メインコンテンツまでスキップ
バージョン: 20 R10 BETA

CANCEL

CANCEL

このコマンドは引数を必要としません

説明

CANCEL コマンドは以下の目的で、フォームあるいはオブジェクトメソッド (またはそこから呼ばれるサブルーチンで) 使用されます:

  • ADD RECORDMODIFY RECORD を使用して開始されたレコードのデータ新規あるいは更新入力をキャンセルする。
  • DIALOG コマンドで表示されたフォームをキャンセルする。
  • DISPLAY SELECTIONMODIFY SELECTION でレコードセレクションを表示したフォームを閉じる。
  • Print form コマンドで印刷されようとしているフォームの印刷をキャンセルする (後述)。

データ入力のコンテキストで、CANCEL はキャンセルキー (Esc) を押したのと同じ動作をします。

CANCEL は一般的にメニューコマンド選択結果として実行されます。またCANCEL は"アクションなし"ボタンのオブジェクトメソッドで使用されます。

またOpen window コマンドのオプションのクローズボックスメソッドでもしばしば使用されます。ウィンドウ上にコントロールメニューボックスがあれば、コントロールメニューボックスをクリックまたは閉じるメニューコマンドが選択されたときに実行されるメソッド中でACCEPT または CANCEL を呼び出すことができます。

CANCEL を実行待ちのキューに追加することはできません。イベントへのレスポンスとしてメソッド中で2つのCANCEL コマンドを実行しても、1回実行したのと同じ効果しかありません。

最後に、このコマンドはPrint form コマンド使用時にOn Printing Detail フォームイベントで使用できます。このコンテキストでは、CANCEL コマンドは印刷しようとしていたフォームの印刷を一時的に停止し、次のページから再開します。このメカニズムは印刷スペースがなくなったときや、ページブレークが必要な時に使用できます。

Note: この処理はすべての印刷待ちフォームをキャンセルするPAGE BREAK(*) コマンドとは動作が異なります。

ヘッドレスモード

CANCEL コマンドは、VP Run offscreen area あるいは WA Run offscreen area で作成されたオフスクリーンエリアのコンテキストならば、ヘッドレスモードでも使用ができます。

例題

SET PRINT MARKERの例題を参照

システム変数およびセット

CANCELコマンドが実行される (フォームや印刷がキャンセルされた) とシステム変数OKは0に設定されます。

参照

ACCEPT
PAGE BREAK
Print form

プロパティ

コマンド番号270
スレッドセーフである
システム変数を更新するOK

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /