『優生学と障害者』
中村 満紀男 編 20040225 明石書店,742p.
■しかく中村 満紀男 編 20040225 『優生学と障害者』,明石書店,742p.
ISBN-10: 4750318752 ISBN-13: 978-4750318752 10500
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■しかく内容(「BOOK」データベースより)
本書では、なにゆえに民主制に立つ欧米先進国が、競うように優生学および優生学的立法化を導入したのか、欧米諸国間では優生学の導入・普及において具体的にどのような違いがあり、それはいかなる理由からであったのかについて、障害者の生存・生活・教育のあり方に対する関連を焦点として、現代的価値判断に基づく過去の裁断ではなく、多面的・多元的なアプローチから、優生学が積極的に受容された歴史的・社会的状況を再現する。また、その地理的・文化的要素を加えた範疇化の可能性も探る。さらに、現代において、20世紀優生学がいかなる残滓を残しているのかについて、優生学が支配的であった先進国と発展途上国において、優生学に対する現代的な反応状況を探求する。
■しかく内容(「MARC」データベースより)
なぜ欧米先進国は、競うように優生学及び優生学的立法化を導入したのか? それぞれの国の導入過程に違いを生じさせた理由は? 障害者の生存、生活、教育のあり方との関連から、優生学が受容された歴史的・社会的状況を再現。
■しかく著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中村 満紀男
1945年生。1972年東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士。国立特殊教育総合研究所研究員、秋田大学教育学部講師・助教授・教授を経て、現在、筑波大学心身障害学系教授。障害原理論、障害児教育。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく目次
第?T章 イギリスにおける優生学と精神薄弱者施策の展開
第?U章 アメリカ合衆国における優生断種運動の開始と定着――優生学運動の最も正統的な事例――
第?V章 ドイツにおける優生学運動
第?W章 フランス――優生学における独自の立場
第?X章 北欧の優生学
第?Y章 社会主義と優生学
第?Z章 旧植民地における優生学運動とその独自性――オーストラリア・南アフリカ――
第?[章 日本における優生学の障害者教育・福祉への影響――知的障害を中心に――
むすび 20世紀優生学の歴史的・現代的意義