晴れました〜青空もチラリと見えています
森と遊ぼう!
本日のテーマは「小さい秋、『実』つけた」
秋は実りの季節
植物だって可愛い子には旅をさせよう!で
何とかして遠くに離れて生存率をアップ
え、なぜかって?
親の周りにはリスクが沢山あるんです
種子を成長させない特殊な物質を発していたり
実や葉を食べる生き物がいる
菌やウィルス等同じ病気にかかりやすいですし
また、小さいうちは抵抗力がなかったり
病原体の毒性も世代交代で強くなったり
とにかく離れて暮らせば命が繋げる可能性大!
うーん、なるほど!
秋ですからね
童謡、♪小さい秋見つけた♪を歌ってみます
「だれかさんが だれかさんが だれかさんが みつけた〜」
の歌詞の中に
「よんでる くちぶえ もずのこえ」や
「はぜのは あかくて いりひいろ」なども
そんな秋を見つけに出かけましょう
先ずは秋のお花を堪能
植栽ですがホトトギスが満開です
よく似た花は3種あって
お花の真ん中の花被片の向きで種類を見分けます
ホトトギスは斜め上
ヤマジノホトトギスは水平
ヤマホトトギスは下向き
それぞれ自己主張しているんですね(笑)
県民の森にはシロバナのホトトギスも咲いています
その隣にはキイジョウロウホトトギスが見事
きゃあ、キレイ!
写真を撮って、お花の中も観察させてもらって
すごく盛り上がりましたよ
次はナンバンギセル
ミョウガ(ススキ科)に寄生しています
葉緑素を持たず栄養分を根っこからもらって生育します
タバコのキセルに花の形が似ているのでこの名前
そばにチャノキの白い花も咲いていました
ツバキによく似た楚々とした白い花
晩秋を感じます
真っ赤に色づいたウメモドキ
紫のヤブムラサキやコムラサキ
ムラサキシキブ
どちらも鳥に見つけて食べてもらい
鳥のお腹の中の胃袋のひとつ、砂嚢(さのう)等で
種子を傷つけて発芽しやすくして
散布してもらう作戦です
二子山を歩いて秋の風を感じます
アキニレの種子は薄い翼に包まれ
風に運んでもらいます
中を開けてみるとゴマより小さい種子が一つ
おおっ!と驚きます
コブシの果実は黒と赤
コントラストがはっきり
カラスがよく食べにきます
赤い種子は白い糸のようなものに
ブランと下がって鳥を誘うんですよ
色仕掛けの一つです
ここで突然「ギチギチギチギチ♪」と
出発前の話題、モズの高鳴き
秋に聞こえる縄張り宣言ですね
アワブキの赤い果実
キブシは来春の準備、花芽がブラン
クサギの果実の二色効果(これも色仕掛けね)
オトコヨウゾメの可愛い果実
坂道で色々観察できました
階段下では、ふわん!と甘い香りに包まれました
カツラです
メープルシロップの様な美味しい香り
落ち葉を拾って秋を感じます
斜面にシラネセンキュウが咲いていました
レースフラワーの様に
繊細な小花が集まった白と種子の出来始めの薄い緑
優しい色合いに心和みます
ツリフネソウのエリアに到着でーす
本日のメインイベント
パチンと弾いて種子散布のお手伝い
こんな感じに実っています ↓
「一年草ですよ
パンパン弾いて来年も咲いてもらいましょう」
プクッとした種子に触れた瞬間、弾けます
不思議な感触、あちこちで笑い声
とっても満足!
ミゾソバの可愛いピンク
チジミザサのひっつき虫
フユノハナワラビ
ミズヒキの繊細な赤を観察しながら帰ります
遊歩道で見つけた
ゲンノショウコのお神輿姿
サヤ状の種子が弾けた後の勇姿
リョウブの果実
チョウセンゴヨウの松ぼっくり
ハギの種子やヘクソカズラの可愛い果実
どれも個性あり!
マンサクは来春の花芽と葉芽をもう準備していました
ちょっと感動
お疲れさまでした
中央記念館に到着です
そしてスケッチタイム
講師が準備したどんぐり4種です
今日は帽子(殻斗:かくと)で見分けます
シラカシの帽子は同心円
クヌギはトゲトゲ
コナラは小さなウロコかな
裂けるのはブナの実
「どんぐりをこんなにちゃんと見たことないよね」
「こんなに違うんだね」
皆さん熱心にスケッチです
クマたちはこの小さな実で栄養を摂るのは
本当に大変なことだね、と話が弾みます
今日観察できた「実」は18種
森も実りの季節でした
次回は11月21日「木漏れ日の中の紅葉狩り」
色づくカエデたちの種類を見分けましょう
皆さんのご参加をお待ちしています
『森のヨガ』今年度、5回目です
なかなかお天気に恵まれません
今日も、お天気は良いけれど
地面の状態が悪く、2階ホールでの開催となりました
今日は、ウッドデッキに出てみます!
木や空が少し近く感じられます
季節の変わり目には体調不良にもなりやすいものです
今日も、ゆっくりと自分のリズムで
身体を動かして整えて行きましょう
首を回します
足首を、たおす、回す
ぐー・ぱー・ちょきと足の指でじゃんけん!
身体を感じてみましょう
固まっている筋肉がほぐれて
血流がよくなっていきませんか?
あお向けになって足をかかえてゆらゆらします
背中、腰をゆるめます
シャバアーサナ(屍のポーズ)でリラックス
ヨガの大切なボーズです
ボーズをとった後のリラックスがとても大事なのです
緊張と弛緩
その繰り返しが心身のリラックスを促します
腹式呼吸を行います
イメージを使ってみましょう
息を吸うとお腹の風船が膨らみ
吐くとしぼんでいきます
ゆっくりと意識しながら呼吸をすることで
血行促進、免疫力アップ、自律神経の調整などなど
いろいろな身体の変化へとつながります
立ってみましょう
足の裏の重心を移動してみましょう
今、どこに重心がかかっていますか?
木のポーズ
周りを見てみましょう
木がたくさんありますね
大地に根を張っています
同じように地に足をつけて立ってみましょう
勇者のポーズ
前の足はまっすぐ
後ろの足は少し斜めです
見た目よりもバランスをとるのが難しいのです
毎回、同じポーズや動きをしても
繰り返し行っているうちに
微妙な変化に気づきませんか?
大切なのは続けることですが
実はそれが一番難しいのです
ひとつでもいいので簡単なポーズを
毎日やってみましょう、とのお話でした
テレビを見ながら
布団の中で寝る前に
椅子に座りっぱなしで疲れたときに
足の指のぐー・ちょき・ぱーなどの動きを
思い出したらやってみてくださいね
ゆったりとしたさまざまな動きを繰り返し
そんなに必死に運動したわけでもないのに
心も身体もぽかぽかとあたたまってきました
リラックスタイムの頃には青空が!
あっと言う間の90分でした
気持ちよかったあ💕
本日のお茶はハギ茶です
前回のクズの花に続いて
秋の七草シリーズ
婦人病のめまいやのぼせに効果的といいますが
ほんのりと甘い味もおいしいものです
おまけにガマズミのジュースも作ってみました
今日も、自然の中の植物たちが持っている力を
おすそわけしていただきます
たくさんの恵みにも気づいてみてください
そして、癒しのオカリナ演奏💕
『見上げてごらん夜の星を』
ヨガの後の心と身体に染み入ります
ありがとうございました
次回は11月10日
秋の部の最後です
多くの方のご参加をお待ちしております
晴れますように💕
毎年恒例イベント
シジュウカラの巣箱作り
お天気も良いので正面ポーチで開催です
スズメさん用ではないのですが
こんな感じに入ってくれるかなあ?
・・・ちょっとミチミチですねwww
作業台を並べて、道具を出して
板など準備していると
さっそくご家族が来て下さいました
スタッフ一同、心の中でバンザイです
杉板を切るところから始める?
設計図見て線も引いてみる?
キット(裁断済み)で組み立てから入る?
など作戦会議!
ではではキットで始めましょう
パーツは9つ、作り方を説明して
入り口の穴を開けます
直径は28mm
これはシジュウカラの頭骨の大きさです
木に取りつける背板にも穴を開けて
準備完了!
さあ、釘打ちです
お姉ちゃんと妹さん
かわりばんこにトントン、トントン!
壁がついた!底もつけた!背板もトントン
お屋根は手入れできる様に蝶番をつけて
カラスや小動物に悪戯されない様に
うわあ、立派な巣箱が完成です
ご夫婦も立ち寄って下さいました
キットで挑戦です
釘を打つ場所、板を合わせるところ
一つ一つ寸法を取り、印をつけ
丁寧に丁寧に仕上げていきます
感動の手つき
そんな時、すぐそばの枝に
シジュウカラがツピツピ♪と覗きに来ました
おらのお家しっかり作ってね!
と言いに来たのでしょうか(笑)?
かなりのプレッシャーを感じます
見事な巣箱が出来上がりました
奥様曰く、帰ったら炙って高級感出そうかしら?
うわああ、そんな巣箱も見てみたい!
予約いただいていた親子連れ
なんと杉板に線を引くところから始めます
これは野鳥クラブとしても師匠(部長)の出番
設計図を見ながら鉛筆、曲尺で奮闘!
お母さん曰く、工作系が大好きでやってみたかったとの事
もちろんノコギリもギコギコ
大人顔負けのスムーズさ
金槌を叩く姿は楽しそう♪
完成品を持って師匠と記念撮影
小さな娘さんもキットで挑戦
パパと一緒に金槌をトントン
楽しそうに叩きます
スタッフも一つ一つ丁寧に説明し
一緒に組み立てました
そしてイラストタイム
マジックペンで色々と描いてもらって
小さな笑顔が満足そう
お家はマンションとのことで
県民の森に設置することになりました
脚立持って場所を探しますここがいいかな?あっちはどうだろう?
ここはどう?
シジュウカラ、気にいってくれるかな?
来年の春が楽しみですね
あっという間に終了時間
皆さん手際よく作って下さいました
つける場所の説明書を添えて
この時期設置すれば冬の間に下見してもらって
早春にご入居の運び!の予定です
皆さんの巣箱、気に入ってもらえます様に!
ご参加、ありがとうございました
次回は待ちに待った野鳥観察です
11月16日 9:00 中央記念館スタートです
どんな鳥たちが観察できるでしょうか?
紅葉も残ってくれていると良いですね
皆さんのご参加をお待ちしています
9月20日(土)
夏休みを挟んで『県民の森ハイク』が
再開する予定でした。
が、朝から空の模様が悪く
お客さまが集まらず
残念ながら中止となってしまいました。
せっかくスタッフが集まったのに
そのまま解散するのも残念だということで
スズメバチの季節でもあるということで
急遽、県民の森管理事務所所長を講師に
ポイズンリムーバーの使い方講習と
スタッフの自主研修会を行いました。
これがポイズンリムーバーです。
使用にはいくつかのコツが必要であることを
再認識しました。
応急処置セットには
その他にも経口補水液や抗ヒスタミン剤、
絆創膏などが用意されており、
一つ一つ使用方法を再確認しました。
県民の森ハイクを実施時、
スタッフは緊急事態に備えて
応急処置セットを携帯しています。
幸いなことに応急処置セットを
使用する事態になったことはありません。
逆に言えば、応急処置が必要なときに
使用できないと大変ですので、
今回応急処置の講習会を行う機会を持てて
とても良かったと思いました。
講習会の後、県民の森内で自主研修を行いました。
菅の沢ため池や2号遊歩道で
様々な湿地の植物を観察することができました。
ツリフネソウ
タコノアシ
キツリフネ
その他にも9月の花をたくさん観察できました。
センニンソウ
キツネノマゴ
ヤマジノホトトギス
さて、10月の県民の森ハイクは
10月18日(土)に行われる予定です。
スタッフ一同鋭意準備中です。
たくさんのご参加お待ちしております。
県民の森ハイク〜ひっつき虫を楽しもう〜
日 時 :10月18日(土)9:30〜12:00
集合場所:県民の森中央記念館
参加費用:300円(保険料・資料含む)
申込不要。荒天の場合は中止になります。
スタッフ、調子に乗って2回目開催!
秋のトンボを中心に・・・と思ったのですが・・・
アキアカネとナツアカネとノシメトンボしかみつからない〜〜!
と言う訳で(どういう訳?)
行き当たりばったり!
出会ったムシを観察しましょう!
そして、一番大切なこと
県民の森は「採取禁止」になっています
動植物(すべての生き物)などの
持ち出し、持ち込みは禁止です
捕まえた生き物たちは観察したら
自然に戻してあげようね!
今回は、まず、外にあるトイレの向こう側
アベリアの生垣に向かいます
アベリアはお庭に植える低めの木です
刈り込んでも丈夫で花の時期も長く
よく生垣に使われます
とても良い香りの花でいろいろな虫たちが
集まってきます
夏はいろいろな種類のアゲハチョウが集まります
見ていて飽きません
で、今日のお目当ては
ホウジャクの仲間たちです
ここによく集まるのは
ホシホウジャク
ヒメクロホウジャク
ハチドリのように空中でホバリングして
長い口で蜜をすいます
ハチと間違えてしまうことも多いのですが
ガの仲間です
他にもたくさんの虫たち!
ここは虫の宝庫です
悲鳴があがりました
スズメバチです
そう!ここにはスズメバチもやってきます
むやみに驚かせなければ
じっくりと観察できますよ
蜜を吸うほかに、アベリアの花に集まる虫たちを
狩りにきているようです
お目がクリっとしていて
翅が戦闘機のようなチャバネセセリ
ナツアカネ
クサキリ
コオロギ
セスジスズメの幼虫
ヘクソカズラについていたのかな?
成虫はこんな感じ!
これはケヤキハフクロフシ
でも、今の季節は中はからっぽかな?
ケヤキヒトスジワタムシの虫こぶです
よくわからないイモムシ
もぐっちゃいました!
ナメクジは割れ目の奥でよく見えず・・・
次から次へといろいろな虫を発見する子どもたち
次の場所へ行けませんwww
なんとか、芝生広場へ移動します
芝生広場にもたくさんの虫!
オオスカシバの幼虫も発見
先ほどのホウジャクの仲間です
大きくなるとこんな感じ
この子は県民の森で羽化した子です
あ!作業場のところには
たくさんのアリジゴクが・・・
それっ!とばかりに捕獲部隊出動!
てんやわんやの大騒ぎの挙句に
ようやく一匹を確保
アリジゴクは大きくなると何になるか知っていますか?
ウスバカゲロウになるんですよ!
写真は中央記念館保管のものです
巣に刺激を与えて、エサがきた!と
勘違いしたアリジゴクが出てきたところを
捕獲するのが一番確実です←遅い説明m(_;_)m
割りばしなどでちょんとつついて釣り上げるのが簡単です
ニホンアカガエル
カナヘビ
今の時期、カナヘビはチビちゃんが多いです
え?カナヘビのしっぽが切れた?
どれどれ、いつまで動いているか
ボトルに入れて観察しましょう
虫取りのときには
ムシカゴもいいのですが
こんな透明なボトルがあると
観察しやすいので便利です
写真は参考例:キアゲハの幼虫です
さて、カナヘビの切れたしっぽだけがうにうにと動いていますね
こうして、敵をだまして本体は生き延びるのです!
手に持っていたカナヘビのチビが入っているボトルに
しっぽをいれると・・・ありゃー!?
食べちゃった!
そして、大カマキリがはいっていたボトルに
カナヘビのチビを一緒に入れてしまったら・・・
これまた、食べちゃった!!
生態系とはこういうものです・・・
オオカマキリは最強の昆虫のひとつです
オオカマキリ、オニヤンマ、スズメバチ・・・
どれが一番強いのでしょうか?
さあ、あっと言う間に時間が迫ってきました
トンボ先生たちが採ってきてくれた
珍しい生き物たちを観察に
2階のホールに集まります
あまり、見る機会のない虫たちを
みんなでじっくりと観察
観察した後は、もちろん、放してあげましたよ!
観察が終わると、プレゼントタイム!
アカアシクワガタのペアなどなど
責任をもって飼える人にプレゼントです
じゃんけんにも力が入ります!
2年、生きるので、大切に飼ってあげてください
生き物がもらえなかった人には
ムシムシバッチのプレゼントです
今日は、カナヘビやカエルも入れて
全部で30種類の生き物と会うことができました!
みんなで数えたときは23種類でしたが
スタッフで後から再確認したら
もっとたくさんいたんですよ!!
参加してくれたみなさま
ありがとうございました
スタッフ一同
めいっぱい楽しんでしまいましたが
みなさまも楽しんでいただけましたでしょうか?
来年度も是非!
開催したいと思っております
よろしくお願いいたします!
◆だいやまーく追記◆だいやまーく
さきほど、カナヘビのしっぽを
共食い(?)したチビカナヘビは
しっぽがおおきかったようで
お腹が四角くなっておりましたwww
もちろん、芝生に帰してあげました