埋設型枠 (まいせつかたわく)
面状工法で横継目、縦継目に使われる埋込型の鋼製型枠のこと。解体、移動の手間を省略できるので、工程短縮の効果があります。
埋設型枠 (まいせつかたわく)
打ち止め型枠の一種で埋め込み式打ち止め型枠ともいいます。鉄板を鋼材で補強して型枠面をつくり、コンクリートを打設する側に鉄筋を引っ張り部材として、前回のコンクリートに埋め込んだアンカー鉄筋に溶接して型枠を形成します。
埋設計器 (まいせつけいき)
施工管理、安全管理、構造解析を目的としてダム本体困難で、計器の埋設やケーブルの保護、接続等については細心の注意を払う必要があります。設置される計器類としては、温度計、ひずみ計、無応力計、応力計、継目計、間隙水圧計等があります。
マネジメント技術活用方式 (まねじめんとぎじゅつかつようほうしき)
マルティプルアーチダム (まるてぃぷるあーちだむ)
満水面積 (まんすいめんせき)
かんがい用ため池が満水になったときの水面の面積をいいます。ダムでは、非洪水期の常時満水位における面積のことをいうことが多いようです。
水資源開発基本計画 (みずしげんかいはつきほんけいかく)
水資源開発促進法に基づいて、水資源開発水系について策定される水資源の開発と利用の合理化に関する総合的な計画。通称フルプラン。水資源開発水系としては、現在、利根川水系、荒川水系、豊川水系、木曽川水系、淀川水系、吉野川水系、筑後川水系の7水系が指定されています。
計画には、?@水の需要の見通しと供給の目標、?A施設の建設に関する基本的事項、?Bその他の重要事項、が記載されます。現在、6計画(利根川・荒川水系は2水系で1計画)が策定されています。
水資源開発水系 (みずしげんかいはつすいけい)
水資源賦存量 (みずしげんふそんりょう)
水とのふれあいフォトコンテスト (みずとのふれあいふぉとこんてすと)
水の週間の行事の一環として毎年行われている写真コンテストです。通常8月初めに行われる水の週間記念式典で受賞者の表彰があります。水の週間実行委員会の主催、国土交通省、東京都などが後援。平成15年には、第18回が実施され、一般部門に2065点、デジタル部門に196点の応募があり、その中からグランプリ(1名)、優秀賞(3名)、特別賞(1名)、特選(5名)、入選(30名)が選ばれました。(→知識を深める:第20回「水とのふれあいフォトコンテスト」受賞作品)
水の週間 (みずのしゅうかん)
水の週間・水の日 (みずのしゅうかんみずのひ)
水資源の有限性、水の貴重さ、水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるため、昭和52年5月31日の閣議了解により「水の日」を設けられました。「水の日」は毎年8月1日とし、この日を初日とする一週間を「水の週間」として、この週間には、ポスターの掲示、講演会の開催等の行事を全国的に実施することになっています。
中央行事としては、例年東京で、記念式典、展示会、ウォーターフェアー隅田川レガッタなどが行われています。
水の華 (みずのはな)
淡水域で植物プランクトンの異常増殖によって水の色が変化する現象をさした言葉です。水の色は増殖する植物プランクトンの種類によって異なります。藍藻類によって水面に緑青色の膜ができたり、抹茶をまいたようになるものはアオコと呼ばれます。また、植物性鞭毛虫類によって水面が赤〜褐色になるものは淡水赤潮と呼ばれます。
水の日 (みずのひ)
ミティゲーション (みてぃげーしょん)
英語で「緩和する」という意味を持つ語(Mitigation)ですが、環境の分野では人為的行為が自然環境に与える影響を緩和する諸々の措置のことを指します。この考え方は、元々1970年代後半にアメリカで環境政策の一つとして導入され、ヨーロッパでも自然を保全するための手法として採り入れられています。
無限軌道 (むげんきどう)
目地 (めじ)
大きなコンクリート構造物に作られる継目。膨張、伸縮、反りなどをある程度自由に起こさせることによって、応力を軽減し、ひび割れの発生をを防ぐ役割を持っています。
目地切り機 (めじきりき)
面状工法 (めんじょうこうほう)
猛禽類 (もうきんるい)
獲物を捕らえるために、その体を進化させた鳥で、タカとフクロウの仲間に分けられます。いずれも、生態系の頂点に位置する生き物です。狩りをするために、よく見える目と、鋭い爪とくちばし、強くて丈夫な脚を持っています。ダムの建設地周辺にも、イヌワシ、クマタカなどが生息していることがあり、これらについては、貴重猛禽類として継続的な調査の実施、各種の保護対策などが行われます。(→日本のダム:イヌワシ・クマタカ・・・)
猛禽類調査 (もうきんるいちょうさ)
ダムの建設が猛禽類の生息にどのような影響を与えるかを予測するために行う調査で、猛禽類の生態などを調べます。
モータグレーダ (もーたぐれーだ)
モニタリング調査 (もにたりんぐちょうさ)
環境監視調査。ダム建設後、ダム建設が水質や自然環境などの環境要素に影響を及ぼしていないかどうか、定期的な調査あるいは自動観測器を用いた調査により監視することです。
森と湖に親しむ旬間 (もりとみずうみにしたしむじゅんかん)
森と湖のある風景画コンクール (もりとみずうみのあるふうけいがこんくーる)
モルタル (もるたる)
セメントと細骨材とを水で練り混ぜたもの。
コンクリートダムの打設の際には、岩盤上や古いコンクリートの上にモルタルを敷均し、その上に新しいコンクリートを打ち込みます。また、法面保護工においてはモルタルをエアで法面に吹き付けます。
打継面モルタル敷均し−こまちダム
打継面モルタル敷均し−つづらダム
打継面モルタル敷均し−灰塚ダム
門形クレーン (もんがたくれーん)
油圧ショベル (ゆあつしょべる)
油圧で動くパワーショベル。日本で最初の油圧ショベルは昭和36年に作られ、「ユンボ」という名だったために、今でもユンボと呼ぶ人もいます。
油圧ブレーカ (ゆあつぶれーか)
有効貯水容量 (ゆうこうちょすいようりょう)
有スランプコンクリート (ゆうすらんぷこんくりーと)
RCD工法では超硬練りのコンクリートが使われ、固まる前の柔らかさを示すスランプの値がゼロですが、これに対して、ゼロではないコンクリートをいいます。固まる前に一定の柔らかさを持ったコンクリートで、打設の際にバイブレータで締め固める通常のコンクリートと考えていいようです。
養生 (ようじょう)
打設したコンクリートが強度などの所定の品質を備えるよう、十分固まるまで、適度な温度と湿度を確保し、外力が加わらないよう保護すること。スプリンクラーで散水したり(散水養生)、池のように水を貯めたり(湛水養生)、シートで覆ったりするなど状況に応じ様々な方法があります。
湛水養生−稗原ダム
シートによる養生(越冬養生)−深城ダム
湛水養生−三河ダム
揚水式発電 (ようすいしきはつでん)
揚水発電 (ようすいはつでん)