ダムの整備で大都市の渇水被害が軽減

首都圏、近畿圏などの大都市では、都市用水の需要が大きく、かつては渇水の時に大きな被害が生じていましたが、河川の上流にダムが整備され、その効果によって最近はかなり被害が軽減してきています。首都圏と近畿圏について、以前との比較をしてみました。国土交通省河川局のホームページを基礎資料として使用しました。
しかく首都圏

首都圏では、昭和38年から39年にかけての東京五輪渇水で513日の給水制限があり、生活や産業に大きな影響がありましたが、その後ダム等が整備され、より厳しい少雨であった平成8年の首都圏渇水では、水道の使用量は1.6倍になったにもかかわらず給水制限は大きく減少し、41日ですみました。

しかく近畿圏

近畿圏では、昭和53年の琵琶湖渇水のときは161日の給水制限がありましたが、その後ダム等が整備され、より厳しい少雨であった平成6年の列島渇水では給水制限が44日に減少しました。

(2003年10月作成)
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