月: 2024年6月

macOS 15, Sequoia

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WWDC24において、macOS 15, Sequoia(セコイア)が発表されました。

このところ、初期β版ではインストール最中に止まったまま動かなくなるなど「ひどい出来」でしたが、macOS 15ではそういうことはありませんでした。

AppleScriptのバージョンは引き続きv2.8。これは予想どおりです。次のmacOS 16でv2.9になるのか、そのままなのか......そこが注目点でしょう。macOS 15には「安定動作」を願いたいところです。

ひととおり、AppleScript対応のデフォルト搭載アプリケーションの用語辞書を調べてみたところ、差分が検出されたのはSafariのtabにpid(プロセスID)というプロパティが新設されたぐらい。個別にプロセスをkillするための仕掛けでしょうか。

このところ、不具合が出まくっていたText To Speechまわりで、大きな変更がありました。いろいろ読み上げ音声キャラクタが追加されています。ただし、AppleScriptのsayコマンドで指定可能な日本語読み上げキャラクタは、従来どおりKyoko、Otoyaぐらい。音声キャラクタ名がローカライズ表示されてしまうものについては、sayコマンドで指定できません。

macOS 15環境のAppleScriptは、いまのところ「macOS 14と同じ」ように感じられます。

つまり、macOS 14で知られているバグはmacOS 15でも同様に存在します。何も手が加わっていません。

サードパーティのアプリケーションが起動できないといった問題が存在していますが、これは初期βならではということでしょうか。

ちなみに、ウィンドウの吸着機能については、その日のうちにオフにしました。

システム設定>デスクトップとDock>ウィンドウに設定があるので、これらをすべてオフにするといい感じです。