ししゃも資源の回復に向けて「胆振管内ししゃも漁業振興協議会」
鵡川漁業協同組合指導事業部 圷勝さん
鵡川漁港には、ししゃもをはじめ、ホッキ、カレイ、毛ガニ、秋鮭、スケソウダラ、カスベなどさまざまな海産物が漁獲されます。早くから資源保護に力を入れ、漁業者が中心となって植樹を行ってきたほか、ししゃもの人工ふ化や鮭の稚魚を育てるなど栽培漁業に取り組んできました。
1965(昭和40)年、ししゃもを守るために設立されたのが「胆振管内ししゃも漁業振興協議会」です。ししゃも漁は「こぎ網漁業」という漁法で行われ、操業期間は10月1日から12月10日までの連続する40日間以内と定められています。「ししゃもの資源保護のためには、ししゃもが遡上する時期を見極め、その直前で漁をやめることが大切。そこで、鵡川・厚真・安平の川における着卵状態を調査し、遡上のピーク時期などを予想しています」と鵡川漁協の圷勝さん。地域ブランド「鵡川ししゃも」は、こうした資源保護への取り組みにより大切に育まれているのです。
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