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バージョン: 20 R10 BETA

IDLE

IDLE

このコマンドは引数を必要としません

説明

IDLEコマンドは、コンパイラと一緒に使用する目的だけに作成されたコマンドです。このコマンドは、4Dエンジンに呼び出しが戻らないように書かれたメソッド中で、コンパイルされたデータベースにおいてのみ使用されます。例えば、ループ内にまったく4Dコマンドを含まないForループを持ったメソッドを実行している場合、ON EVENT CALLでインストールされた割り込みメソッドでそれを中断することはできませんし、ユーザが他のアプリケーションに切り替えることもできません。このような場合、IDLEを挿入して、4Dがイベントをトラップできるようにします。割り込みを起こしたくない場合は、IDLEコマンドを記述しないでくだくさい。

例題

以下の例は、IDLEを使用しないと、コンパイルしたデータベースでループから抜け出すことができません:

 // Do Something Project Method
ON EVENT CALL("EVENT METHOD")
<>vbWeStop:=False
MESSAGE("Processing..."+Char(13)+"Type any key to interrupt...")
REPEAT
// 4Dコマンドを呼び出さない何らかの処理を行う
IDLE
Until(<>vbWeStop)
ON EVENT CALL("")

EVENT METHODは以下のとおりです:

 // EVENT METHOD Project Method
If(Undefined(KeyCode))
KeyCode:=0
End if
If(KeyCode#0)
CONFIRM("Do you really want to stop this operation?")
If(OK=1)
<>vbWeStop:=True
End if
End if

参照

ON EVENT CALL
コンパイラコマンド

プロパティ

コマンド番号311
スレッドセーフである

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