『対人援助における通訳者の倫理――公正なコミュニケーションに向けて』
飯田奈美子 20180330 晃洋書房,192p.
last update:20180410
■しかく飯田 奈美子 20180330 『対人援助における通訳者の倫理――公正なコミュニケーションに向けて』,晃洋書房,192p. ISBN-10:4771030464 ISBN-13:978-4771030466 3200+
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[kinokuniya] ※(注記) l10. c07
■しかく内容
通訳者はことばを置き換える機械ではありません。人と人の相互理解のために、考え、悩み、力を尽くす。
それは強く豊かな「人間力」が問われる行為です。言語の異なる人たちが、力ではなく対話で問題を解決しようとするとき、そこにはいつも通訳者がいます。本書は、この尊い役割を引き受けるすべての人たちに指針と勇気を与えるでしょう。
■しかく目次
序章
1 コミュニティ通訳者として研究する理由
2 通訳者の役割に関する先行研究
第I部 コミュニティ通訳と対人援助場面のコミュニケーション
第1章 コミュニティ通訳とは
はじめに
1 コミュニティ通訳の名称と定義
2 会議通訳とコミュニティ通訳の差異
3 日本におけるコミュニティ通訳の歴史と課題
おわりに
第2章 コミュニティ通訳の対象者と通訳者の戦略とジレンマ
はじめに
1 コミュニティ通訳の対象者
2 コミュニティ通訳者の戦略とジレンマ
おわりに
第3章 対人援助コミュニケーションと通訳者の役割
はじめに
1 対人援助の構造と通訳の問題
2 専門家とクライアントの関係性
おわりに
第4章 通訳倫理規定における正確性と中立・公平性
はじめに
1 通訳倫理規定
2 正確性の比較分析
3 中立・公平性の比較分析
おわりに
第II部 介入の必要性とその範囲
第5章 対人援助における通訳の「免脱行為」と「介入」
はじめに
1 通訳規範と逸脱行為
2 事例報告の分析
3 事例の考察
おわりに
第6章 対人援助の通訳における公正介入基準
はじめに
1 対人援助の通訳における公正介入基準
2 通訳の公正介入基準の説明
3 公正介入と権利擁護
おわりに
第7章 公正介入のための事例検討とチーム実践
はじめに
1 通訳の事例検討会
2 チームによる通訳実践
おわりに
終章
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:塩野麻子