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2011年02月09日
独身女性がたくさんいるから嫌だ
今日は、ティハムスエの植林地のモニタリングに行ってきました。
昨年度、緑の募金に助成をいただき、植林した村です。
マネージャー、Tun Winさん、Moe Moe Eiと私の4名。タウンジー事務所総出でお出かけでした。
私は初めてその植林地に行ったのですが、なんとも広い場所でビックリ!!
まるごと山一つが僧院の土地となっており、お坊さんを筆頭に村の人たちが5カ年計画で植林を進めています。
その壮大な植林計画の一つに、我らの緑の募金プロジェクトも参加させてもらったという感じです。
村の人たちはもちろん、タウンジーの街からも、たくさんの人が植林の手伝いにやってきたそうです。
ここのお坊さんは大変指導力があり、人気もあるため、お坊さんを慕って多くの人がやってきます。
また、TPAのタンボジセンターで学んでいる子どもたちも皆で植林に来ました。
毎年、授業の一環でTPAツアーに来てくれている鹿児島大学の生徒さんたちもたくさん植えてくれたそうです。
そんな多くの人が力をあわせて植林を進めている、大変素敵な場所でした。
そもそも、なぜそんなに植林をしなければならなくなったかというと・・・
以前、お坊さんが山の土地を村の人に貸したそうです。
そのとき、村の人は畑にするために、なんと山を燃やしてしまったとか!?
「大切な木を焼いてしまうなんて!そんな奴には貸さん!!」
とお坊さんは怒って土地をとり返したそうです。
村の人は、木を燃やすことが悪いことだとはわからなかったようですが、お坊さんは木の大切さを知っていましたので、大変怒ったみたいです。
そして、この植林5年計画を始めたとか。
お坊さん、最初から村の人に貸さなければ良かったのに・・・。
借りる時点で畑にしちゃいそうなことくらい、わからないものかねぇ?と私は思いますが、燃やしてしまったものは仕方がありませんしね。
ということで、植林地を見に行きました。
草がボウボウに茂っていて、そのところどころに植えた木があります。
近くで木を見ようかなぁと思って近づこうとすると、Tun Winさんが一言。
T「この草むらに入るのは怖い!アピョージー(独身女性)がいっぱいいるからね」
私「はあ?」
草むらにはアピョージーどころか、人っ子一人見当たりません。
T「アピョージーは一度ついてくると、なかなか離れてくれないからね。怖い怖い!」
するとMoe Moe Eiが「私たちにとってはルーピョージー(独身男性)よ」と、わけのわからないことを言いだします。
もちろん、ルーピョージーは一人として見当たりません。Tun Winさんは既婚男性です。
不思議に思っていると、Tun Winさんが草を指さして教えてくれました。
なんでも、トゲトゲしている草のことを指して、二人は話をしていたようなのです。
このトゲトゲ草は本当に曲者で、一度くっつくとなかなか離れてくれず、家までついてくることもしばしば。
だからそのトゲトゲ草のことを、男性は「アピョージー(独身女性)」、女性は「ルーピョージー(独身男性)」と呼ぶのだとか。
そういえば、以前ソーアウンも草むらで「アピョージー」とか「ルーピョージーがいるから気をつけて!」と言っていた気がする・・・。
そのとき、てっきり私は自分のことを言われたのかと一瞬思い、聞き間違いかと思って軽く流していました。
(ルーピョージーってソーアウンしかいないよね?「僕に気をつけて=俺に惚れると怪我するぜ!」ってこと!?いやいや、ソーアウンがそういうことを言うはずがないから、私の聞き間違いに違いない・・・。)という感じで。
しかし、ミャンマーのこういうジョークって本当に面白いよなぁ。
皆が知っていて、言うたびに皆で笑うというのも楽しい。
関西人の私としては、吉本新喜劇的な温かい笑いを感じます。
お決まりのギャグ、こう来るだろうと思ったギャグが、そのまま期待通りに発される面白さ。
ちょっとしたオヤジギャグで空気が凍りついてしまうよりは、皆でお決まりのギャグで笑える雰囲気が好きです。
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昨年度、緑の募金に助成をいただき、植林した村です。
マネージャー、Tun Winさん、Moe Moe Eiと私の4名。タウンジー事務所総出でお出かけでした。
私は初めてその植林地に行ったのですが、なんとも広い場所でビックリ!!
まるごと山一つが僧院の土地となっており、お坊さんを筆頭に村の人たちが5カ年計画で植林を進めています。
その壮大な植林計画の一つに、我らの緑の募金プロジェクトも参加させてもらったという感じです。
村の人たちはもちろん、タウンジーの街からも、たくさんの人が植林の手伝いにやってきたそうです。
ここのお坊さんは大変指導力があり、人気もあるため、お坊さんを慕って多くの人がやってきます。
また、TPAのタンボジセンターで学んでいる子どもたちも皆で植林に来ました。
毎年、授業の一環でTPAツアーに来てくれている鹿児島大学の生徒さんたちもたくさん植えてくれたそうです。
そんな多くの人が力をあわせて植林を進めている、大変素敵な場所でした。
そもそも、なぜそんなに植林をしなければならなくなったかというと・・・
以前、お坊さんが山の土地を村の人に貸したそうです。
そのとき、村の人は畑にするために、なんと山を燃やしてしまったとか!?
「大切な木を焼いてしまうなんて!そんな奴には貸さん!!」
とお坊さんは怒って土地をとり返したそうです。
村の人は、木を燃やすことが悪いことだとはわからなかったようですが、お坊さんは木の大切さを知っていましたので、大変怒ったみたいです。
そして、この植林5年計画を始めたとか。
お坊さん、最初から村の人に貸さなければ良かったのに・・・。
借りる時点で畑にしちゃいそうなことくらい、わからないものかねぇ?と私は思いますが、燃やしてしまったものは仕方がありませんしね。
ということで、植林地を見に行きました。
草がボウボウに茂っていて、そのところどころに植えた木があります。
近くで木を見ようかなぁと思って近づこうとすると、Tun Winさんが一言。
T「この草むらに入るのは怖い!アピョージー(独身女性)がいっぱいいるからね」
私「はあ?」
草むらにはアピョージーどころか、人っ子一人見当たりません。
T「アピョージーは一度ついてくると、なかなか離れてくれないからね。怖い怖い!」
するとMoe Moe Eiが「私たちにとってはルーピョージー(独身男性)よ」と、わけのわからないことを言いだします。
もちろん、ルーピョージーは一人として見当たりません。Tun Winさんは既婚男性です。
不思議に思っていると、Tun Winさんが草を指さして教えてくれました。
なんでも、トゲトゲしている草のことを指して、二人は話をしていたようなのです。
このトゲトゲ草は本当に曲者で、一度くっつくとなかなか離れてくれず、家までついてくることもしばしば。
だからそのトゲトゲ草のことを、男性は「アピョージー(独身女性)」、女性は「ルーピョージー(独身男性)」と呼ぶのだとか。
そういえば、以前ソーアウンも草むらで「アピョージー」とか「ルーピョージーがいるから気をつけて!」と言っていた気がする・・・。
そのとき、てっきり私は自分のことを言われたのかと一瞬思い、聞き間違いかと思って軽く流していました。
(ルーピョージーってソーアウンしかいないよね?「僕に気をつけて=俺に惚れると怪我するぜ!」ってこと!?いやいや、ソーアウンがそういうことを言うはずがないから、私の聞き間違いに違いない・・・。)という感じで。
しかし、ミャンマーのこういうジョークって本当に面白いよなぁ。
皆が知っていて、言うたびに皆で笑うというのも楽しい。
関西人の私としては、吉本新喜劇的な温かい笑いを感じます。
お決まりのギャグ、こう来るだろうと思ったギャグが、そのまま期待通りに発される面白さ。
ちょっとしたオヤジギャグで空気が凍りついてしまうよりは、皆でお決まりのギャグで笑える雰囲気が好きです。
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いなり
ミャンマーには何度か旅行に行っているのですが、緑の森を見た記憶がありません。
気にかけていなかったせいかも知れませんが、イメージ的にはバカンの荒涼とした平地です。
植林すると日本のような森になるのでしょうか?それとも、
気にかけていなかったせいかも知れませんが、イメージ的にはバカンの荒涼とした平地です。
植林すると日本のような森になるのでしょうか?それとも、
2011年02月09日 Wed 20:39 URL [ Edit ]
Asuka.S
英語の教科書で、ワンガリ・マータイさんのグリーンベルト運動をやっています。
木を焼いてしまったのは、換金作物を育てるためだったのかもね。
その植林活動を友達がやっていると知って、うれしいし、誇らしいです。
木を焼いてしまったのは、換金作物を育てるためだったのかもね。
その植林活動を友達がやっていると知って、うれしいし、誇らしいです。
2011年02月11日 Fri 14:30 URL [ Edit ]
ながらく、アメブロに入れず、いま拝見したらば、ミャンマー赴任されてるんですね。ヤンゴンで、時間がございましたら、また連絡下さい。明日夕方にはヤンゴン帰宅です。 さばを kayaker555 atmark gmail
2011年02月12日 Sat 15:57 URL [ Edit ]
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