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生存学研究センター特別企画
「帝国の盛衰と日本人の移動」

於:立命館大学衣笠キャンパス学而館2階第3研究会室

Last update: 20131206

しかく生存学研究センター特別企画「帝国の盛衰と日本人の移動」

日時:2013年12月6日(金) 17:30〜

場所:立命館大学衣笠キャンパス(削除) 学而館2階第3研究会室 (削除ここまで) → 敬学館226教室 ((注記)変更しました)
交通アクセス[外部リンク] / キャンパスマップ[外部リンク]


だいやまーく趣旨

帝国主義時代の日本がその勢力圏の拡大、そして敗戦後の収縮にともなった大きな人間の移動をうみだしたことは知られているが、今回は12月2日から6日まで、先端総合学術研究科の特殊講義にお越しいただく 玉野井麻利子をゲストにお迎えし、生存学研究センターを中心にして、日本帝国の歴史と、それにともなう人的移動、文化の移動を研究してきた若手研究者の発表に対して、玉野井先生からのコメントをいただき、「帝国の子ども」「帝国と孤児」に関する今後の研究連携の可能性について、意見交換を行いたい。

日本国内ではマジョリティである者が、国境から一歩でも外に出ると、一変して日本人マイノリティとなる。帝国の植民地支配は、武力と警察機構の確立によってその危うさをカバーし続けてきたが、敗戦後の帝国の崩壊に伴って、そうした保護システムそのものが機能不全に陥ったばかりか、戦後の日本そのものが、弱者を新たに作り出し、場合によってはそうした弱者を国外に追放する「棄民」という歴史過程が新たに進行した。こうした歴史的経緯を通して、マイノリティ=弱者の生成過程を歴史学的・人類学的に再考する上で、これは願ってもない機会となる。

なお、企画・実施に当たっては、R-GIRO「第二次世界大戦による在外日本人の強制退去・収容・送還と戦後日本の社会再建に関する研究」(米山裕・研究代表)[外部リンク]の協力を得た。

だいやまーく趣旨

17:30
本企画の趣旨説明
企画者・司会:西成彦(先端総合学術研究科教授)

17:40
「南米「棄民」の子の「戦後」――準二世のねじれ」
発表者:石田智恵(衣笠総合研究機構専門研究員)

18:00
「プロレタリア文学の中の植民地主義―伊藤永之介「万宝山」を読む―」
発表者:鳥木圭太(立命館大学文学部非常勤講師)

18:20
「植民地都市の子供たち――大連の日本人学校同窓会をめぐる記憶と表象」
発表者:佐藤量(立命館グローバル・イノベーション研究機構専門研究員)

18:40 コメント:玉野井麻利子(UCLA教授)
19:00 全体討議


だいやまーく主催
立命館大学生存学研究センター


UP: 20131127 REV: 20131206

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