『日本精神分析』
柄谷 行人 200207 文藝春秋,261p.
■しかく柄谷 行人 200207 『日本精神分析』,文藝春秋,261p. ISBN-10:4163584307 ISBN-13:978-4163584300 1400
〔amazon〕→20070610(講談社学術文庫版) 『日本精神分析』,講談社,291p. ISBN-10:4061598228 ISBN-13:978-4061598225 1103
〔amazon〕
■しかく内容(「BOOK」データベースより)
芥川龍之介、菊池寛、谷崎潤一郎...、古今東西のテキストを駆使しながら、アクチュルな諸問題を鮮やかに照射する画期的論考。
■しかく(2007,講談社学術文庫版裏表紙「学術文庫版へのあとがき」より)
「日本精神分析」というエッセイは、日本の文化に関する考察である。私はいつも、日本人の経験を、自民族中心主義に陥ることなく、普遍的に意味をもつようなかたちで提示したいと思っていた。しかし、ある意味で、本書のエッセイはすべて、そのような姿勢で書かれている、といえる。ゆえに、本のタイトルを「日本精神分析」としたのである。
■しかく(2007,講談社学術文庫版帯より)
芥川、菊池、谷崎の短編小説を手がかりに、帝国、ネーション、代表性民主主義、通貨、天皇制、日本文化、などの諸問題を根本から問い直し、それらを超克する可能性を示す、平易にして透徹した論考。
■しかく目次(2007,講談社学術文庫版より)
第一章 言語と国家
第二章 日本精神分析――芥川龍之介「神神の微笑」
第三章 入れ札と籤引き――菊池寛「入れ札」
第四章 市民通貨の小さな王国――谷崎潤一郎「小さな王国」
あとがき
学術文庫版へのあとがき
初出一覧
付録 神神の微笑
入れ札
小さな王国
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:岡田 清鷹