(追記) (追記ここまで)

2011年07月03日

上肢第二調律点

<位置>
親指と人差し指の間の部分で、経穴でいう合谷にあたります。

例:左の場合


<効果>
3点の急処に分かれています。

【人差し指側】
胃、腸、肝臓など消化器系の調整の処です。
食べ過ぎますとこの処が分厚く硬くなり、右側の厚みは一時的な食べ過ぎで、左側の厚みは慢性的な食べ過ぎを表します。
便秘(特に食べ過ぎからくるもの)のときによく使われる急処で、特に出そうで出ない時にこの処を押さえますと出やすくなります。
排便の後につまんでみますと分厚かった処が更に薄くなるのが観察できると思います。
食べ物の中毒、自家中毒の急処としてもよく使われます。

【真ん中】
ニキビや吹き出物、面疔など顔の皮膚異常の処。
感情・情緒に関連していて、不安なときなどにこの処に愉気をしますと気持ちが落ち着いて穏やかになります。

【親指側】
血圧が高くなりますと左側が筋張ったように分厚くなります。
心臓の働きにも関連しています。

【その他】
腋窩部と側腹に関連。歯痛にも効果があります。上肢第四調律点と対応しています。


<操作>
基本的に相手には正座で座ってもらいます。
両方の上肢第二調律点を片方ずつ親指と中指でつまんでみて、ボタッとして厚みのある方を対象側とします。
または上肢第七調律点を用いて判断します。
両方の上肢第七調律点を両手の中指で同時に触ってみて、ボタッとして鈍く感じる方を対象側とします。

ここでは、右側を例にして説明していきます。
こちらは蹲踞の姿勢で、相手の右斜め前に構えます。
こちらの左手で相手の右手首を持ち、こちらの右手の中指と親指で上肢第二調律点をつまんでみて、3点の中から一番分厚くなっている処を選んで愉気をします。
このとき、処を中指で少し持ち上げるようにしながら、親指で挟んで押さえて愉気をするとよいです。
ヌルっとした硬結が浮いてくるので愉気がしやすくなります。

例:右の場合



上肢第二調律点は上肢第四調律点と対応していて、上肢第二調律点があまりに硬く分厚くなっていて、弛みにくく、気が通りにくいときは、同時に左手で上肢第四調律点を押さえ愉気をしながら、上肢第二調律点に愉気をしますと弛みやすく気が通りやすくなります。


【外側の薄い部分】
頭の血行、脳の血管の状態を反映していて、血管が切れていたりすると、この薄い部分が分厚くなり過敏になります。
それをつまんでじっくり愉気をしていますと脳内出血が吸収されやすくなります。

例:左の場合




遠隔での整体も行なっています。
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Posted by 心羽 at 19:34Comments(0)上肢操法
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