今年の春節(旧正月、今年は2月8日)期間中、北京の人々はどんなことにお金を使う予定だろうか。北京市統計局、国家統計局北京調査総隊がこのほど発表した春節に先立つ調査によると、世帯の20%が「消費支出が大幅に増える見込み」とし、67.1%は昨年と「変わらない」とし、12.9%は「減少する、またはよくわからない」と答えた。約半数が旅行に出かけると答え、費用は1万元(1年は約17.9円)以上だという。「北京晩報」が伝えた。
調査の対象となった8つの消費分野の中では、伝統的な消費項目が依然として上位に並んだ。親孝行と親族・友人訪問が88.0%でトップ、2位は外食・グルメだった。新しい消費分野では、観光・レジャー、娯楽・エンターテインメント鑑賞、静養・ヘルスケアを選んだ人がいずれも17.0%前後に達した。
分野ごとの消費でどの価格帯が多いかをみると、観光・レジャーで最も多いのは1万元以上、外食・グルメ、衣類・靴類・帽子類、親孝行と親族・友人訪問はそれぞれ1千〜5千元だった。
観光・レジャー消費のうち、家族での海外旅行および香港地区・澳門(マカオ)地区・台湾地区への旅行が27.3%、家族での他の省・自治区・直轄市への旅行が52.9%、近郊エリアへの日帰り旅行が10.2%だった。調査によると、収入が上がるほど目的地が遠くなる。高所得世帯のうち、他省区市への旅行、海外旅行、香港・澳門・台湾地区への旅行を選んだ割合は計86.3%に上り、低所得世帯に比べ34.9ポイント高かったという。
消費チャンネルをみると、都市部住民の79.7%がスーパーマーケットを第一に選び、2位は通信販売の51.5%だった。農村部住民はスーパーがトップで67.2%、次は卸売市場での買い物で53.0%だった。学歴別にみると、大学院以上の世帯では春節の買い物で最もよく利用するのは通販で79.4%に上り、中学校以下の世帯ではトップはスーパーで70.1%だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月4日