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2011年2月20日日曜日

LPCXpressoを切り離さないで賢く使う方法

各所で話題の格安Cortex-M3開発用ボードLPCXpressoシリーズですが、著名なブロガーの方々がデバッガ(LPC-LINK)とターゲットをザクザク切り離しているものですから、皆さんも切り離したくなる衝動を抑えられないのではないでしょうか?

私も同じように切り離しては「あれがない」、「これがない」と騒いでいました。
http://shinta-main-jp.blogspot.com/2010/12/lpcxpresso-lpc1768.html
http://shinta-main-jp.blogspot.com/2010/12/lpcxpresso-lpc1768jtagkey2popenocd.html

先日の記事でもUARTを手軽に使いたかったのですが、やはり切り離しただけの基板では「UARTがない!」病になり、ちょっと異なるアプローチが良いのではないだろうか?との考えに至りました。

そもそもニーズとして
* デバッガは自分が使いたいものを使いたい。(でも、たまにLPC-LINK使うかも。)
* UARTをわざわざ接続しなくてもあるじゃん。(LPC-LINKの経路使えばさ・・・。)
* 1つの基板だったものが2つの基板になっちゃってポータビリティ落ちてない?(あ、切り離す人はLPC-LINKは捨てるのか?)
など、切り離したくないシチュエーションも考えられるわけです.

上記のような優柔不断な感じは開発環境を選択する過程では十分に起こり得る話です。
今回ご紹介するアプローチはこういった選択に迷っている段階で役立つものです。

まず、LPCXpressoのデバッガとターゲットの間にある半田をハンダゴテと半田吸い取り線を使って取り除きます。


取り除いたら念の為テスタで絶縁状態になっていることを確認して下さい。


次に2x8のピンヘッダを取り付けます。


LPC-LINKとターゲットを接続するには以下のようにジャンパを接続するだけで済みます。


接続しているジャンパを取り外せばLPC-LINKとターゲットを分離することができます。
例えば、ターゲットに自分の好きなデバッガを接続したり、LPC-LINKから別のターゲットに接続することも可能です。

切断することを考えた場合、この2.54mmの間隔を綺麗に切断するのは意外に手間がかかります。
切断することを考えて設計したのではなく、上記のようにピンヘッダを取り付けるための設計と考えるとなんとなく合点がいきそうだとも思いました。

真相は是非聴いてみたいところですね。

2010年8月7日土曜日

LPCXpresso LPC1768

先日LPCXpresso LPC1343を購入した記事を書きました。

実はその日にある方とお会いした時に「LPCXpresso LPC1768をXXXXで購入できるのはいつぐらいですかね~。」とお話ししたところ・・・。


なんと・・・1つ分けて頂きました。
この瞬間鳥肌立ちました。嬉しくて。

「あぁあー!ありがとうございま~す!!」 です。

こちらの基板はLPC1343と異なりEther PHYが付いています。
ですから、基板にパルストランスの入ったRJ-45コネクタさえ付ければネットワークが利用可能というわけです。


しかもこのサイズで、LPC-Linkが付いてデバッグもできてしまう。
これはもうちょっと嬉しすぎます。


しばらくはこれらを使いながらLPC1343とLPC1768を合わせて研究していきたいところです。


すっかり32ビットプロセッサのファンです。
「もう8ビットには戻れない。」なんていうキャッチフレーズを聞いたことがありますが、まさにそういう気持ちです。
あ、そういうこと言うのは使いこなしてから・・・です。

2010年8月4日水曜日

LPCXpresso LPC1343

LPCXpresso LPC1343を購入しました。
一部で話題になっている?外装はこんな感じです。
このままポストに入っていても何の違和感もないですね。


「中身の基板は大丈夫なのかな?」と思ってしまいますが、ここはうまくできています。
部品面の特に目立つ突起物「USBコネクタ」、「ピンヘッダ」、「発振器」の部分が発砲ウレタンの切り欠いた部分にはまるようになっています。
基板の裏側には部品は一切載っていませんので、表側「発泡ウレタン」、裏側「ツルツルの基板」で大丈夫!という具合になっています。
この点を気にされていた方は安心して購入して下さい。


私が購入した基板のシルクには「LPCXpresso LPC1343 REV A」とあります。


NXP Semiconductorsのサイトでも説明されている通り、デバッガの部分とターゲットの部分を最終的に切り離して使うことができるようになっています。
同梱されていたシートでもこれがわかるように「LPC-LINK (LPC3154)」と「Target: LPC1343」とはっきり記載があります。
余談ですが、このシートにはクーポンコードというものが記載されています。
えーと、何に使うのかよくわかりません。


開発環境は http://lpcxpresso.code-red-tech.com/LPCXpresso/ からダウンロードできます。

インストール後に「Help -> Product activation -> Create Serial number and activate...」を選択してアクティベーションを行います。
アクティベーションを行うことでデバッグ可能なコードサイズが8KBから128KBに拡張されます。
ローカル環境から生成されたシリアル番号に加えて必要事項を記入して送ると、それらの情報を元にアクティベーションコードが生成され、登録したメールアドレスにアクティベーションコードが送られてくる形になっています。アクティベーションはもちろん無償です。


EclipseベースのリッチなARM開発環境が瞬時に構築できてしまうのが魅力です。

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