的」を問い直すーー埼玉教員超過勤務訴訟判決の批判的検討 / 赤田圭亮
非正規教員の任用をめぐる問題と今後の課題ーー非正規教員の定義の曖昧さと役割の変化を中心に / 原北祥悟
現場から問う
「託児所」としてのエッセンシャル・スクール! オーマイゴッド! / 岡崎勝
原発災害下の学校と子ども / 大森直樹
情報と論理
高等学校における情報教育と共通テスト / 吉田弘幸
試行錯誤のすすめーープログラミング教育に必要不可欠な姿勢について / 山本貴光
論理、この厄介なもの / 渕野昌
連載 科学者の散歩道
第八五回 学問世界と科学の対話――大森貝塚・帝国科学・「縄文右翼」 / 佐藤文隆
研究手帖
人工知能に教わる心理学 / 谷辺哲史
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『現代思想』50-5(2022-5) 2022年05月01日
現代思想2022年5月号 特集=インターセクショナリティーー複雑な〈生〉の現実をとらえる思想,270p. ISBN-10: 4791714296 ISBN-13: 978-4791714292 1600+
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複雑に「交差」する抑圧に抗して
人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無......さまざまな要素が絡み合う社会の権力関係とそこに生じる差別や抑圧の複雑な現実を捉える概念として、いま急速に注目を集める「インターセクショナリティ」。本特集ではブラック・フェミニズムをはじめ、この概念が練り上げられてきた運動の歴史をひもとくとともに、現在進行形の広範な研究・実践の展開を追うことで、その重要性を多角的に検討したい。
特集*インターセクショナリティーー複雑な〈生〉の現実をとらえる思想
討議
インターセクショナルな「ノイズ」を鳴らすために / 石原真衣+下地ローレンス吉孝
概念の原風景
「私たち」のなかの勇気ある者ーー議論、懐旧、追悼 / 萩原弘子
この「生」から問うーーラディカリズムとしての交差性 / 新田啓子
複層的な交差点の時空間として捉えるーークレンショー「人種と性の交差点を脱周縁化する」(一九八九)再読 / 根来美和+丸山美佳
認識から実践へ
「今度はインターセクショナリティが流行ってるんだって?」 / 森山至貴
インターセクショナリティと差別論――行為集合としての差別と社会集団 /
堀田義太郎
現実、つまりは〈ここにいる〉こと
ハンマーの共鳴性 / S・アーメッド/藤高和輝訳
ある離人感、シスジェンダー・ヘテロセクシュアル男性優位社会の延命装置としての戦争とは無縁の場所で......、 / 榎本櫻湖
どのように「女性」は定義されるべきなのかーー分析フェミニズムにおける女性の定義問題とインターセクショナリティ / 西條玲奈
交差点へとアクセスするーー障害者を〈抹消〉する物語に抗して / 辰己一輝
あなたが知るべきことと、わたしが書かないことーー薬物研究の認エピステモロジー識論 / 菊池美名子
今この場所でいかに引き受けるか
抵抗する知の創造ーー部落女性からの問い / 熊本理抄
ポスト証言の時代の日本軍性暴力研究ーーインターセクショナルな分析のために / 熱田敬子
日本型複合差別─試論ーー核をめぐるインターセクショナリティ / 山内明美
交差的な帰属ーー在日フィリピン母という経験 / 髙谷幸
心理支援の現場から見るマイクロアグレッションーー在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンターの歩みから / 丸一俊介
〈点〉から〈世界〉をひらく
交差性(インターセクショナリティ)と階級概念をめぐる覚書 / 清水知子
「下品な神学」がめざすものーーマルセラ・アルトハウス= リードと交差性 / 工藤万里江
アナキズムと交差性ーーアナルコフェミニズム前史 / 海老原弘子
フェミニズムを脱植民地化するーーフランスにおける「インターセクショナリティ」の困難と必要性について / 須納瀬淳
〈交差性〉を脱人間中心主義化するーーエコフェミニズム再考 / 森田系太郎
連載 タイミングの社会学
第一六回 時間─空間の伸縮 下ーー強制撤去に抗する道路封鎖 / 石岡丈昇
研究手帖
経験と規範が交差する地点としてのフェミニスト制度論の構図 / 左髙慎也
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『現代思想』50-7(2022-6) 2022年06月01日
現代思想2022年6月号 特集=肉食主義を考えるーーヴィーガニズム・培養肉・動物の権利...人間-動物関係を再考する,238p. ISBN-10: 4791714318 ISBN-13: 978-4791714315 1500+
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http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3690
肉を食べることはイデオロギーか?
前世紀の終わりに肉食の問題は動物実験や工業畜産を背景に、動物の解放ないし動物の権利の問題として論じられた。しかし最近では「肉食主義」という概念に基づく議論が注目を集め、また環境主義的菜食主義の登場や培養肉の開発など、状況は大きく変わりつつある。本特集では〈肉を食べること〉の行方を問う。
特集*肉食主義を考えるーー〈ヴィーガニズム・培養肉・動物の権利...人間-動物関係を再考する
討議
なぜ私たちは肉を食べることについて真剣に考えなければならないのか / 伊勢田哲治+井上太一
動物倫理の最前線
肉食主義(カーニズム) 「そういうことになっているから......」 / M・ジョイ(玉木麻子訳)
動物のウェルフェアをめぐる理解と肉食主義 / 久保田さゆり
肉を食べないことと哲学的な生活への問い――思考と生活1996–2022 / 池田喬
新たな〈肉〉のゆくえ
コオロギは肉食のジレンマを解決するのか / 大森美香
「肉を食べる/食べない」のこれまでとこれから――"新しい肉"の受容とおいしさ / 石川伸一
セルフィリア――〈培養サケ〉が問う食の情動とドメスティケーション / 吉田真理子
培養肉的生と付き合う / 福永真弓
食をめぐる言葉と思想――殺生禁断の現在 /
小泉義之
肉食言語批判 / 伊藤潤一郎
静寂の理由――ドキュメンタリー映画『いのちの食べかた』(二〇〇五)と屠畜をめぐる語り / 信岡朝子
食べられるものたちから世界の見方を学び直す――個体主義的世界観から多元的コスモロジーへ / 黒田昭信
伴侶か隣人か、それとも...
人と動物をめぐる揺らぎと対等性についての一考察 / 一ノ瀬正樹
培養肉についての考察 /
藤原辰史
「普通」で「自然」な人間と動物の関係とは? / 熊坂元大
飼育──この奇妙な関係
動物嫌悪と肉食主義の共生成――いのちと再び出逢い直すために / 比嘉理麻
ポスト・ドメスティケーションの時代――野生性を保持する思考 / 卯田宗平
動物園・水族館と「肉食」――歴史でたどる「見ること」と「食べること」のかかわり / 溝井裕一
持続可能な食肉からエコロジー社会へ――マリー=モニク・ロバン『パンデミックの生産』の世界 / 太田悠介
〈食う〉ことの人類誌
つながりとしての肉食 / 山口未花子
肉食にもとめられる開かれた議論 / 野林厚志
連載 タイミングの社会学
第一七回 根こぎ 1――強制撤去の日々 / 石岡丈昇
研究手帖
自然主義の徹底としての汎心論 / ジミー・エイムズ
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『現代思想』50-9(2022-7) 2022年07月01日
現代思想2022年7月号 特集=「加害者」を考えるーー臨床・司法・倫理,p. ISBN-10: 4791714334 ISBN-13: 978-4791714339 1500+
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http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3701
加害者をめぐる問いに向き合う
監獄という外部へ、あるいは親密圏の内側へ......社会は加害者を常に遠ざけ、覆い隠すべきものとし続けてきた。しかし傷の修復と再発防止を追求していくためには、単なる興味本位の詮索とは異なる仕方でその存在を「直視」することも必要なのではないか。本特集では加害者臨床、修復的正義、刑事政策学など多様な研究・実践の蓄積を踏まえつつ「加害者」という問題に正面からアプローチしたい。
特集*「加害者」を考えるーー臨床・司法・倫理
討議
‟血塗られた"場所からの言葉と思考 / 小松原織香+
森岡正博
理論と実践の現在
DV加害者プログラムの実践経験から / 信田さよ子
加害行為研究の視界――加害性、暴力性、暴力の文化、マイクロアグレッション / 中村正
加害者臨床における責任の所在とトラウマインフォームドケア / 野坂祐子
暴力と差別の「構造」を問う
「フェミサイドである」と言うことは何を意味しているのか / 牧野雅子
集団的な加害の構造とインターネット / 倉橋耕平
恐怖するマジョリティ、揺れるバイスタンダー――性差別的なふるまいをした男性にどう関わるか / 西井開
社会の「まなざし」をめぐって
「語り」を聞くことで、立ち会う――意味不明な犯行動機の奥にあるもの / インベカヲリ★
「心の闇」を理解する意味はあるのか? / 赤羽由起夫
"犯罪人"のための葬送曲(レクイエム)――犯罪減少「亡国論」の中で / 石塚伸一
加害者家族と私刑社会 / 阿部恭子
毒婦のフィクション――女性犯罪者をめぐる物語の系譜と桐野夏生『OUT』 / 内藤千珠子
閉域をほどくために
私は被害者ではない――問題含みな親の「加害性」への反応をめぐって /
小西真理子
ネグレクトではなくヤングケアラーである / 村上靖彦
心神喪失者等医療観察法(医療観察法)とは何か / 柏木宏子
医療観察法病棟という場 / 小片圭子
〈正義〉の明日へ
害と祈り――被害・加害と修復的正義 / 宿谷晃弘
加害者とは誰か?――水俣や福島をめぐる加害構造論試論 / 石原明子
ミャンマーとロシアからの事業撤退は企業の道徳的義務か――人権を侵害しない企業と人権侵害を許さない企業の大きな違い / 杉本俊介
新連載 社会は生きている
第一回 人間と社会、人間と自然――序論 / 山下祐介
連載 「戦後知」の超克
第一八回 柄谷行人における「世界史」の問い方1――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
連載 タイミングの社会学
第一八回 根こぎ2――再居住地 人とごみが送られる町 / 石岡丈昇
研究手帖
ホワイト・フード対エスニック・フード / 世古有佳里
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『現代思想』50-10(2022-8) 2022年08月01日
現代思想2022年8月号 特集=哲学のつくり方,230p. ISBN-10: 4791714342 ISBN-13: 978-4791714346 1500+
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http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3709
哲学の本質とは何か?
「哲学する」とは、現代においてどのような形をとりうるのか、そしてどのような方向へ育ててゆくべきなのか。独創的な哲学者の思索、歴史上の多様な試み、アカデミズムに限らない場所づくりなど、知の営みを再活性化するために「哲学」を「哲学をつくる」という原初的な姿において捉え直す。
特集*哲学のつくり方ーーもう一つの哲学入門
討議
偶然性と多元性ーーこの世界に存在するさまざまな思索のかたち /
千葉雅也
+山口 尚
私はいかにして哲学をつくったのか、あるいはつくりつつあるのか
オブジェクト指向存在論の発見 / グレアム・ハーマン(訳=浅沼光樹)
たとえ哲学ではないとしても / 入不二基義
スコラ哲学の森の中で――ハビトゥスとしての哲学 / 山内志朗
私にとって哲学とは何をすることか /
森岡正博
哲学への取り組み方について四つの質問に応答する / 青山拓央
哲学はスイングバイによって思考の深宇宙へ飛び立つ / 飯盛元章
私の哲学遍歴 / 岩内章太郎
試みる / 永井玲衣
哲学をつくる場をつくる
哲学とは何か――子ども性・対話・愛 / 河野哲也
もしも哲学がコミュニケーションであるのなら / 三木那由他
日々の哲学のかたち――哲学のエクゼルシスの場としてのブログ / 黒田昭信
哲学で開業する――哲学プラクティスが拓く哲学と仕事の閾 / 堀越耀介
筋トレでスッキリできない人の哲学のつくり方 / 原田まりる
哲学をつくること、その歴史上の刺激的な試み
つくる哲学に向けて――ソフィストと哲学者の間再考 / 納富信留
フリードリヒ・シュレーゲルの共同哲学の方法――文献学の哲学と生成の概念、そして命題の中の多元論的な世界 / 胡屋武志
キェルケゴールと哲学――〈哲学〉の誠実さ、あるいは生き方としての哲学について / 鈴木祐丞
小説のつくり方、哲学のつくり方――ミシェル・アンリの場合 / 村松正隆
わたし、変換器――怖れ知らずの哲学序説 / 横田祐美子
哲学の孤独と喧騒――ドゥルーズとガタリの共同作業を再評価する / 小林卓也
AIで哲学する/AIと哲学する / 松井哲也
特別掲載
「ポスト2・24」のロシアはファシズム国家か? / マルレーヌ・ラリュエル(訳=浜由樹子)
連載 「戦後知」の超克
第一九回 柄谷行人における「世界史」の問い方 2――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
連載 社会は生きている
第二回 社会の生態を──序論2 / 山下祐介
連載 タイミングの社会学
第一九回 根こぎ 3――タイミングが合わないこと / 石岡丈昇
研究手帖
一九世紀フィンランドにおける国民形成 / 吉田眞生子
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しかく
『現代思想』50-11(2022-9) 2022年09月01日
現代思想2022年9月号 特集=メタバースーー人工知能・仮想通貨・VTuber...進化する仮想空間の未来,238p. ISBN-10: 4791714350 ISBN-13: 978-4791714353 1500+
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バーチャルはフィジカルを超えるのか
2021年にGAFAの一角・フェイスブックが社名を「メタ」に変更して以来にわかに注目を集める「メタバース」。それは私たちの社会、意識、あるいは身体のありようをいかに変容させうるのだろうか。本特集ではVR技術における最新の展開を追うのみならず、広く仮想現実/仮想空間をめぐる想像力と思考の系譜を紐解きなおすとともに、今後あらたに提起されていくであろう哲学的・倫理的問題にも踏み込むことを通じて、多様な角度からメタバースの思想圏を描き出したい
特集*メタバースーー人工知能・仮想通貨・VTuber...進化する仮想空間の未来
討議
未来の身体論対話 / ドミニク・チェン+安田登
新世界への招待
メタバースによる人の意識の変容 / 三宅陽一郎
源流から考える「メタバース」 / 喜多千草
この身体、この宇宙
物質となるメタバースと、その不自由――メタバース内外を行き来する身体と空間から考えるジェンダーと政治 / 近藤銀河
要約「バ美肉 バーチャルパフォーマンスの背後にあるもの──テクノロジーと日本演劇を通じたジェンダー規範への対抗」 / L・ブレディキナ(訳=池山草馬)
メタファーとしての美少女――アニメーション的な誤配によるジェンダー・トラブル / 松浦優
メタバースは「いき」か?――やましさの美学 / 難波優輝
メタバースでアバターはいかにして充実した生を送りうるか / 長門裕介
〈理想郷〉のポリティカル・エコノミー
メタヴァースとヴァーチャル社会 / 大黒岳彦
希少性と排除にもとづくデジタル所有権vs.メタバース / 斉藤賢爾
宇宙の修理とメンテナンス――メタバースは私たちの生きる宇宙になり得るのか / 吉田健彦
在りし日の未来
パリに行きたい――あるいは"ここ"からは出られません / 仁木稔
一九八四年のメタバース / 木澤佐登志
「電脳空間」のノスタルジアーー仮想現実はどのように語られたか / 加藤夢三
文化技術とコンピュータ / 梅田拓也
来るべき思想圏
「以前、確かにそのゲームの世界に自分が住んでいた」という記憶はどこから来るのか――メタバース=宙吊りにされた意識モデル / 郡司ペギオ幸夫
メタバース・メディア論――情報の宇宙のエコロジーとその数理・倫理 / 丸山善宏
現前世界としてのメタバース / 出口康夫
連載 「戦後知」の超克
第二〇回 柄谷行人における「世界史」の問い方 3――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
連載 社会は生きている
第三回 主体の生態社会学 1――変革する主体、拘束する社会 / 山下祐介
連載 タイミングの社会学
第二〇回 疲弊 上――長時間通勤 / 石岡丈昇
研究手帖
絵画が真実らしさを失うとき / 折居耕拓
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しかく
『現代思想』50-12(2022-10) 2022年10月01日
現代思想2022年10月号 特集=大学は誰のものかーー国際卓越研究大学・教職員労働問題・就活のリアル,238p. ISBN-10: 4791714350 ISBN-13: 978-4791714353 1500+
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すべてのひとに開かれた学びのために
本年5月にいわゆる国際卓越研究大学支援法が成立したことにより、大学をめぐる金と政治の問題はますます混迷を極めている。大学において教育や研究はいかにあるべきか。この問題は大学に所属しているかどうかにかかわらず、広く問われる必要があるだろう。本特集では、いま一度〈大学は誰のものか〉という問いに立ち返り、多様な観点から大学の課題と可能性を検討する。
特集*大学は誰のものかーー国際卓越研究大学・教職員労働問題・就活のリアル...
討議
研究と教育のゆくえを問う / 石原俊+隠岐さや香
揺らぐ大学自治
国際卓越研究大学が招くガバナンス問題 / 光本滋
大学ファンドの代償――わたしたちは何を犠牲にしようとしているのか? / 駒込武
グローバル化時代の大学のガバナンス――フィンランドの事例から考える大学の自律性 / 渡邊あや
大学失格――「評価疲れ」と大学 / 渋井進
大学の羅針盤
三〇〇年後を見据える大学 / 植木朝子
学生の今
学生の自殺対策における大学人の役割 / 髙橋あすみ
ニューロダイバーシティ時代の大学教育――カナダにおける事例と課題 / 世古有佳里
確立風社会 / 高部大問
正規就職せずに夢を追うというキャリアの実相――キャリア教育を問い直す / 野村駿
ポストコロナにおける学生をめぐる労働と貧困の諸論点 / 今野晴貴
明日を照らす灯台
大学の未来のために今できること――非常勤講師の労働問題から / 小野森都子
入学の前に/後に何を学ぶか
大学入試の多様化、その終着点はどこに? / 倉元直樹
大学入試国語のゆくえ /
重田園江
大学生の英語――テストが商品として売り込まれることの弊害 / 阿部公彦
新しい「サイエンス(魔法)」の時代へ、ようこそ――大学におけるMDASH の意味と「科学の三条件」 / 柴田邦臣
学び舎のかたち
大学の施設を作るのは誰なのか? / 田中東子
大学図書館の書架機能を展望する――コロナ禍における教育・研究の実例から / 小野永貴+髙野和彰
大学キャンパスが果たす役割を再考する / 小篠隆夫
大学のキャンパスと鉄道 / 鈴木勇一郎
連載 「戦後知」の超克
第二一回 柄谷行人における「世界史」の問い方 4――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
連載 社会は生きている
第四回 主体の生態社会学 2 / 山下祐介
研究手帖
複数の〈場所〉を行き来する民俗学 / 辻本侑生
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しかく
『現代思想』50-14(2022-11) 2022年11月01日
現代思想2022年11月号 特集=ヤングケアラーーー家族主義的福祉・貧困の連鎖・子どもの権利,p. ISBN-10: 4791714369 ISBN-13: 978-4791714360 1500+
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子どもであり、ケアラーであるとはどういうことか
子どもや若者でありながら家庭内でケアを担う"ヤングケアラー"の存在が近年ひろく知られつつある。本特集では、複雑に個別化した家庭という親密圏のなかで見過ごされてきたその営みに目を向けることで、家族主義的福祉、貧困の連鎖、子どもの権利保障といったさまざまな問題に迫りたい。
特集*ヤングケアラーーー家族主義的福祉・貧困の連鎖・子どもの権利......
討議
言いようもない〝逃れがたさ〞のなかで――「ヤングケアラー」という言葉に出会うということ / 澁谷智子+村上靖彦
議論の現在地
元当事者から見たヤングケアラーの支援の近況 / 朝田健太
家族が家族だけでケアを抱えなくていい社会へ / 持田恭子
あらためて、ヤングケアラー「ブーム」を問うーー問題の射程と次元の再考のために / 斎藤真緒
家族のケアを担う/担った子ども・若者が経験する「キャリアにおける困難」ーーその背景と課題を考える / 松﨑実穂
ケア、そのさまざまな実像
きょうだい児の担う静かなるケア――予防的支援を考える / 滝島真優
ヤングケアラーの中のコーダ――きこえない親をもつきこえる子どもの通訳の役割 / 中津真美
移動する子どもと「ケア」役割――「移動する家族」と「移動の中の子ども時代(Mobile Childhood)」の文脈から / 小ヶ谷千穂
親と子のあいだには
ヤングケアラーとアダルト・チルドレン / 信田さよ子
精神疾患を抱えた親のもとで育つ子ども・若者 / 蔭山正子
学校での精神保健教育はヤングケアラーの理解と支援に役立つか? /佐々木司
レッツトーク・アバウト・チルドレン――精神疾患をもつ親とその子どもへのフィンランド発の支援プログラム / 上野里絵
制度と生きる/に抗する
「私たちのケアは、あなた一人が背負うには重すぎる」――ケアを必要とする親と子どもが、それぞれ生きていくことについて / 土屋葉
貧しくもなく労働もしないヤングケアラー――ケアの再配分かケアラーの承認か? / 桜井啓太
取り出される「ケア」――ヤングケアラーの構築 / 桜井智恵子
ヤングケアラーと出生前検査の調査が可視化する「閉じた家族」 / 柘植あづみ
原風景から問い直す
子ども観の歴史から見るヤングケアラーの社会問題化と支援の現在 / 元森絵里子
変わる家族介護の姿――「自分がいけない」を乗り越えて / 木下衆
「忘れもの」とはなにか――『となりのトトロ』と『火垂るの墓』、「子どもをおぶう子ども」のいた光景 / 鷲谷花
人口動態とケアのゆくえ
中国都市部における高齢者のケア現状とケアラーの意識 / 李東輝
連載 科学者の散歩道
第八六回 新「量子」の意味を問う――「けいはんなゲーテの会」、
大澤真幸 / 佐藤文隆
連載 「戦後知」の超克
第二二回 柄谷行人における「世界史」の問い方 5――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
連載 社会は生きている
第五回 主体の生態社会学 3――社会システムとコミュニケーション / 山下祐介
連載 タイミングの社会学
第二一回 疲弊 下――待機する日常 / 石岡丈昇
研究手帖
チェコにみる生殖市場をうむ制度 / 村瀬泰菜
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『現代思想』50-16(2022-11) 2022年12月01日
現代思想2022年12月号 特集=就職氷河期世代/ロスジェネの現在,238p. ISBN-10: 4791714407 ISBN-13: 978-4791714407 1600+
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http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3752
日本の"失われた世代"はどこからきて、どこへゆくのか
バブル崩壊後の「就職氷河期」を経験した人々への支援が公共政策の俎上に載り始めた一方、コロナ禍中の施策を含めそうした世代の「後回し」「置き去り」感に対する怒りはいまなお根強い。本特集では人口学・格差研究などマクロな視点と、よりミクロで文化的な観点の両面から就職氷河期世代・ロスジェネをめぐる問題を多角的に考えるとともに、そもそも「世代」とは何かという問いにも肉薄したい。
特集*就職氷河期世代/ロスジェネの現在
討議
この荒野のような世界で /
雨宮処凛
+生田武志+
杉田俊介
証言と提言
凍りついたままの時代 / 栗田隆子
「支援」は存在するのか / 小林エリコ
排除され続けた就職氷河期世代――そして至った必然 / 赤木智弘
分析と課題
九〇年代ロスジェネ受難史をどうとらえるか――世代論的理解を超えて / 中西新太郎
就職氷河期世代以降の生活保障に向けて / 西村幸満
世代論、運命論、責任論――特定の世代を対象とした公共政策を語るために / 吉良貴之
生存の諸相
「団塊ジュニア」以降の家族形成 / 永田夏来
「それじゃだめなのよ」 / 志田哲之
ロスジェネの子育て――マジョリティ側から社会の分断を超えるために / 貴戸理恵
ロスジェネ・アラフォー・ギグワーカー女子が転生したらバブル世代悪役令嬢(?)だった件 / 水無田気流
概説―年齢・時代・コーホート分析 / 太郎丸博
暴力の来歴
新自由主義、宗教右派、ロスジェネ――何が銃撃事件容疑者を生んだのか / 河野真太郎
「弱者男性論」の形成と変容――「2ちゃんねる」での動きを中心に / 伊藤昌亮
氷河期世代の殺人と苦悩 / 赤羽由起夫
時代の相貌
参照・引用・付加価値のデッドロックとしての一九九〇年代――ロスト・ジェネレーションの思春期・青年期 / 円堂都司昭
現代短歌にとってロスト・ジェネレーションとは何か / 山田航
変容期の新たな生き方を模索しようとした実験性――「ロスジェネ」マンガのスケッチ / 紙屋高雪
なぜ蓮實重彥は、珈琲にたっぷりと砂糖を入れるのか? あるいは「世代」とは何か?――「学年概念」から考える / 鈴木洋仁
運動としての「ロスジェネ」とマスメディア――「若者」が自らを語ることの社会運動論における意義 /
富永京子
ゼロ年代 未完のプロジェクト / 藤田直哉
連載 科学者の散歩道
第八七回 クラウザーはなぜ排除されたのか?――隠れた変数と量子もつれ / 佐藤文隆
連載 「戦後知」の超克
第二三回 柄谷行人における「世界史」の問い方 6――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
連載 社会は生きている
第六回 主体の生態社会学 4――主体とシステム / 山下祐介
連載 タイミングの社会学
最終回 方法としてのエスノグラフィー / 石岡丈昇
研究手帖
言語使用における社会への委任と個人の責任 / 田中凌
*作成:
今井 浩登
UP: 20220112 REV: 0120, 0221, 0426, 0526, 0620, 0726, 0822, 0922, 1018, 1128
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