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2014年12月7日に、名古屋市のウィルあいちにて
「水から考える地域資源と地域づくり」の第3回を開催しました。
なごや環境大学の講座の一環として全3回行い、この日が最終回です。
講座には、8名の方の参加がありました。
「地域資源から考える『自分のまち』の地域づくり」
をテーマに、講義やワークショップを行いました。
はじめに、自分が住んでいる場所はどの流域なのかを考える
アイスブレイク(参加者の関係づくり)を行いました。
会場を日本地図に見立て、自分の住んでいる流域順に並びます。
東は天竜川、西は揖斐川とさまざまなところから
参加されていることがわかりました。
自分の住んでいる流域がすぐにわかる方、
わからないで、いろいろな人に助けてもらった方、
いろいろな方がいらっしゃいました。
次に、第二回の垂井町内でのウォーキングのふりかえりを行いました。
スライドを使って、当日の様子や垂井町独特の水文化や
マンボ(横井戸)の説明をしました。
特に「マンボ」に関して興味を持たれる方が多く、
どんな構造になっているのか?名前の由来は?
などの質問を受けました。
Dscf3785
↑マンボについて、図を使って説明しています。
次は、講師の神田から「地域資源から考える「自分のまち」の地域づくり」
をテーマに全体を振り返りながら講義をさせていただきました。
国境を越えて流れる越境水、日本が行ってきた東南アジアの
熱帯雨林の伐採と日本の林業の問題、
森林の持つ水源涵養力などの機能、
水の利権や水道民営化など
自分たちの足元や地域と世界とのつながりのお話をしました。
流域単位で食、エネルギー、支え合い、水、カネを循環するような
社会がこれからは大切なのではないだろうかと締めくくりました。
Dscf3781
↑神田が講義をしている様子
最後に、参加者がグループに分かれて、講座のふりかえりをしました。
「流域単位で物事を考えることの大切さ、特に下流の人たちが
上流のことをもっと考えなければならないと感じた」
「森林機能の低下など実際に起こっている問題があるのに、実感がない」
「物事を正しく理解する機会があまりないのでは」
などの意見がありました。
Dscf3796
↑参加者のみなさんによる発表の様子
今回は、「水」をテーマに地域について考える講座でした。
「水」から「森林」「食料」「地域のコミュニティ」「人とのつながり」など
さまざまなテーマに広がっていった講座でした。
座学やワークショップとウォーキングを組み合わせた今回の講座、
頭でも体でもいろいろなことを感じ取ってもらえたのではないかと思います。
来年度も同じような講座を開催する予定ですので、
興味を持たれた方は是非ご参加ください。
第1回の様子は、こちら
第2回の様子は、こちら
なごや環境大学のウェブサイトはこちら
文章:河合
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