『異郷の死――知里幸恵、そのまわり』
西成彦・崎山政毅 20070801 人文書院,296p.
■しかく西 成彦・
崎山 政毅 20070801 『異郷の死――知里幸恵、そのまわり』,人文書院,296p. ISBN-10:4409160907 ISBN-13:9784409160909 2730円
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■しかく内容
『アイヌ神謡集』を遺し十九歳の若さで夭折したアイヌの娘知里幸恵と、彼女のテクストをめぐる読みの協働の試み。帝国的野心、先住民族の「同化」、近代的国民国家という制度的・学的障壁をこえて、彼女の作業がもちえた力を探り、百年後の「死後の生」をつかむことをめざす。
■しかく目次
序
崎山 政毅
知里幸恵の詩/死 丸山 隆司
バイリンガルな白昼夢
西 成彦
みずからの声を翻訳する――『アイヌ神遥集』の声と文字 坪井 秀人
知里幸恵と知里真志保のアイヌ神遥訳――オノマトペと踊る遥
佐藤=ロスペアグ ナナ
【エッセイ】越境の女性作家として 津島 佑子
知里幸恵と帝国日本言語学 安田 敏朗
口承から表記へ、表記から「文学」へ――知里幸恵と知里真志保の「日本語テクスト」とその周辺
崎山 政毅
【エッセイ】知里幸恵との、おそすぎた出会いをめぐって 太田 昌国
宮沢賢治とアイヌ文学 秋枝 美保
好奇心とオリエンタリズム――北原白秋のアイヌ民族へのまなざしを考える 細身 和之
編集後記
西 成彦
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
本岡 大和