『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』
吉野 靫 20201009 青土社,209p.
last update: 20211116
■しかく吉野 靫 20201009 『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』,青土社,209p. ISBN-10: 4791773136 ISBN-13: 978-4791773138 1800+
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■しかく内容
紀伊国屋書店HPより
性同一性障害からトランスジェンダーへ、よく知られる呼び名が変わっても、この国は性同一性障害の基準でできている。語られなかった事実、報道されなかった出来事、そこにいたはずのたくさんの人々......。これは、見えないようにされていたもの、見てこなかったものと向き合いつづけ、真摯に、丁寧に、しぼりだすように紡ぎだされた、ほんとうのトランスジェンダー史であり、あとから生まれてくる者たちのための書である。
■しかく目次
- はじめに わたしに起こった出来事と、この本について
- 第一章「多様な身体」が性同一性障害特例法に投げかけるもの
一、日本のGIDをめぐる状況と特例法の課題
二、当事者の語りから見る「多様な身体」
三、特例法の限界
四、おわりに
第一章補論
- 第二章 GID規範からの逃走線
一、はじめに
二、「正規」か、「非正規」か
三、正規医療の現在
四、体を嫌い、異性を愛するということ
五、GID規範のつくられかた
六、体が嫌いなのは本当か
七、おわりに
第二章補論
- 第三章 当事者の「QOL」、医療側の「QOL」 「正規医療」経験者への聞き取りから
一、はじめに
二、GIDをとりまく医療状況
三、正規医療が標榜する「QOL」
四、当事者への聞き取り調査(一)
五、当事者への聞き取り調査(二)
六、おわりに
第三章補論
- 第四章 砦を去ることなかれ 繰り返し、忘れえぬ爪痕に抗して
一、はじめに
二、「GID医療」の始まりと、現在まで
三、執拗に指摘するということ
四、DSM-5の変化は福音となるか
五、追いついてくるまで走り続ける
第四章補論
- おわりに
■しかく引用・紹介
■しかく書評
■しかく言及
- ◆だいやまーく岩川ありさ&野中モモ 2021年11月19日 映画『リトル・ガール』劇場用パンフレット紹介 > 『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』 [外部リンク:webページ]
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- ◆だいやまーく岩川ありさ&野中モモ 2021年11月19日 - 2021年12月05日 映画『リトル・ガール』公開記念「トランスジェンダーの経験について考える」フェア > 代官山蔦屋書店 『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』 [外部リンク:webページ]
- ◆だいやまーく紀伊国屋書店 2021年01月13日 「じんぶん大賞2021」25位ランクイン > 『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』 [外部リンク:webページ]
- ◆だいやまーく2020年12月13日 『誰かの理想を生きられはしない とり残された者のためのトランスジェンダー史』書評会 > 書評企画『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』[外部リンク:イベントページ]
- ◆だいやまーくカライモブックス 2020年11月03日 カライモ学校 ×ばつ立岩真也『誰かの理想を生きられはしない とり残された者のためのトランスジェンダー史』刊行記念トーク > 著書刊行イベント『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』
*作成:
安田 智博