森の健康診断-ポータルサイト - [3]知ってました?

混み合ったヒノキ林、見上げると殆ど空が見えず、地表には光が届きにくくなっています。これでは何も育たなくなってしまいますね。地表を見ると「土人形(土柱)」があるかもしれません。
林冠を見上げたある小学生が言いました、「カンコクノリみたいだ!」と。なんとうまい表現をするのでしょう!
1本のヒノキの枝に何本のヒノキの枝が触っているのでしょう?6本?7本?1本切っただけでも森の様子がガランと変ります。→「空開け」を見てね。

カンコクノリのように見える林冠も1本切るとスカッと空が見えます。空開けと言います。真上からの光が地表に届くようになり、光を待っていた色々な植物が元気になります。

これが林縁部にあるのはなんでもないのですが、人工林の中にあるとかなりヤバイですね。放置人工林の目印です。
「リスのエビフライ」と同じように自分で見つけると次々に見つかります。 次々と見つかるようでは実は大変なことなんですけどネ。