「ダム建設にあたり、工事中に温泉に影響が出ていないか週2回調査孔の地下水を観測確認し、またダムサイトが民家から100mと近接しているため騒音・振動等への配慮、さらに洪水吐トンネルとJR浅虫トンネルとの交差部はその間隔1.8mと極めて狭いため列車の安全走行を第一に配慮し、施工しました。ダム施工において、ダム工学会、技術賞を受けました。」さらに、三戸所長は、完成したダムの住民における利活用について、
「浅虫ほたる湖と名付られたダム湖は海から1kmより離れていないため展望台から睦奥湾が望め、小鳥の憩い場となり、また、ダム湖一周道路は約2km程あり、地元住民、温泉客の散策及びジョギングコースと利用され、設置した多自然型魚道へはホタルを呼び戻そうとカワニナを放流、遡上してくる魚類も観賞できるように整備された。」と、述べている。