腕時計の基礎知識/ストップウォッチを秒針代わりに動かしたら?
クロノグラフで良くある質問ですが、本来は大きな秒針は止めております。
その「ストップウォッチを作動させておけば普通の秒針として使えるのでは?。」
といった質問です。
確かにストップウォッチを動作させておけば、普通の秒針付きの様に使用できます。
ただし、ストップウォッチは別回路で作動します都合上、
腕時計の電池寿命は本来の半分くらいになります。
(それで、電池が早く切れたというクレームもあります)
(電池が早く切れる=回路不良で修理に出す方も居ます)
またクォーツ時計ではない、機械式時計の場合は電池は減りませんが
機械の摩耗が激しくなります。
いずれにしろ腕時計の場合、クロノグラフは「予備機能」です。
「専用機」では無いという事です。予備に「年に何度か使うなら」です。
専用機ではありませんから、毎日使用したら電池も時計の寿命も極端に減ります。
この下はクロノグラフでも違ったタイプの腕時計の紹介です。
クロノグラフの操作は、もういいという方は。
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(追記) (追記ここまで)
念の為に違った腕時計でクロノグラフの操作を紹介します。
[画像:腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整6]
この腕時計の場合も大きな秒針は普段止まっております。小さい針は
上「ストップウォッチの分針」。
中央「ストップウォッチの時針」。
下「時刻の秒針」です。
[画像:腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整7][画像:腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整8]
通常ストップウォッチは、このボタン(青い○しろまる)でスタート。
この様に秒針が進んで、もう一度同じ○しろまる位置のボタンでストップ。
次に竜頭の下のボタンを押すと。
[画像:腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整9][画像:腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整10]
高速で大きな秒針が回ってリセットです。
この腕時計でリセットしても針が○しろまる位置で止まっている場合は修正が必要。
[画像:腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整12][画像:腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整1]
先ずは竜頭(○しろまる位置)を引いてからボタン(□しろいしかく位置)をプッシュで大きな秒針が1目盛りづつ進みます。ちなみこのタイプは「長押し」しても早送りはしませんから1目盛りづつ送るしかないタイプです。1秒づつ、○しろまる位置まで送れば0位置合わせ完了。後は○しろまる位置の竜頭を戻せばOK。
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(追記) (追記ここまで)